2018年11月10日から11日に高校2、3年生を対象にして大学入学共通テスト試行調査(プレテスト)が実施されました。この記事では国語の問題に関する受験者や教育者の反応をまとめています。「問題量が多すぎる」「問題の内容は革新的で面白い」「難しいが適切な準備をすれば対応可能」などの声が。
目次
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大学入試共通テストのプレテスト。国語、内容も大きく変わったが、問題量が多すぎないか?
— 池田 修 (@ikedaosamu) Nov 11, 2018
mainichi.jp/ch171294103i/%…
まだ国語しか問題見てないけど、作るのも解くのも採点するのも大変そうやな
— 旦那はん@文科省推奨健全垢 (@schwarz_drache_) Nov 11, 2018
センターがどんどんと予備校の模試みたいになっていくな
大学入試共通テスト試行調査(プレテスト) - 毎日新聞 mainichi.jp/ch171294103i/%…
国語のプレテスト、出題意図は分からないでもないし、面白い問題もあるのですが、なぜ去年も言われていた「解答時間がぜんぜん足りない」という点をまったく改善できていないのか、私はむしろそこの理解に苦しみます。思考力や表現力を試すのであるならば、時間は余るほど与えてしかるべきです。
— 国語教師@言の葉の館 (@kotonoha_yakata) Nov 10, 2018
プレテスト国語、たぶん共通テストは長文記述が捨て問になって、実用文の情報取捨の速読合戦に、古文漢文は古典常識の詰め込みになるオチ。
— ..1△1.. (@x1o1x) Nov 11, 2018
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朝のチェーン店で、定年は過ぎたとおぼしき紳士が新制度入試の国語プレテスト問題をひととおり解いていた。指導の準備か、はたまた作成に関わる側か。しかしこれ、わたしでも読んでてウンザリするくらいだから、受験する生徒たちは「国語回避」に動くのではないか。
— Tokasuka (@hyeroro) Nov 11, 2018
プレテスト受けたんだけど、
— アット# (@fostar1022) Nov 10, 2018
数学は置いといて国語めっちゃ良かったなー!
古文と漢文は知らんけど、現代文の「何文字以上で書け〜」ってのはすげく良かった。
私もそれで受験したかったなあ。
国語のプレテストを少し読んでみたが、正答率をあげるために誘導尋問みたいになってるな。これで考える力が測れるのだろうか?出題者の意図を考える能力はつくだろうが
— Kazumi Watanabe (@130watanabe) Nov 11, 2018
#大学入学共通テスト 第2回試行調査の #国語 問題を見た。第1問に関しては、文化に関するテーマを扱うという点で大幅に改善された。複数の著者の文章を読ませるのは新しい試みだ。ただ全体的に、情報処理のスピードを測る面が強く、じっくり思考する面が十分に測られないという心配が残る
— 山下景秋 (@kageyamashita) Nov 11, 2018
#教育
これまでサンプル問題もプレテストも、さかのぼればその前のモニター試験においても、ずっと記述式はいわゆる「実用的な文章」、実際には無署名の、作成委員会による仮想作文を素材にしてきました。そのように全員が受けとめたはずです。ところが今回は署名入りの既存の評論から取ってきたのです。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
「実用的な文章」という定義の曖昧な言葉を用いながら、前回までのような文章もあり、今回のような評論もありというふうになると、どちらの傾向が本番で出るのか分からない。試験問題としてはレベルがあがっても、そうしたコンセプトに疑問があります。個々の問題についてはもう少しあとで。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
今回の試行テストについての紅野謙介さんのコメント。国語テスト迷走の原因は、「実用的な文章」とか「論理的な文章」といった概念の不用意な使用ではないでしょうか。 twitter.com/konokensuke/st…
— 阿部公彦 (@jumping5555) Nov 11, 2018
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大学入試共通テスト試行調査(プレテスト) - 毎日新聞
— いかすみ (@k_ikasumipowder) Nov 11, 2018
これ統一的な基準で国語採点できるのかな mainichi.jp/ch171294103i/%…
【プレテストの感想。国語編】
— ゼロゼロ (@xRYktXfIrQKuE7S) Nov 11, 2018
・具体例を模範解答にする記述問題
・字数超えても点数になる記述問題
・評論読まなくても解けるレベルの国語現代文
・割と読む方が馬鹿なのでは?↑
・古文が以外にダルい
・まさかの物語文ではなくエッセイ!?
