オカンアートとは、主に中高年の主婦(母親=おかん)が余暇を利用して創作する自宅装飾用芸術作品の総称である。
目次
おかんアート、正直、今の自分に重ねて泣いてるところもあるんだ。
— 中山今(まんががすき) (@kon_nakayama) Jan 24, 2022
時間は細切れ(だから小さい)お金をかけることはできない(だからチープ)家事に手を抜くことは許されない(習熟は難しい)
それを「ダッサーい!かわいー!お母さんのあったかみ❤️」とか言われてるの見るのがしんどい。
おかんアートの話
— ななぷりん極 (@7rpin) Jan 24, 2022
裂き織りなんかは、昔は「捨てるようなものを織り込んで作った」ってまさにおかんアートなんだけど、いまはアート扱いだよね
うちの祖母の2m級の大作ほぼ捨てられたの、だっておかんアートだからね
時間はねえよ、金もねえよ。でも家事育児仕事以外で達成感を得たいんだよ、
— 中山今(まんががすき) (@kon_nakayama) Jan 24, 2022
そんな思いで何かを作って、「やっぱ主婦の作るものってダサくてゆるくてアートには及ばないけどほっこりしますね!おかんアート!」って言われたら、リリアンで殴りかかってしまいそう
おかんアート見て色んな人が思うところあってツイートしてるのを「またフェミがキィー!やれやれ」に回収してる人も案の定ボチボチ出てきて、よく読め、と思ってしまう。
— 小塚類子/炎上寺ルイコ (@ruikozuka) Jan 24, 2022
冬の青森は雪深く、農閑期はやることがない。だから一冬かけて巨大な裂き織りを編み上げる。布を裂いては織り込み、いくつもの布を編み込んでは模様を作る。あまりに複雑で模様を見ているだけでめまいがする大作揃い。おかんアートと侮るなんてね、くやしみ
— ななぷりん極 (@7rpin) Jan 24, 2022
最初は「おかんアート」のことを全く知らなかったのでどう捉えてよいのか分からず、少しザワザワした気持ちがあったのですが、読み込んでいくと、この本は阪神淡路大震災の復興を目的とした「まちのにぎわいづくり一括助成事業」の補助金で作成されていることを知ってハッとしました。
— kakako 🍈 (@sabumekko) Jan 24, 2022
俺の書いてる小説はおかんアートということでどうでしょう
— まつこ (@machu0113) Jan 24, 2022
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だから「おかんアート」展における都築響一の「キュレーション」は奇妙なものと言えますね。敢えて作家名不詳のものだけを集めたにせよ、作家名がわかるものも、まるで近世以前の、あるいは作家概念が希薄な第三世界で収集された工芸品のような手付きで展示しているように(おそらく)見える。
— KATO kosei 加藤晃生 (@sd_tricks_kato) Jan 24, 2022
ゆうちょの小銭預入手数料で、神社のお賽銭が困るって話、近くに商店街があるような大きい神社なら両替機置いといて商店街に使ってもらうとかが現実的なのかな。
— アキ(ΦωΦ) (@aki95k) Jan 24, 2022
おかんアート(5円玉を赤い紐で括って亀とか作るやつ)にして手数料上乗せでお守りとして売るのは(ダメです)。
気持ちはわかる。昭和女性は日本史上初めて誕生したタイプの人生だったといっていい。明治生まれの女性は38歳までに5人の子どもを出産し、平均寿命は63歳であった。つまり子育てが終わったあとの老後は5年くらいしかなかった。文字通り出産と育児に自分の人生を捧げた。(1/) twitter.com/ruikozuka/stat…
— はるかかなた (@isawmydevil) Jan 24, 2022
それに対し昭和34年に生まれた女性は(結婚した場合だが)平均的に29歳で出産を終えている。明治期(約2世代前)の女性が12年かけて5子を出産したところ、3年かけて2子を出産した格好だ。末子は56歳には大学を卒業し、彼女の平均寿命は81歳へと18年伸びた。女性における自由な老後の誕生である。(2/)
— はるかかなた (@isawmydevil) Jan 24, 2022
(といってもあくまで子育てから自由になったのであって、彼女たちがどのように自由な老後を過ごしているかはもちろん一言では括れない。昭和34年生まれは現在63歳。まさに今、そのロールモデルなき自由な老後を生きておられる真っ最中である。)(3/)
— はるかかなた (@isawmydevil) Jan 24, 2022
つまり昭和中頃に生まれた女性は家庭に入ることが多かったけれども決して安穏とした人生を送ったわけではない。むしろロールモデルのない手探りな、何が正解かはわからない前例なき人生を生きているのであって、女性のライフスタイルは社会や世代によって大きく変わることを実感した世代である。(4/)
— はるかかなた (@isawmydevil) Jan 24, 2022
こうした時代背景とともに「昭和女のざわざわ」というコメントを読むと、わたしはとても複雑な気持ちになる。彼女たちの実存、生のありようというものがとても複雑だったからだ。わたしはそれを経験していない。それを社会学や文学を通してしか知り得ないわたしには、想像力を働かせるの他ない。(5/)
— はるかかなた (@isawmydevil) Jan 24, 2022
