【速報】イラン 搭乗ヘリ墜落事件のその後、ライシ大統領ら死亡が確認される
中東のイランでライシ大統領が搭乗していたヘリコプターが墜落した事故で、ライシ大統領を含む全員の死亡が確認されました、悪天候が事故につながったとみられ、最高指導者のハメネイ師は当面、第1副大統領が職務を代行するとした上で、50日以内に大統領選挙を行うと発表しています。
中東のイランでライシ大統領が搭乗していたヘリコプターが墜落した事故で、ライシ大統領を含む全員の死亡が確認されました、悪天候が事故につながったとみられ、最高指導者のハメネイ師は当面、第1副大統領が職務を代行するとした上で、50日以内に大統領選挙を行うと発表しています。
事故の発端・経緯は?
19日午後、イラン北西部の東アゼルバイジャン州で、ライシ大統領やアブドラヒアン外相らが搭乗したヘリコプターが墜落する事故がありました。
イランの国営メディアによりますと、現場は山の中で夜を徹して捜索が続けられた結果、一夜明けた20日、ヘリコプターの機体の残骸が見つかるとともに、ライシ大統領やアブドラヒアン外相を含め搭乗していた9人全員の死亡が確認されたということです。
事件性は?
地元メディアによりますと、現場は霧が濃く、イラン政府は、悪天候が事故を招いたと伝えられています。
先月、イランをめぐって、敵対するイスラエルと攻撃の応酬が行われた直後だっただけに、国内からは、ヘリコプターの撃墜など、イスラエルによる陰謀を疑う声も一部であがっています。
ライシ大統領とは
ライシ大統領は63歳。
イラン北東部のマシュハド出身のイスラム法学者で、イスラム体制の維持で重要な役割を果たす司法府で検事総長などの要職を歴任し、司法府の代表も務めたあと、2021年6月の選挙で大統領に選出されました。
保守強硬派の指導者として知られ、現在85歳のイランの最高指導者、ハメネイ師の有力な後継候補の1人とされてきました。
引用元:www3.nhk.or.jp(引用元へはこちらから)
まとめ
保守強硬派として知られるライシ大統領は、3年前の選挙で当選して以来、内政面では政権に対する抗議デモを厳しく取り締まるなど、引き締めを強化していました。
また、外交面では欧米と強く対立し、パレスチナのイスラム組織、ハマスをはじめ反イスラエルの武装組織を支援しつつ、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアとの協力関係を深めてきました。
今後、大統領選挙の行方を含めた内政の動きとともに地域情勢にどのような影響が出るかが注目されます。