パソナグループ(代表 南部靖之氏)、日本の農林水産業の持続的発展を目指す連携協定を締結
株式会社パソナ農援隊は、一般社団法人日本経営士会と、日本の農業・漁業・林業・畜産業の持続的発展に向けた連携協定を3月24日(月)に締結しました。これにより、農業をはじめとする地域の一次産業分野において、経営支援の強化や販路拡大等のサポートを行い、日本の地方創生の実現を目指すということです。
地域の農林水産業の経営者の多くは、経営資源の不足や後継者問題に直面しており、持続可能な経営を支えるために、専門的な経営支援やノウハウ提供の必要性も高まっています。
パソナ農援隊は12,000名を超える農業関係者支援実績を有し、日本経営士会が持つ地方自治体や中小企業とのネットワークを相互活用することで、地方経済の成長を支援するとしています。
全国に在籍する日本経営士会員は豊富な経験や専門知識をもっています。一方で、パソナ農援隊は農業経営や地方創生をテーマにしたセミナーや講義を全国で開催しています。これらをマッチさせることで、農林水産業者や地方自治体が抱える課題の解決ができるのではないか、というわけです。
また、各社の課題に応じた個別サポートを提供し、経営改善のアドバイスや新たなビジネスモデルの構築に向けた支援も行うと発表しています。
連携協定の概要
締結日:2025年3月24日(月)
目的:農業を含む中小企業の経営支援、事業承継支援を通じた地方創生の推進
連携内容:
(1)日本の農林水産業の持続発展に関する事項
(2)日本の農林水産業の振興のための企画、研修、実行等、経営支援に関する事項
(3)新規農林水産業者の経営力向上に関する事項
(4)農林水産業と関連した地方創生・地域力向上に関する事項
(5)全国に支部がある日本経営士会の強みを生かした地域力向上に関する事項
問合わせ:パソナ農援隊 地域創生事業部 電話番号03-6734-1260
パソナ農援隊とは
パソナ農援隊はパソナグループの農業生産・人材育成等を行う農業法人です。南部靖之氏が代表を務めるパソナグループから農業関連事業の譲渡を受け、2012年2月1日から営業を開始しました。
<会社概要>
会社名:株式会社パソナ農援隊
所在地:東京都港区南青山三丁目1番30号
設立:2011年12月1日
資本金:5,000万円
代表者:代表取締役 田中康輔
事業内容:農産物の生産・加工・販売事業、農業関連研修事業、農業関連コンサルティング・各種サポート、施設管理業務
日本経営士会とは
1951年9月に創立されて以来、70年以上にわたりクライアント組織の課題解決や未来設計・構築などの支援を行っています。日本経営士会は持続的発展をめざす企業・団体の事業相談・支援等を行うことで、国内外の経済・社会の発展に寄与することを目標としている法人です。
<法人概要>
名称:一般社団法人日本経営士会
所在地:東京都千代田区二番町12-12 B.D.A.二番町ビル5F
設立:1951年 9月25日
代表者:代表理事(会長)鈴木和男
連携先:
青山学院大学 SDGs/CEパートナーシップ研究所、一般社団法人エコステージ協会、株式会社オルタナ、産業能率大学 自由が丘産能短期大学、横浜市立大学都市社会文化研究科
日本の農業の現状
日本の食料自給率は先進国9か国中最下位です。日本の農業では、高齢化が進み農業人口そのものが減っており、熟練を要する作業が多いことから新規就農者にとってはハードルが高いという背景もあります。
また、農地集約に伴い経営が大規模化し、管理や維持もより難しくなっているのです。
2010年から2020年にかけて、農業経営体数は約40%も減り107万となっていることがわかっています。
現状のままでいくと、日本の農業の未来は先細りが危惧されています。
ロボットトラクター等を導入した「スマート農業」への移行や、国を挙げての農業支援など、根本的かつ手厚いサポートが必要になっているのです。
まとめ
日本の農業の危機的な現状と、農林水産業者やその地域への支援に力を入れているパソナ(代表 南部靖之 氏)の活動について理解を深めることができました。日本経営士会というコンサルのプロによるサポートが受けられるとあって、農業関係者の人にとってはかなり注目度の高いイベントなのではないでしょうか。
毎日の食卓に関わることですから、消費者である私たちも危機意識を持つことが重要だと感じます。
パソナの開催するイベントやセミナーに参加してみる、地域の農林水産業者を支援してみるなど、できることから始めてみる必要がありそうですね。
今後も、パソナの農林水産業者を対象とした支援活動に注目し続けていきたいと思います!