「にっぽんの宝物 世界大会2024」グランプリ発表!日本の魅力が世界へ
「にっぽんの宝物 世界大会2024」で、各部門のグランプリが決定しました。全国大会を勝ち抜いた18組19社が、シンガポールなどの審査員を前に、日本の魅力を競い合いました。グランプリ受賞商品をはじめ、各部門の受賞商品をご紹介します。
「にっぽんの宝物 世界大会2024」グランプリ発表!日本の魅力が世界へ
2024年、シンガポールで開催された「にっぽんの宝物 世界大会」の結果が発表されました。
この世界大会は、日本各地の地域大会を勝ち抜いた事業者のみが出場できる、まさに日本を代表する事業者たちがしのぎを削る舞台です。
2019年から2023年にかけて開催された全国大会で優秀な成績を収めた18組19社が、4つの部門に分かれてグランプリを目指しました。
審査員は、シンガポールをはじめとする世界各国のレストランオーナーやシェフ、投資家、起業家、インフルエンサーなど、多岐にわたる専門家が集結。
審査基準は、商品の品質はもちろん、事業者の情熱や革新性なども評価対象となり、日本の魅力を世界に発信できる商品・サービスを選出しました。
世界大会の開催地であるシンガポールでは、すでに受賞商品の商談が進められており、タイや中東などへの展開も期待されています。
受賞商品と部門は下記の通りです。
<Ultimate Ingredients Category|最強素材部門>
チャンピオン(グランプリ):岩手県「白仙(山地ダブルクリーム)」
準グランプリ:佐賀県「フレッシュ “味香みかん”」、佐賀県「袈裟丸うに」
審査員特別賞:栃木県「奇跡のたまご」
特別賞:高知県「室戸海洋深層水サツキマス」
<Regional Unique Experiences & Crafts Category|地域独自体験&工芸・雑貨部門>
チャンピオン(グランプリ):滋賀県「琵琶湖の循環する恵みを味わう」
準グランプリ:東京都八丈島「黄八丈つまみ細工」
審査員特別賞:滋賀県「MURASAKIno ORGANIC」
特別賞:熊本県「おかえりの箸」
<Wisdom of the Artisans Category|職人の知恵部門>
チャンピオン(グランプリ):静岡県「酒盗の恵み塩」
準グランプリ:群馬県「藤稔の燻製ぶどう「藤の燻」」、滋賀県「古代湖のすっぽんスープ」
審査員特別賞:佐賀県「スモークド粉雪サラミ」
特別賞:東京都八丈島「ラシカルガイプ」
<NIPPON Sweets Category|にっぽんスイーツ部門>
チャンピオン(グランプリ):奈良県「大和国吉野くず」
準グランプリ:滋賀県「シュワグルト」
審査員特別賞:千葉県「とうもろこしで癒しタイム」
特別賞:高知県「桜花爛漫桜ジュレライスプリン」
これらの受賞商品は、今後、ECサイトや有名レストランなどで販売される予定で、日本の魅力を世界に発信していく役割を担います。
「にっぽんの宝物」プロジェクトは、日本の地方の魅力を再発見し、地域経済の活性化を目指した取り組みです。
2009年からスタートしたこのプロジェクトは、自治体や金融機関と連携し、商品の開発から販売支援まで幅広くサポートしています。
異業種の人材が集まり、セミナーを通して商品をブラッシュアップしていく過程も特徴の一つです。
世界大会は、その集大成として、日本の魅力を世界に発信する重要な機会となっています。
今後も、「にっぽんの宝物」プロジェクトは、日本の宝物を世界に広げ、地域を活性化していく活動を続けていくでしょう。
「にっぽんの宝物 世界大会2024」は、日本の地方の魅力を世界に発信する素晴らしい機会となりました。
全国から選抜された事業者たちが、それぞれの地域で大切に受け継がれてきた伝統や技術を駆使した商品やサービスを披露し、世界中の審査員から高い評価を得ました。
特に印象的だったのは、各部門のグランプリ受賞商品です。
岩手県産のグラスフェッドチーズ「白仙」は、豊かな自然の中で育まれた牛のミルクから作られた、まさに日本の自然の恵みを凝縮したような商品です。
滋賀県の「琵琶湖の循環する恵みを味わう」は、地域の食材や歴史、文化を体験できるツアーで、訪れる人々に忘れられない思い出を提供してくれるでしょう。
静岡県の「酒盗の恵み塩」は、職人の技と伝統が光る一品で、料理の美味しさを引き立てる、まさに「匠の技」を感じられる商品です。
奈良県の「大和国吉野くず」は、古くから伝わる葛粉を使った葛湯で、五感で味わえる伝統の味が魅力です。
これらの商品を通して、日本の食文化や伝統工芸、地域の魅力が世界に伝わることを期待しています。
また、世界大会を通して、地域経済の活性化や雇用創出にもつながることを願っています。
今回の世界大会は、単なる商品コンテストではなく、日本の地方の魅力を再発見し、世界に発信する重要な役割を果たしました。
「にっぽんの宝物」プロジェクトは、今後も、地域と連携し、日本の魅力を世界に発信し続けるでしょう。
一方で、世界大会の様子がYouTubeでライブ配信されたことや、パンフレットがスライドシェアで公開されているなど、情報発信にも力を入れていると感じました。
これにより、多くの人が「にっぽんの宝物」プロジェクトを知り、日本の地方に興味を持つきっかけになるでしょう。
しかし、地方の事業者の中には、まだまだ世界に目を向けることが難しいという声も聞かれます。
「にっぽんの宝物」プロジェクトが、そうした事業者にもサポートを提供し、世界に羽ばたく機会を創出することが重要です。
今後、さらに多くの地方の魅力が世界に広がり、日本の文化や伝統が世界で評価されることを期待しています。