【プリンセス・プリンシパル】劇場版Crown Handler 第1章小ネタ考察
2021年2月11日から公開中の、プリンセス・プリンシパル完全新作続編映画Crown Handlerのゴシップ的な小ネタや考察など。劇場版のネタバレへの配慮はありません。悪しからずご了承ください。
出展:Youtube
Void_Chords feat. Yui Mugino 「LIES & TIES」(Live at MAIHAMA Amphitheater 2019)
Void_Chords feat. Yui Mugino 「LIES & TIES」(Live at MAIHAMA Amphitheater 2019) 『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第1章OPテーマ LIES & TIES ...
調子のいい?大佐
劇場版でもコントロール会議は恒例。
TVシリーズ11話・12話ではジェネラルよりの発言をしていたにもかかわらず、ジェネラルのように更迭されることもなく何事もなかったかのようにコントロールの席に座っている大佐。意外と調子がいい人なのかもしれません。
7も苛立ちを隠せない口調になっています。
チーム白鳩の関係性に変化は?
TVシリーズと同様、アンジェ・ドロシー・ちせは日陰でプリンセス・ベアトリスは日向。
劇場版においてもこの立ち位置(役割)は継続中であることが伺えます。
プリンセスが「私もなにかお手伝いできないかしら?」とアンジェを見て提案するも「だめ」とアンジェがあえなく却下するところも、この時点ではTVシリーズと変わらない展開。
「深夜のカーチェイス、テムズ川に沈められたバス…ちょっとしたミステリーになってるな」とドロシーが話していることから、世間一般では
・アンジェの乗っていた車→警察が追ったが捕まえたらもぬけのからだった!
・テムズ川に銃撃戦の跡が残るバスが沈んでいるのが見つかる!
という2つの別の事件として取り扱われている事がわかります。
プリンセス・プリンシパル世界の勢力図
ニューウィンザー離宮の場所
「ニューウィンザー」という現存する地名はアメリカ合衆国にあります。
後半の展開(一日の間にロンドンと離宮を何度も車で行き来)から、ウィンザー城が革命の際に共和国に奪われたため、王国領地内に新たに城を建て直したのではないかと考えられます。
アンジェが見上げていた飛行戦艦
アンジェが見上げていた離宮上空に停泊する飛行戦艦は、武装・装甲の内速度特化の船であるとのこと。(2/8Zoomトークショーより)
ベアトリスの役割
第一章では、ベアトリスのスパイとしての特殊技能である「変声」が全く使われませんでした。
ただし今回、プリンセスの世話役として王室内でも認知されている存在であるベアトリスが同伴していたことでプリンセスの部屋に部外者を寄せ付けることがなかったり、Aプリンセス(アンジェが変装したプリンセス)が周りに怪しまれることなく離宮内で行動できた場面がありました。
別の意味で、ベアトリスはとても大きな役目を担っていたと言えます。
ビショップとの初コンタクト
離宮から出るときの白鳩とアンジェの行動について
離宮内でのそれぞれの行動は以下の通り。
チーム白鳩5人で連れ立って離宮に入る。プリンセスがいるので顔パス。
↓
プリンセス以外の4人はプリンセスの私室へ。お茶を楽しむ。
↓
プリンセスは執事長とともに女王のもとへ
↓
プリンセス、女王と謁見後「部屋によったあと帰ります。あとはお構いなく」と執事長に伝える。
↓
アンジェとプリンセス、入れ替わる
↓
プリンセスに変装したアンジェを残して、4人は帰路につく
↓
アンジェ、プリンセスの部屋に潜伏し、夜になるのを待ってビショップ指定の場所に向かう
↓
ビショップと接触したあと、アンジェはそのままこっそり離宮から脱出
「プリンセスが離宮をあとにしていないことになるが大丈夫だったのか」という疑問が生まれますが、「部外者である他の4人の出入りには厳しいがプリンセスの行動はそこまで厳しく見られていない」ということでした。(3/12Zoomトークショーより)
わかりやすく言うと離宮はプリンセスにとって別荘のようなものなので、出入りを監視している人もいない(むしろ監視ししたら首が飛ぶ)のかもしれません。
屋上での会話、アンジェとプリンセスの関係の変化
「シャーロット。約束したはずよ?みんなを頼る、って。」
自分とプリンセスの入れ替わりがビショップ(=ウィンストン)にバレてしまっていたことを「自分の責任だ」と抱え込もうとするアンジェ。TVシリーズでアンジェが一人で行動しがちだった理由も、様々な事象について自分の責任だ、自分がなんとかしなければ、という真面目さゆえだったことがうかがえます。
そんなアンジェを「みんなを頼るって約束したはずよ」と諭すプリンセス。
TVシリーズではプリンセス自身もアンジェに相談せずに行動していた節がありましたが、プリンセスからアンジェへの態度の変化も感じられます。
アンジェに対しては、ずっと踏み越えたいけれどそれができないでいて。それが踏み越えて良いんだなってなったのがTVシリーズのクライマックスだったのかなと。
引用元:第1章パンフレットP6 ”チーム白鳩”座談会より 関根明良さん
プリンセス役の関根さんが、劇場版のプリンセスを演じて感じたことがこちら。
それまでは真面目さ故に抱え込んで、傷ついても誰にも相談のできずにいるアンジェを歯がゆく見つめることしかできなかったプリンセスが、アンジェを支えようとしている様が伺えます。
チーム白鳩の関係の変化
翌日、博物クラブ部室で「プリンセスがスパイであるとバレた」という部分だけ他の白鳩の3人に伝えるアンジェ達。
それを聞いて、「なるほどね」と納得するドロシー。
実際離宮から戻ってきたアンジェの「なんでもない」という言葉にもドロシーは怪訝そうにしていました。
円盤6巻特典のピクチャードラマでは、夢にうなされ「アンジェ」と寝言を言う場面にもドロシーは出くわしています。
ドロシーもまた、アンジェをずっと見守り続けてきた一人なのです。
「こういうときこそ一蓮托生だ」と手を貸すドロシー達に納得がいかない表情のアンジェ、そしてそれを「ほらね、大丈夫でしょう?」と言わんばかりに優しい顔で見守るプリンセス。
チーム白鳩の新しい関係性が描かれています。
なお、この場面では二人の入れ替わりを隠し続けているアンジェとプリンセスが陰側に、他の三人が光に当たる場所にいます。
OPのラストは、アンジェが用意した「カサブランカの白い家」と思しき建物。
TVシリーズ円盤6巻のピクチャードラマに同じ建物が出てきます。(上画像)
ただ、このとき使われていた風景は青空なのに対して劇場版OPの空は曇天でした。