2024年03月13日更新

【けものフレンズ】さりげなく回収された伏線まとめ！振り返れば新発見がいっぱい！

最終回でアードウルフがいた場所は1話でサーバルがセルリアンと戦った場所。つまり、1話の悲鳴の主がアードウルフ。といった感じで、忘れた頃に回収された気づきづらい伏線や、振り返ってみれば納得できる描写をまとめてみました。ミライさんがセルリアンを川に落とした説など、深読み気味の考察が好きな人におすすめ。

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かばんちゃんのために博士たちがバスのタイヤを交換してあげていた！

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出典：12話

かばんちゃんが旅立つシーン。バスのタイヤに注目です。後輪は赤色なのに、前輪は黄色になっています。

以前からこういうカラーリングだったっけ？と振り返ってみると…。

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出典：11話

巨大セルリアンとの戦いまで、ずっとタイヤは赤色でした。

一体なぜ黄色のタイヤに変化したのか、なんとその謎が12.1話「ばすてき」で明らかになりました。

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出典：12.1話

巨大セルリアンにふっとばされたときにタイヤがぐにゃぐにゃになってしまったので、別なバスのタイヤと交換していたのです！

1話でセルリアンに食べられたフレンズはアードウルフ！

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出典：上が12話、下が1話

12話では唐突に生身の獣が登場しました。EDクレジットからアードウルフと判明しましたが、問題はなぜこんなところにいたのかです。

その答えは1話にありました。アードウルフがいた場所は、サーバルがセルリアンと戦った場所だったのです。建造物だけでなく、セルリアンの攻撃によって発生した凹みまで完全に一致しています。

したがってアードウルフこそが、1話でサーバルが聞いた悲鳴の主だったと考えていいでしょう。セルリアンに食べられたことでフレンズ化が解けてしまったけれど、命に別状はなかったというわけです。

迷路に巨大セルリアンが侵入していた！

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出典：12話

巨大セルリアン戦でのツチノコチームの行動から、セルリアンに海水をかけると溶岩に変化することが分かりました。

また、戦闘終了後にはこんな会話が。

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出典：12話

キンシコウ「石が海水に浸されると、同一個体はまとめて固まるのですね」
ツチノコ「各地の溶岩は前回の名残か」

巨大セルリアン本体が海に落ちたことで、陸上に残っていた巨大セルリアンの破片も連鎖的に固まったということのようです。

ではここで、ツチノコ回を振り返ってみましょう。

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出典：4話

迷路アトラクションからサーバルたちが生還したシーン。なんと、迷路の入り口が黒い溶岩で塞がれていたのです！

火山から噴出した溶岩にしては一箇所に集中しすぎていて不自然だと当時から言われていましたが、これもセルリアンの残骸だったと考えていいでしょう。

誰が倒したのかというと…。

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出典：11話

ヒグマ「もうひと回りでかいのも倒したことあるぞ」
キンシコウ「砂漠で戦ったやつですか？パークの危機、でしたねえ」

砂漠と言っているのでこの二人が倒したのかと思いそうになります。しかし、キンシコウは巨大セルリアンが溶岩になることを知らなかった様子でしたし、この二人ではなさそうな気がします。

おそらく、過去にミライさんたちが海水を使って巨大セルリアンを倒したのではないでしょうか？ツチノコはその戦いを見ていたからこそ、海水が有効と知っていたのでは？

サーバルが投げた紙飛行機はサーバルの手作り！

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出典：12話

巨大セルリアンの注意をひくために、サーバルが投げた紙飛行機。よく見ると、シワがついて、よれよれになっていることに気づけます。

1話でかばんちゃんが作って投げた紙飛行機と比較すると…。

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出典：1話

明らかにかばんちゃんの紙飛行機のほうが綺麗です。また、紙の模様も違うのが分かります。

したがって、巨大セルリアン戦の紙飛行機は、かばんちゃんが作ったものを再利用したわけではなく、サーバルがその場で折ったと考えるべきでしょう。

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出典：1話

1話の別れ際にサーバルが持っていた大量の紙飛行機も全てヨレヨレでした。かばんちゃんが折ってプレゼントしてあげたのではなく、かばんちゃんに教えてもらいながらサーバルが自分で折ったのでしょう。そして、その経験が12話で生きたのです。

サーバルの仲間思いな性格は1話ではっきり描かれていた！

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出典：1話

1話でセルリアンを倒した後、サーバルは肩をいからせながら歩いてきて、

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出典：1話

こんなに険しい表情をしていました。ただ、このあと、かばんちゃんの紙飛行機を「すっごーい」と褒めていたので、かばんちゃんに怒っていたわけではなさそうです。ではこの表情は何だったのでしょう？

