パソナ(代表 南部靖之)のグループ会社が長期熟成古酒『古昔の美酒』 NFTを導入
南部靖之氏が代表を務めるパソナグループの株式会社匠創生は、日本の酒類を取り扱うプレミアムブランド『古昔の美酒(いにしえのびしゅ)』を、NFTを介して日本酒を購入・貯蔵できるサービス「Sake World NFT」に導入してもらい、NFTとして3月から販売を開始しました。
長期熟成古酒『古昔の美酒』とは
南部靖之氏が代表を務めるパソナのグループ会社・株式会社匠創生(本社:兵庫県淡路市、代表取締役 安村亮彦)では、日本酒・焼酎・泡盛・梅酒の長期熟成古酒を厳選したプレミアムブランド『古昔の美酒(いにしえのびしゅ)』を展開しています。
同ブランドは、伝統ある日本の古酒文化を継承するべくつくられました。匠創生は古酒の販路拡大や酒蔵の支援に取り組んでおり、その一環として、「Sake World NFT」にて『古昔の美酒』の取扱いが開始される運びとなったのです。
NFTとは
NFTは「Non-Fungible Token」の略で、日本語では「非代替性トークン」と訳されます。ブロックチェーン上で発行および取引される、鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータです。その性質故偽造不可であり、これまでインターネットの世界ではコンテンツの所有を特定できませんでしたが、NFTの存在によりデジタルコンテンツに保有する情報を紐づけられるようになりました。このとき、目印になるはんこのようなものがNFTです。
なぜNFTが必要なの?
インターネット上にある情報は、コピーされたり改ざんされたりするリスクがあることから、その価値を証明することは難しいとされてきました。その情報が唯一無二のものであると証明できれば、その情報の価値は一気に跳ね上がります。
本物と偽物(コピーや改ざんされたもの)には、決定的な価値の違いがあるのが本来の姿です。しかし、デジタルで作成されたものは、本物と偽物の区別がつきにくいという問題がありました。その区別を可能にし、正真正銘本物であると証明する技術がNFTなのです。
「Sake World NFT」とは
「Sake World NFT」は、株式会社リーフ・パブリケーションズが運営する、NFTを介して日本酒を購入・貯蔵できるサービスです。
日本酒と引き換え可能なNFT「酒チケット」を購入することで、最長25年間、マイナス5℃で管理された熟成倉庫で日本酒を「零下熟成」することできます。 NFTを購入した人は、熟成中の日本酒を好きなタイミングでNFTと引き換えて楽しむこともできるのです。
また、熟成を経て酒の価値を高め、資産化することも可能です。NFTの個人取引が行われた場合は、取引額の一部が酒蔵に還元されます。
世界からも注目を集める日本のお酒
今、アメリカをはじめ欧米地域で日本酒の人気が高まっています。日本酒ならではの香りや繊細な味わいが、お酒好きな欧米の人々を惹きつけているようです。中には、好きが高じて飲むだけでは満足できず、日本酒づくりに乗り出す人もいるといいます。
南部アーカンソー州には、アメリカの酒造会社が酒蔵を新たに建設したのだそうです。この会社の副社長は、日本来日時に飲んだ日本酒の美味しさに魅せられ、岩手県の酒造会社で2年間修業するほどの日本酒好き。アメリカ帰国後は、アメリカ最大のコメの生産地であり、鉄分の少ない水に恵まれ酒造りに向くとされる南部アーカンソー州に注目したのでした。
海外ではこんな日本酒が人気!
アメリカ、フランス、カナダなどで人気が高まっている日本酒。日本人におなじみの品種も、海外で多く飲まれるようになってきました。海外ではどんな日本酒が人気か気になりますよね。ここではその一部をご紹介します。
『獺祭』
透明感のあるスッキリした味わいで、口当たりの良さとフルーティな香りが人気を集めています。『獺祭』のようなさっぱりタイプの日本酒は肉料理との相性が良く、アメリカの食事とも合いやすいことから、多くの人に受け入れられやすいと言えるでしょう。
『八海山』
淡麗辛口と表現されるように、口当たりが非常に良くスッキリ爽やかな味わいの日本酒です。料理の邪魔をしないので、食中酒としても人気を集めています。フルーティな香りが特徴で、日本酒初心者にも飲みやすいことから、欧米でも人気の高いお酒です。
『男山』
醸造工程の大半は人の手による、繊細で手間暇かけた味わいが魅力です。ほとんど機会を使わない至高の味で、玄人受けも良いお酒だと言えるでしょう。後味の良さとバランスの良さで人気を集めており、海外でも好んで飲む人が増えています。
日本酒人気はこれからも高まりそう!
以上のほかにも、海外ではさまざまな日本酒が人気を集めています。ワインやビールに比べるとその存在感はまだまだ大きいとは言えませんが、日本酒の輸出量は年々増えており、海外での人気も比例して高まっているのです。海外を拠点とする酒造ができるのもいいですね。
これからも、日本が誇る日本酒をより多くの地域で飲んで楽しんで欲しいですね!