2024年7月27日、柔道の大会で銅メダルを獲得した永山竜樹選手（SBC湘南美容クリニック）が準々決勝での「不可解判定」によって敗れたことについて、男子日本代表の鈴木桂治監督が試合後に怒りのコメントを発表しました。試合中、主審が「待て」を宣告したにも関わらず、永山選手は6秒間も締め続けられ失神し、そのまま技が決まったとみなされて一本負けを喫しました。鈴木監督はこの6秒間を「地獄の6秒間だった」と語り、判定に対する怒りをあらわにしました。

永山選手は準々決勝で2023年世界王者のフランシスコ・ガリゴス選手（スペイン）に片手締めで敗北しました。この試合について、予選終了後に鈴木監督、古根川実コーチ、金野潤強化委員長が大会本部に抗議しました。審判団は「あの場面での『待て』が間違いだった」と認めたものの、判定は覆りませんでした。「『まず落ちたよね、どうだそれは』って言われて、『あの時間のトータルで見たら落ちていたと思うんです。グラッときたと思う』と言ったら、そこでもう向こうは笑ってるわけですよね」と鈴木監督は平行線に終わったやりとりを明かしました。

SNS上では、この判定に対する反応が多く見られます。「相手選手は真剣に競技してただけですから、そこまでしなくても。ただ審判団には抗議は賛成です。女子の方でもよくわからない指導で負ける選手がいたりと」といった冷静な意見もある一方で、「審判に問題がある。選手は聞こえなかった可能性もある。審判がすぐに割り込むべきだった」という指摘もあります。

さらに、スペイン語圏全体に対する批判や、審判のエリザベス・ゴンザレス氏のインスタグラムに対する攻撃も見られ、「誤算で大批判を浴びているエリザベスゴンザレスという審判、インスタ垢発見されとるわ」といったコメントが投稿されています。「柔道のスペインの選手のインスタめちゃくちゃ燃えててあーあって感じ、これを防ぐためにも審判がちゃんとしないとさあ」という声や、「大誤審の審判さん、インスタに批判殺到してたけど、そのページ削除してるやん😅いや、今やる事それ？？？」といった批判も多く寄せられています。

ガリゴス選手のインスタグラムも荒れており、「ガルリゴスのインスタ荒れてんなぁ難聴なのは問題あると思うが、あれは続行を許した審判員の問題だと思うわ」という意見もあります。選手への直接的な攻撃も多く、「さっきのスペインの柔道選手ムカつきすぎて本人のインスタにコメントした。普段こういうのしないけど審判の言葉も理解できない筋肉バカ猿はスポーツするな！」といった過激な発言も見られます。

このように、柔道の試合における不可解判定は、選手や監督だけでなく、多くのファンや観客にも大きな波紋を広げています。今後の大会運営や審判の在り方についても見直しが求められることでしょう。