実は、本作のコンセプトデザインを担当した吉崎観音先生がニコニコ動画の一挙放送に参加し、この場面で「くやしい」「きりかえ」とコメントしていました。

12話を見た後なら、もう答えは明らかですね。アードウルフがセルリアンに食べられてしまった。救えなかった。それをサーバルは悔やんでいたのです。

巨大セルリアン戦で鳥が運搬係をしていた理由

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出典：12話

巨大セルリアン戦では、ライオンがトキに「悪いねえ、何往復も」と言っていました。鳥系のフレンズが何往復もして、フレンズたちを運搬したということのようです。

普通にフレンズにダッシュしてもらったほうが速く到着できたのでは？と思った人も多いはず。しかし、地図の分析が進んだおかげで、謎が解けました。

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出典：shiba.2ch.net

そう、島の中央に高山地帯があるため、最短距離で港に行きたいなら、空を飛んで高山を超える必要があるのです！特にライオンたちがいた平原地方は港の反対側に位置するため、ショートカット効果が高くなっています。

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出典：3話

そういえば、トキが高山地帯にあるアルパカカフェについて、「飛べる子以外、通らないんじゃない？」と言っていました。言い換えれば、「飛べる子なら通る」という意味になります。これも、地形を見れば納得ですね。

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出典：12話

さらに、地図を見ると、サバンナと遊園地はけっこう近いことも分かります。観覧車から飛んでいったミライさんの帽子が、サバンナで発見されたのも納得ですね。

11話予告のステージがボロボロだった理由

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出典：6話

10話までの予告コーナーは綺麗なステージだったのに…。

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出典：11話

11話ではPPPがいなくなり、看板やレンガがボロボロに。12話で世界が滅ぶのではと危惧されました。

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出典：12話

しかし、12話が放送され、11話の予告コーナーのステージは、遊園地のステージだったと判明。ボロボロだった11話が正常で、綺麗だった10話までが異常だったと分かりました。

おそらく、10話までの予告コーナーは作品の外側の世界だったのでしょう。人形劇みたいな演出だったのも、予告のPPPと本編のPPPが異なる存在だと明示するためだったのではと思います。

セルリアンは人工物から生まれている？

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出典：sumally.com

11話で登場した巨大セルリアンが、「Big dog」という軍用ロボットに姿も動きもそっくりだと話題になりました。

ここで、あらためて1話のセルリアンを確認してみると…。

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出典：ja.aliexpress.com

触手部分がワニ口クリップにそっくりです。

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出典：1話

特に、ゲートに張り付いている姿はクリップそのものでした。

これらの事例から、「セルリアンは人工物から生まれた存在なのでは？」と考えたくなります。10話で明らかになった「セルリアンは無機物とサンドスターが反応して生まれた存在」という設定も、その説と矛盾しません。

ただ、他のセルリアンはシンプルな形をしており、人工物由来かどうか判断がつかないため、この説が正しいかどうかは微妙です。続編でどんなセルリアンが出るかに注目しましょう。

ミライさんは天才？ボスへの防水対策が完璧！

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出典：10話

ロッジでは、次のようなミライさんの音声がボスから流れていました。

「あれ、停止ボタンの調子が、さっき雨に濡れたからでしょうか？」

「あれ、今また録画されてます？完全に壊れてますねえ。あとで防水対策をしましょう！」

ではここで、温泉での出来事を振り返ってみましょう。

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出典：9話

なんと、ボスが氷漬けになったり、温泉に放り込まれて解凍されたりしていたのです！

雨に濡れただけで故障していたはずのボスが、これだけ激しい水責めをされてもピンピンしていたのはすごいことではないでしょうか。ミライさんの防水対策は完璧だったと言えそうです。

過去、ミライさんが巨大セルリアンを川に落とした疑惑

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出典：11話

巨大セルリアン戦では、ジャパリバスの運転席部分だけを切り離して、バックで移動しながら、ライトでセルリアンを海まで誘導するという戦術が用いられていました。

この戦術を見た上で、ジャパリバス発見シーンを振り返ってみましょう。

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出典：2話

・ジャパリバスの座席と運転席部分が、川を挟んで別々な場所で見つかった
・橋が落ちていた
・運転席部分がバックで木に衝突していた

これはつまり、過去にミライさんがかばんちゃんと同じ戦術を使って、セルリアンを橋から川に落としたということではないでしょうか。

問題は、海に落とさないと倒せないのでは？という部分ですが…。

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出典：2話

なんとアクシズジカが「ここの土、なめると体にいいんだって、塩がどうのこうのらしいよ」と言っていました。土から染み出た塩分が川に溶けているとすれば、川にセルリアンを落とすだけで倒せたとしても不思議ではありません。

というのは考えすぎかもしれませんが、まあ、川は海につながっているのですから、セルリアンを海に運ぶために川に落とすという戦術はありえるはずです。

この説をわかりやすく説明した漫画がありました。

【けものフレンズ】「アンインチホー大型セルリアン討伐戦」漫画/のーざんすふぃあ [pixiv]

