サントリーホールディングスは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)への飲食店の出店を決定しました。万博会場のウォータープラザ西棟に、3つの個性的な店舗をオープンします。
1. 気軽に立ち寄れる「SUNTORY PARK CAFE」
「公園」をイメージしたカフェテリアで、サントリー天然水を使用したプレミアムかき氷や万博限定のBOSSなど、定番商品を万博バージョンで楽しめます。店内には、サントリーの森林整備活動「サントリー 天然水の森」で生まれた育林材を使用した食器を採用し、自然との繋がりを感じられる空間です。
2. 高原のような爽やかな空間「水空SUIKUU(すいくう)」
ダイキン工業との共創により生まれたレストランです。ダイキンの先端技術で、清涼で爽やかな空気を作り出し、高原のような空間を演出します。季節の食材を活かしたコース料理や、サントリーのウイスキー、ビール、ワインなどをアレンジしたオリジナルドリンクを提供します。店内には、ウイスキー樽材で作られた家具を採用し、熟成の時間をゆっくりと味わえます。
3. 未来の食を体験できる「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所 大阪・関西万博 ウォータープラザ店」
近畿大学との産学連携による養殖魚専門料理店です。近大マグロをはじめ、安心安全な養殖魚や、近大の技術で生まれた「サラブレッド魚」を使った海鮮料理を提供します。店内は海底をイメージした幻想的な空間で、水槽で泳ぐ養殖ニホンウナギなどを鑑賞できます。
水と生きる未来へのメッセージ
サントリーは、大阪・関西万博において、「水と生きる」をテーマに掲げ、水と空気の水上スペクタクルショーも開催します。これらの取り組みを通して、水への感謝と、持続可能な未来への意識を高め、来場者に忘れられない体験を提供します。
各店舗は、それぞれ異なる魅力を持つ個性的な空間であり、万博のテーマ「いのち輝く未来社会」を体現する飲食体験を提供します。
サントリーが大阪・関西万博に出店するのは、1970年の日本万国博覧会(EXPO'70)以来、実に55年ぶり。今回の出店は、単なる飲食提供にとどまらず、サントリーの「水と生きる」という企業理念を体現する、未来志向の取り組みとなっています。
3つの店舗は、それぞれ異なるコンセプトを持ちながら、共通してサステナビリティや先端技術を取り入れている点が注目です。特に、近畿大学とのコラボレーションによる養殖魚専門店は、持続可能な食の未来を提案する画期的な試みであり、万博という世界的な舞台で大きな注目を集めるでしょう。
また、ダイキン工業との共同開発による「水空SUIKUU(すいくう)」は、快適な空間を提供するだけでなく、環境問題への意識を高める役割も担います。ダイキンの先端技術で、清涼で爽やかな空気を作り出すことは、地球温暖化が進む現代において重要なテーマです。
サントリーは、万博を通して、水と食の未来について来場者と語り合い、共に考える機会を提供したいと考えています。これらの取り組みが、多くの人々にインスピレーションを与え、持続可能な社会への意識を高めるきっかけとなることを期待しています。