・しかもエッセイに詩が付属??WHY?
・漢文時間がねえ
プレテストの国語の記述、1つでも読み逃すと評価だだ下がりなのガチできっつい
— ゼロゼロ (@xRYktXfIrQKuE7S) Nov 10, 2018
センター試験に戻ったという評価もあり、よかったという声もあがっていますが、この問題をマークシート式の試験にしても十分面いいでしょう。誤答の選択肢の作り方もいろいろありえます。それこそ採点の効率性もいい。内容的にも記述式より悪くなるとは思いません。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
採点の難しさを意識したのか、細かく点数化せず、「総合段階」という組み合わせで評価しようとしています。低い正答率や採点の誤差が直接に反映しないような工夫だと思いますが、逆にそれだけ採点に不安を抱えているということの証左とも言えるのではないでしょうか。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
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プレテストおわった。
— はやとと。 (@haya_to_to) Nov 10, 2018
国語はいつものセンターより簡単だったけど、数学がめちゃくちゃ難しかった( ´;゚;∀;゚;)
プレテストの国語難しすぎるwww
— ⋆͛*͛*✭松村りんご⋆͛*͛*✭ (@7apple_swim) Nov 10, 2018
プレテスト所感
— じむ (@Euler314159265) Nov 10, 2018
【国語】
・会話文がクソめんどい
・随筆と詩が哲学
・古文鬼すぎる
・具体例書いて丸にするなよ
・なぜ字数制限を無視しても点が入るのか
【数学】
・普通に良問が多い
・会話文が((ry
要するに浪人したらまずい
『プレテスト(センターが変わるからそれに向けての実験テスト)感想』
— リットン (@036get) Nov 10, 2018
国語
・自分で考えないと書けない
・答えが見つからない
・生徒と先生の会話が長い
・良問すぎて全部間違いに見える
・一問一答が全くと言っていいほどない
・漢字が救いに見える
浪人したくない絶対浪人したくない
ある程度の学力のある生徒は、既存の入試対策+αで十分対応できるレベルだろうと思います。どういう生徒を日々相手しているのかによって、このテストに対する立場が異なるのかなぁとは思う。
— 国語科教員 (@coda_1984) Nov 11, 2018
猿でも分かる新テスト対策のプロセス
— 垣内 玲 (@R_Kakiuchi_0921) Nov 11, 2018
①難関公立高校・AO入試の問題・慶應等の小論文・国立二次試験等を使って読解力記述力を高める
②信州大学や岩手大学の問題を使って図表の読み取りの練習をする
③これから予備校が無限に作るであろう新テスト予想問題を解かせる
以上です。
あの問題でてんやわんやしてるレベルの生徒(や教員)は、まずは腰を据えて国立の入試問題を解きましょう。書かなければ読めるようにもなりません。
— 垣内 玲 (@R_Kakiuchi_0921) Nov 11, 2018
「テスト対策」と聞いて、「その問題を解く練習」と考えるから訳わかんないことになるんですよ。
— 垣内 玲 (@R_Kakiuchi_0921) Nov 11, 2018
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11月10日に実施された大学共通テスト2回目試行調査を検索してみた。問題が公開されている。国語の問題を見てみた。古文の問題と漢文の問題は今までと変わらない。国語の問題の古文と漢文は過去問に習熟するのが有効である。古文と漢文で高得点を狙おう。
— 秀島哲雄:時空干渉の人 (@hidesximatecuo) Nov 11, 2018
予告だけすると、記述式は前回までと100%違った。こんな転換をされて、共通テスト対策を出した出版社や書き手たちは唖然としているだろう。もうすでに駿台文庫やいいずな書店からは問題集出てたのに。これを大学入試センターの「転向」と言うべきか。よくなった、しかしダメだというのがぼくの評価。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 10, 2018
中高の入試問題みたいというのは100%間違いなく同意できることですし、私はそれが方針として間違っているものとは思わないです。ただ、これ、「共通テスト」なんですよね。その中に隠された強制性についてはもう少し慎重になっても良いと思います。センターは良くも悪くも問題が「透明」だったんです。