セルリアンは飛行機がトラウマになっている？

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出典：11話

四神のフィルターを貼り直しに行くシーンで、山の五合目に爆撃機らしきものが墜落していることが発覚。さらに、ミライさんの「フレンズの皆さんを避難させてからとはいえ、この島にあんなものを…」という発言から、過去、セルリアンに爆撃が敢行された可能性が浮上しました。

ここであらためて、サバンナでのセルリアン戦を振り返ってみましょう。

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出典：1話

目の前にサーバルという敵がいるのに、セルリアンは紙飛行機に視線が釘付けになっていました。

当時は、「セルリアンのIQは低い」と解釈されていましたが、むしろ逆だった可能性があります。IQが高く、過去の爆撃を覚えていたからこそ、飛行する物体を過剰に警戒してしまったのでは？

サーバルとミライさんのつながりは1話で示されていた？

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出典：10話

ロッジでサーバルが旧サーバルを見て涙を流していたことから、この二人は同一個体ではないにしても、何かしら関係があるようです。そして、最終回ではかばんちゃんがミライさんの髪の毛から生まれたフレンズだったと発覚。こうしてみると、かばんちゃんとサーバルの関係は、ミライさんと旧サーバルの関係の再現だったのかもしれません。

といったことを考えた上で、サーバルとかばんちゃんが旅を開始するシーンを振り返ってみましょう。

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出典：1話

サーバル「ガーイド♪ガーイド♪サバンナガイドー♪」

人間と関わることなく暮らしてきたサーバルの口からガイドという言葉が出てきた理由。それは、かばんちゃんを見て、パークガイドのミライさんと旅をした記憶が蘇ったからだったのではないでしょうか。

1話にすべてが詰まっていた説

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出典：shiba.2ch.net

2chに投稿されていた画像です。1話の流れが、物語全体の流れと綺麗に対応することを示しています。この画像は12話放送前に作成されたもののようですが、12話の内容もちゃんと予言できてるところが凄いです。

かばんちゃんが狭いところを好むのは、帽子の中にずっと隠れていたせい？

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出典：12話

最終回でかばんちゃんの正体がミライさんの髪の毛から生まれたフレンズだったと発覚。

ここで、あらためて、かばんちゃんの発言を振り返ると…。

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出典：7話

ヘラジカやライオンたちと別れ、ジャパリ図書館に向かうときの会話。

サーバル「かばんちゃんはどんなところに住んでた子なのかなあ」
かばん「なんかすごく暗いところだったり寒いところだったらごめんね」

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出典：5話

ビーバーの家の建築材を探すために林に向かっていたときの会話。

ビーバー「本当はもっと小さくて狭い家がいいんすけど、この体だとどうしても大きくなっちゃうんすよね」
かばん「分かります、狭い所、落ち着きますよね」
ビーバー「そうそう、外から見えないように蓋ができたり」
かばん「ああ、いいですねえ」

狭い、暗い、蓋、などなど、帽子の中を連想させるワードばかりですね。

各地に置かれた遮断器の謎

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出典：7話

平原地方からジャパリ図書館に向かうシーンでも、

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出典：4話

ツチノコの遺跡を脱出し、ビーバーがいた湖畔に向かうシーンでも、似たようなデザインの遮断器が置かれていました。

鉄道が敷かれているわけではないので、踏切ではなさそうです。では何なのか？

その答えは1話にありました。

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出典：1話

大きめのセルリアンが守っていた場所。奥に遮断器があるのが分かるはず。

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出典：1話

直前にサーバルが「もうちょっとでゲートだよ」「もうサバンナ地方の出口が見えてくるよ」と言っていたことから、あの場所はサバンナとジャングルをつなぐゲートと判明しています。

ということで、他の場所の遮断器についても、地方と地方をつなぐゲートだったのだと考えられます。パークが運営されていた頃は、ゲートを通るごとに料金を請求していたのでは？

博士が料理の仕方を覚えた？

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出典：9話

ジャパリ図書館を訪れたとき、アライさんが「なんか良い匂いがするのだぁー」と言っていました。

かばんちゃんが作ったカレーの匂いなのか、博士たちが自力で料理をしたのか、どちらなのか気になるところですが…。

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出典：8話

少し遡って、かばんちゃんとサーバルがPPPのライブを見るために水辺地方を訪れたシーン。マーゲイが「今日は立ち上げのお披露目と、来週のライブ告知よ」と言っていました。したがって、次のような流れになります。

1.かばんちゃんがカレー作成
2.かばんちゃんが水辺地方に少なくとも1週間滞在
3.アライさんがジャパリ図書館で良い匂いをかぐ

カレーの匂いが1週間以上も残るとは思えませんし、博士たちが料理を作れるようになったと考えていいでしょう。