ただ世代の問題ということはあるのだろう。終戦直後に生まれた女性は現在77歳。彼女たちの前例なき人生は、確かに戦後女性の一つのロールモデルとなるだろう。それを踏襲するかしないかは別にして、大いなる示唆を後代に指し示してくれている。(6/)
— はるかかなた (@isawmydevil) Jan 24, 2022
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いずれ「おかんアート」を見ても心がざわざわしない世代が主流になる。そうやって価値観は入れ替わるのだ。そこにはセンチメンタルもあれば希望もある。くしくも“昭和女”という言葉には、言葉の善し悪しを超えた歴史的重みを感じてしまう。(7/)
— はるかかなた (@isawmydevil) Jan 24, 2022
自分の感想の他に何が言いたいかというと、わたしがこうして明治の女性、昭和の女性に思いを馳せることができるのもまたフェミニズムの業績のおかげだということだ。女性にいつ、何が、なぜ、そしてどのように起こったのか。(8/)
— はるかかなた (@isawmydevil) Jan 24, 2022
こうした知見が積み重なることは、まさに明治や昭和が日本人にとってどのような意味を持っていたのかということを総括する重要な手がかりとなる。そして来るべき未来において、わたしたちにとってどのような社会がより公正であるのかを考えるヒントを与えてくれるように思うのだ。(9/)
— はるかかなた (@isawmydevil) Jan 24, 2022
普段私は“自称フェミニスト”として、表現の自由を中心にフェミニズムについて自分の考えを発言している。たまには他の分野でもフェミニストらしい考察をしてみようと思いました。もちろんおかんアートについて政治的な良し悪しを論じるツイートではありません。私の親以上の世代に敬意を込めて。(了)
— はるかかなた (@isawmydevil) Jan 24, 2022
おかんアート、何か述べるのもしんどいがTLにきちんと怒ってる方がいて救われている……
— ネム (@nemm_m) Jan 24, 2022
おかあさんがガンダム作ったらおかんアートになるのかな
— ななぷりん極 (@7rpin) Jan 24, 2022
手仕事したことのある人なら思いつかないんじゃないかね、渋谷でのおかんアート展って。
— おからナッツ (@okala04090) Jan 24, 2022
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おかんアートってあれ要するに昭和以降の手芸本お手本にした作品群じゃね?お手本が全国流通の商品だから全国で同じもんが同時多発的に作られて、結果的に「全部同じ」になるんでしょ。
— ねえね 猫の座布団 (@Doragonsyoten) Jan 24, 2022
おかんアート、家長父制度につなげられるのか。それは考え付かなかった。茶碗や盆栽などの高価な趣味と安価な素材を使ったホームメイドな趣味。なるほど
— 稲 (@Kakui_ytou2) Jan 24, 2022
無論、市井の「無名の」人々がスキマ時間にありあわせのもので作ったものなのだから、出自としては工芸品に近い。一方で「おかんアート」という言葉が既にあったのだから「おかんアート」と銘打って展示するのもわかる。
— KATO kosei 加藤晃生 (@sd_tricks_kato) Jan 24, 2022
おかんアートについて、あれこれ言うてる方、一度展示を見てみて欲しい
— にこぷん (@koubara_3) Jan 24, 2022
おかんアート…😅
— 山岳 (@999y4) Jan 24, 2022
もし結婚出産して作品制作してたらおかんアートにひっくるめられるんかな?
昔から冗談でお母さんと呼ばれたり将来お母さんになったら〜って話されるのに嫌悪感があるからかなりキツいな…🤮
キュレーターがOTOKOなのもまた…女が培った物を男が手柄にするパターン?
おかんアートの話を遅れて知った。最近誰かが付けた名前なんじゃねの。大昔からあるけど名前なんてなかったと思う。あれは折り紙の伝承作品に似てる気がする。
— 水餃子のカンパネラ 書籍発売中 (@Koh_Kashiwagi) Jan 24, 2022
お母さんという立場の人が作っているもの、お母さんだから作っているのではなくて、作りたいから作っているんですよね。お母さんである時に、たまたま。
— あまつぶこ (@amenotsubuko) Jan 24, 2022
私の母もとても手芸好きな人だけど、おかんアートと思ったことはない。クォリティや路線に関わらず。いつも母の作品だなぁと思っている。
おかんアート作家は人数が多いマジョリティで、マジョリティを無視するわけにはいかない とのコメントがあるけど、マジョリティマイノリティって単なる数の大小を表す言葉ではなく社会的権力も関係してくる。権威ある人に発見され拾われなければ日の目を浴びられないものはむしろマイノリティでは。
— 蟒蛇 (@m_amatsu) Jan 24, 2022
おかんアート、色んな方がおっしゃっている通りモヤるね。キュレーターの方はなんで民藝と比較する形でおかんアートを定義したのか教えてほしい(純粋に比べる意味が分からん)。民藝も一枚岩ではないらしいし勉強してみたいな
— 木村 (@7vDbhh6Hv80piZa) Jan 24, 2022
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