つけ麺専門店として人気を誇る「三ツ矢堂製麺」が、2024年9月25日より、秋の季節限定メニューとして『真鯛つけめん 〆の茶漬けご飯付き』の販売を開始しました。同店初の真鯛を使ったつけ麺で、素材へのこだわりと、独自の製麺技術、そして完成度の高い一杯となっています。
このつけ麺の特徴は、なんといっても伊勢志摩産の真鯛をふんだんに使用している点です。真鯛の白湯スープと三ツ矢堂製麺特製のスープを組み合わせたWスープは、濃厚でありながら、後味はすっきりとしていて、真鯛の旨味が口の中に広がります。さらに、あおさ海苔を加えることで、より一層真鯛の風味を高めることができます。
具材にもこだわりが光ります。香ばしく焼き上げた真鯛のほぐし身は、魚特有の生臭さは全く感じられず、上品な味わいです。また、昆布締めした真鯛の燻製は、刺身、焼き、そしてスープと、3つの異なる食感と味わいを同時に楽しむことができます。
スープには、三ツ矢堂製麺が使用する、和歌山県産の木頭柚子を使用。和食の定番である真鯛と木頭柚子の組み合わせは、まさに絶妙です。昆布だしをベースにした塩かえしは、真鯛の旨味を引き立て、上品な味わいを生み出しています。〆のご飯には木頭柚子のペーストが添えられており、残ったスープと混ぜてお茶漬けとしていただくことも可能です。さっぱりとした〆で、最後まで真鯛の美味しさを堪能できます。
麺は、三ツ矢堂製麺の代名詞ともいえる、毎日店舗で製造している自家製麺。厳選した小麦粉を使用し、喉越しと啜り心地にこだわって作られています。雑味のない繊細な麺は、真鯛のスープの香りと見事に絡み合い、最高のバランスを生み出しています。
「真鯛つけめん 〆の茶漬けご飯付き」は、三ツ矢堂製麺が掲げる「かつてない新しいつけ麺の世界のご提案」というブランドコンセプトを体現した自信作です。看板メニューである「ゆず風味つけめん」のブラッシュアップと並行して開発されたこのメニューは、同店の新たな魅力を存分に見せてくれる、期間限定の逸品です。
価格は店内で1580円(税込)、テイクアウトで1680円(税込)。店内、テイクアウト、デリバリーでの販売ですが、一部店舗では店内販売のみとなる場合もあります。この機会に、ぜひ三ツ矢堂製麺の真鯛つけ麺をご堪能ください。
三ツ矢堂製麺の『真鯛つけめん 〆の茶漬けご飯付き』を食べてみた感想を述べたいと思います。まず、第一印象として、真鯛の香りがとても上品で、食欲をそそられました。一口スープを飲むと、真鯛の旨味が凝縮された濃厚な味わいに驚きました。魚介系のスープは時に臭みを感じることがありますが、このスープは全くそんなことはなく、むしろ上品な甘みと旨みが感じられました。
麺は、自家製麺ならではのツルツルとした食感と、スープとの絡み具合が絶妙で、最後まで飽きることなく食べ進めることができました。特に印象的だったのは、昆布締めした燻製の真鯛の切り身。この食感と味わいは、他のつけ麺では味わえない独特のものです。
そして、〆のご飯。残ったスープにご飯と木頭柚子のペーストを混ぜて食べるのですが、これがまた絶品でした。濃厚なスープとご飯の組み合わせは、想像以上に相性抜群で、最後まで真鯛の旨味を余すことなく楽しむことができました。
全体的に、素材へのこだわり、スープ、麺、そして〆のご飯に至るまで、全てにおいて高いクオリティを感じることができました。三ツ矢堂製麺がこれまで培ってきた技術と経験が、この一杯に凝縮されていると感じました。
ただ、価格が1580円(税込)と少々高めなため、気軽に食べられるメニューではないかもしれません。しかし、その価格に見合うだけの価値のある一杯であることは間違いありません。特別な日に、あるいは贅沢なランチとして、この『真鯛つけめん 〆の茶漬けご飯付き』を味わってみることを強くお勧めします。
最後に、一つ改善点を挙げるとすれば、メニューの説明に、あおさ海苔の風味についてももう少し詳しく記載があると、より魅力的に感じるかもしれません。全体としては、大変満足度の高い一杯でした。この機会にぜひ、三ツ矢堂製麺の真鯛つけめんを味わってみてください。