— 国語教師@言の葉の館 (@kotonoha_yakata) Nov 11, 2018
新共通テストの対策云々を考えるのは本末転倒なので愚かしいと言えましょうが(どんな問題でも対応できるように生徒を育てるのが現場の仕事です、これを履き違えてはいけません)、昨年度とこれだけ方針転換をしてきて、教科書会社がそれに対応した柔軟な教科書を作っていけるのか、それが心配なのです。
— 国語教師@言の葉の館 (@kotonoha_yakata) Nov 11, 2018
さて、しめくくり。今回のようなテスト問題を初めに出して、論議してもらえばよかったのです。むしろ、ようやくスタート段階に来たように思います。これまでのものがあまりに稚拙でした。連続性もありますが、それくらい大きな変化が前回と今回の「国語」のあいだには見られます。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
これでほんとうにいくのか、ふたたび前に戻ることはないのか、わからないまま共通テストに突入でいいかどうか。これまでの問題の反省がないと迷わされてしまいます。せめて実用的な文章「も」ありえますが、基本のフォーマットはこれで行きますと宣言してほしいと思います。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
「現代の国語」「言語文化」の必修だけでは到底、この共通テストは乗り切れません。「論理国語」「文学国語」「古典探究」を組み合わせ、新指導要領にある4単位指定に縛られることなく、カリキュラム・マネジメントをして増減しないと高校生は大混乱になるとだけ言っておきましょう。おしまい。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
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プレテストの国語で、川添愛『自動人形(オートマトン)の城―人工知能の意図理解をめぐる物語』が引用されている。
— muratak (@emptst) Nov 10, 2018
さて、個々の問題を見てみます。まず第1問。鈴木光太郎、正高信男氏のそれぞれの評論からの出題。これにあとで川添愛氏の文章が加わる。発達心理学や自然言語処理の学者によるエッセイで、無署名の作成委員によるこれまでの問題文よりはるかに優れた選択である。「ヒトと言語」というテーマもいい。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
新聞にも第1問は掲載されたので、要確認。問1は適切かつ平易な設問で、おそらく正答率は高い。問2も悪くはないが、よく読むと「初期の指差しと言語習得」をめぐるノートの展開が不十分ではないか。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
「→」が思考の推移を表すとすると、初めは子どもが「ある単語を耳にする」。そこで「子どもは無数の候補の中から適切な一つを選ぶ必要が生じる」。ところが、このあと「しかも/大人は」とあって空欄になる。大人はひとつひとつをこれは何々と指差して教えてくれない、「だから」という流れになる。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
でも、これはピースが一つ抜けている。「しかも」の前に、無数の候補の中からある単語にあたる対象を選ばなければならないのに、選ぶことができない、分からないというプロセスが必要。小さなことだけど、論理的思考の流れに飛躍があるので、ほんとうは回答しにくいのではないか。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
問3は、鈴木、正高の評論に、さらに川添の評論の一節を組み合わせ、指差しと記号と指示対象をめぐる考察に結びつけようという設問。これはかなりいい問いだと思うが、80〜120字という文字数はかなりの分量に及ぶため、正答のバラエティも多く、採点が困難だろうと推測される。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
よく見ると、地図上の諸記号が何を指すかのルールを話し手と聞き手が共有しているから理解が成り立つという前提は不要と禁じ手にしています。そこで受検者は考えをめぐらさなければならない。前の評論を読み直し、そこで他者の視点を想像するということに気づく。そのようにもっていこうとしています。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
