飲むヨーグルト市場が縮小し続ける一方で、乳酸菌飲料市場が急拡大しています。昨年10月、明治は「明治ブルガリアのむヨーグルト 900g」の製造・販売を終了しました。さらに森永乳業も同月、「ビヒダス のむヨーグルト」（900グラム）の製造・販売を終了し、「計画に対し思うような実績が得られなかった」と説明しています。

市場全体を見ても、飲むヨーグルトの販売金額は過去6年間で17%も減少しました。この縮小の背景には、乳酸菌飲料への需要の流出があります。特に、ヤクルト本社が2021年に発売した「Y1000」により、乳酸菌飲料市場が急拡大しました。この年、飲むヨーグルト市場は前年比で200億円以上縮小し、その後も停滞が続いています。

一方、乳酸菌飲料は「睡眠の質向上」や「ストレス緩和」など、具体的な機能を訴求しやすい機能性表示食品制度を利用しています。これに対して、飲むヨーグルトのメリットは消費者にうまく伝わっていないと指摘されています。また、飲むヨーグルトは乳酸菌飲料と比べて原価が高く、広告宣伝の費用が限られることも影響しています。

SNS上でも多くの反応が寄せられています。「私は結構好きですが、砂糖なしのプレーンヨーグルト好きな人には甘すぎるのかも」という意見や、「味は好きだけど効果がいまいちわからないからなぁ」といった声があります。また、「900mlでたまに買ってた。美味しいのに・・・そういえば最近見ない気がする」と、消費者が商品の消滅に気付いている様子も見受けられます。

一方で、「えー自分昼時たまに飲むくらいには好きなのに。ガブガブ飲めるのがいいんよね」と、飲むヨーグルトの手軽さを評価する声もあります。しかし、「人工甘味料使い過ぎなんよ全く買わんなったわ」と、添加物に対する不満も見られます。

多くの消費者が慣れ親しんだ飲むヨーグルトが市場から姿を消すことに対して、悲しみや戸惑いを感じているようです。「慣れ親しんだ飲むヨーグルトがなくなるのは寂しい😔ざんねんですが、時代の流れなのかな」といった感想や、「えーーー🙀好きなのに🙀確かによく割引になってるの見かけたりはした🥺」といった声もあります。

このように、飲むヨーグルト市場の縮小と乳酸菌飲料市場の拡大は、多くの消費者にとって身近な話題となっています。今後、飲むヨーグルト市場が再び拡大するためには、商品の価値をうまく伝える戦略や、消費者のニーズに応じた新たな取り組みが必要となるでしょう。

飲むヨーグルトのファンからは、「もっと飲もっと。横に入れれるのなら飲むヨーグルトと牛乳1本づつ入る✨」といった意欲的なコメントも寄せられており、一定の需要は依然として存在しています。これからの市場動向に注目が集まります。