JR東日本は、30代の運転士が運行中に業務とは関係のないアニメのサイトなどを見ていたことを発表しました。これに対して、SNS「X（旧ツイッター）」上では大きな論争が巻き起こっています。

JR東日本によると、今月23日の早朝、川越駅発新木場駅行きの通勤快速を運転していた運転士が、業務用タブレットでXやアニメのサイトを閲覧していたことが明らかになりました。具体的には、川越線の川越駅から大宮駅の間では駅に停車した際にXやアニメのサイトを見ていたほか、埼京線の赤羽駅から恵比寿駅の間では声優のトークショーの動画を再生しながら運転していたとのことです。

この問題が発覚したのは、乗客からの情報提供がきっかけでした。JR東日本が運転士に確認したところ、運転士は「興味を持っていて気になって見てしまった」と認めたといいます。運行には遅れなどの影響はなかったものの、「同じことが起きないよう指導を徹底する」とJR東日本は述べています。

このニュースが広まると、SNS上では多くのユーザーが意見を表明しました。「運転ってぶっちゃけ暇で退屈なんですか？」と問いかける声もあれば、「仕事中にスマホで遊ぶのはどこの国でもそうだが暇なときだけにしろ。多い時で1500人以上の命を預かっているんだぞ」と厳しく批判する声もありました。

他にも、「運転士にしろ、車掌にしろ、乗務員は客の命を預かるわけだから、適正なしとして判断すべき‼️」と運転士の適性を疑問視する意見も見られました。また、「業務用のタブレットでも色々見られるのか...蒸気機関車の機関士や機関助士なら絶対に出来なかった」という昔との比較をする声もありました。

一方で、「これを叩いてる中に車運転中にテレビ見たりスマホ触ったりしてる奴が本当にいないのか気になるわ」という意見もあり、運転士を擁護する声も少なからず存在しています。

このように、SNS上では賛否両論が飛び交い、問題の深刻さとともに運転士の行動についての議論が続いています。「知人曰く、こう言う事した運転士は２度と運転士には戻れない可能性が高いらしい」といった具体的な処分についての意見もあり、今後の対応が注目されます。

しかし、全体的な意見としては、安全を最優先すべきという声が圧倒的に多く、「運転中にタブレットを使うとは危険すぎる」という意見に象徴されるように、乗客の命を預かる責任の重さを再認識する必要があります。

今回の事件を受けて、JR東日本は今後も再発防止に向けた取り組みを強化する方針です。運転士による不適切な行動が再び発生しないよう、厳格な監視と指導が求められています。