誘導ともいえますが、与えられた材料のなかで複雑な思考と判断を要求される問いです。しかし、同じ試験でも大学入学共通テストとなると、量的条件が質をゆがめないかという問題が発生します。基準を明確にしたといいますが、採点となるとかなり大変な作業ではないかと思います。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
地図を例にしろといっても、地図のどの要素をあげるかは受検者任せです。正答例1〜3もバラエティがありますが、相当な幅をもつでしょうし、その得失点差をどう公平にしたらいいか、採点者は苦しむでしょう。設問の質がよくなることと、共通テストに記述式を持ち込むことの矛盾がここに現れています。
— 紅野謙介 (@konokensuke) Nov 11, 2018
新共通テストのプレテスト国語第1問(記述)を見た。初見感想。
— RochejacMonmo (@RochejacMonmo) Nov 11, 2018
採点基準を非常に緩く設定することで得点を出しやすくする
ことを最優先に考えた出題。これは識別力を犠牲にして平均得点の上昇を企図したものではないか。
また、問題の曖昧さを採点基準の緩さで糊塗する底意も見え隠れしていないか。
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新共通テストのプレテスト国語第1問の記述式問題。
— RochejacMonmo (@RochejacMonmo) Nov 11, 2018
この採点基準の緩さは噴飯物だ。これだとまともに考えた受験者と、本文中の記述を殆ど機械的に拾い出しただけの受験者を識別できない。
これはちょっと酷すぎやしないか。
新共通テストのプレテスト国語第1問の記述式問題。初見感想6個。(見落としがある可能性大^^;
— RochejacMonmo (@RochejacMonmo) Nov 11, 2018
(1)問1の採点基準が酷い。「ことばを用いない」はポイントの一つだが、これなしでも満点扱いになる。
(続)
(2)問2設問が曖昧。「子どもは積極的に指さしをする」の根拠を空所にどの程度まで書き込めばいいのかが不明確。大人が対応関係を教えてくれないから即座に指さしになるのか。言語習得前の子どもが大人に要求する方法としての身体的動作による指示行動という記述も重要な条件だと考えられないか。(続)
— RochejacMonmo (@RochejacMonmo) Nov 11, 2018
(3)問2の採点基準が酷い。「一般的な過程」についてまとめているのだから、当然抽象化した説明を要求しているのかと思いきや具体事例でも満点扱いになる。(続)
— RochejacMonmo (@RochejacMonmo) Nov 11, 2018
(4)問3の指示が不明瞭。「例に当てはめて」は例の書き方とどこまでどの程度合わせればよいか判然としない。しかも採点基準ではこの点をほとんど考慮しないため、考え込んだ受験者に冷たい。(続)
— RochejacMonmo (@RochejacMonmo) Nov 11, 2018
(5)問3の解答内容が確定しにくい。地図の取扱いに関する共通理解という観点を設問で排除すると、「理解できる理由」を「他者の視点に立つ能力」に本当に帰着できるか。2つの文章と資料の内容は微妙にずれてていて、設問の後半は、文章と資料の内容から本質的に逸脱しているのではないか。(続)
— RochejacMonmo (@RochejacMonmo) Nov 11, 2018
(6)段階評価は妥当か。
— RochejacMonmo (@RochejacMonmo) Nov 11, 2018
例
・問3で形式的な2条件を守らず内容的には瑕疵のない答案と形式的な2条件は守っているが後半の内容に問題がある答案を同じc評価とするのは妥当か。
・形式的な2つの条件の一方のみを守るかどちらも守らないかで、内容的な3つのポイントは完全でもbとcに分れるのは妥当か。
新共通テストのプレテスト国語第1問の記述式問題。初見感想の追加。
— RochejacMonmo (@RochejacMonmo) Nov 11, 2018
問題自体は、従来の記述式こくご問題に近づいたが、それは同時に、採点基準が第1回のプレテストに比べて質的に高まることを意味している。採点基準は恐ろしく緩く作られているが、(続)
それでも指定された条件に合致するかは、抽象的な記述の当否を判断する必要に迫られる可能性がある。非常に多数の採点者が統一した基準でこれらの問題を採点できるかどうかは、第1回プレテストよりも危険性が増してしまう余地もあるように思われる。
— RochejacMonmo (@RochejacMonmo) Nov 11, 2018
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