出典:66手目の局面
図は増田四段が飛車取りがかかった忙しい局面で香を走って藤井玉に王手をかけてきたところ。先手が普通に▲8七歩と打つと、△同香成▲同金△7七香成▲同桂と精算して、△7九角と強引に飛車成りを狙っていく展開が予想されます。
別にその展開でも右辺に逃げていけるので先手が悪いわけではありませんし、飛車と香2枚が直射している状況では多少攻め込まれるのは仕方ない、と思われましたが…。
観戦者に衝撃を与えた、藤井聡太の妙手・名手 10選(中学生編)
2018年3月に中学校を卒業した藤井聡太六段ですが、プロデビューしてからわずか1年半の間にいくつもの妙手(名手)を見せてくれました。この記事では、その中から『中田戦の5五歩』や『広瀬戦の4四桂』など、特に衝撃的だったものを10手選び抜き、1手1手、なぜ衝撃的だったのかを解説していきます。
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