株式会社一ノ蔵(宮城県大崎市松山、代表取締役社長 鈴木 整)は、金龍蔵の会限定商材「祥雲金龍 特別純米酒 木桶仕込み」を5月20日に発売しました。この特別純米酒は、一ノ蔵金龍蔵(宮城県栗原市一迫)の唯一の木桶を使用して醸造されました。
木桶は高い保温性を有し、醪の品温が金属製タンクよりも1℃程度高く推移します。この温度差が、爽やかな酸味を生み出す一因となっています。原料米には宮城県を代表する「ササニシキ」を使用し、上品な甘みと口当たりの柔らかさが特徴です。さらに、木桶仕込みによる爽やかな酸味が加わることで、喉ごしの良い味わいに仕上がっています。
また、発酵によって生まれるバナナやリンゴのようなフルーツ香も特徴で、これが全体の風味を一層引き立てています。商品は全国71店の金龍蔵の会でのみ販売されます。
商品名は「祥雲金龍 特別純米酒 木桶仕込み」で、原材料は宮城県産の米と米こうじ(ともにササニシキ100%)。精米歩合は60%で、アルコール分は16%です。税込希望小売価格は1.8Lが3,300円、720mlが1,650円です。
金龍蔵は宮城県栗原市一迫に佇む歴史ある酒蔵で、文久二年(1862年)創業とその歴史は古く、吟醸酒などの高級酒を寒造りで醸しています。南部杜氏の伝統的な手作り技術が今も蔵人たちによって守られてきました。一迫は良質の米で知られる土地であり、迫川の清流と相まって酒造りに適した環境が整っています。
ブランド名「祥雲金龍」は吉兆の雲を表し、黄金の龍が祥雲たなびく天空へ昇る姿にめでたさと縁起の良さを重ね、お客様に幸を届ける願いが込められています。金龍蔵の杜氏、照井丸實氏は60年以上の酒造り経験を持ち、その技術が評価され「現代の名工」や「黄綬褒章」を受章しています。
この限定酒は、全国の酒販店71店からなる金龍蔵の会でのみ入手可能です。金龍蔵の会は、手作りの技術を継承し、寒づくりという技法を支持する酒販店の組織です。
商品の詳細や販売店情報については、金龍蔵の公式HP(https://kinryugura.net/)をご覧ください。