【ベンチャー三銃士】パソナのてっぺんに君臨する南部靖之とは【仏教が経営原点】

孫正義、澤田秀雄とともにベンチャー三銃士と呼ばれるパソナ代表南部靖之。勇猛果敢な性格として知られていますが一体どのような人物なのか。

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南部靖之プロフィール

1952年1月5日に生まれた南部靖之。
兵庫県神戸市出身で日本の企業家として知られている。パソナの創業者であり株式会社パソナグループ代表取締役グループ社長兼会長CEOも務めている。
大阪大学大学院国際公共政策研究科客員教授でもある。

兵庫県立星稜高等学校、関西大学工学部を卒業した。

大学時代に家庭の主婦の再就職を応援していきたいという想いから、卒業の1か月前(1976年2月)に労働者派遣事業としてテンポラリーセンターを設立した。オイルショックなども影響してこうした派遣ビジネスは大当たりとなり、会社は急成長した。

自身は、1987年以降に家族を連れてアメリカに移住した。1993年になるとグループ名をパソナに変更し、阪神大震災の復興事業に大きく貢献した。

2020年9月、世間で賛否両論を巻き起こすほどの発表をした南部靖之

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2020年9月にパソナグループが本社機能を東京千代田区から兵庫県淡路島に移すという発表をした。
本社には管理部門を中心におよそ1,800名が勤務しており、そのうち1,200名を23年度末までに徐々に移していく計画である。
こうした発表をしたことで世間を大きく驚かせた。東京一極集中が問題視はされている中で大企業が1,000人超という規模で地方に移るという例はこれまでなかったため、賛否両論が飛び交った。
地方創生を加速する、という賞賛の声、ポーズだけではないかという声もあった。否定的な意見も少なくない中で代表である南部靖之はどのように考えるのか、一体どのような人物なのか?

「他の人が言うなら驚くけど、南部ちゃんが言うなら驚かないね」

否定的な意見は南部靖之のもとには届いておらず、
パソナらしいね、他の人が言うなら驚くけど、南部ちゃんが言うなら驚かないという意見が多かったという。

本社機能移転計画は急に何を言い出すんだ、という感じもするが実はすでに2015年の時点で社員に向けて構想を発表をしていた。新入社員から毎年20名選出し淡路島に社員を受け入れるためのチームをつくり、オフィスや住宅に子供たちの教育環境やITシステムの準備も前々から行ってきた。

受け入れチームはすでに100人規模にまでなり、基盤を作ったうえでの発表だったのである。

南部靖之が本社移転を考えた理由は何だったのか?

2011年の東日本大震災のことがあり、移転を決意した。

震災で大変だった当時、いくつかの企業は東京を離れたが結局のところすべての企業が戻ってきた。でも自分は必ずまた震災や富士山の噴火もいずれまた繰り返されると考えていた。
東京オリンピック・パラリンピックがある2020年から逆算してコツコツと準備を進めていたという。
リスクが顕在化してしまえば、パソナグループの2万人にも及ぶ全社員を淡路島で受け入れて生活を守り事業も続ける。
何も起きなかったら、人を映し地方創生を推進するつもりだったのだとか。

結果的に事業継続計画より地方創生としての移転となった。何も起きなければぼく(南部靖之)は移転を言うだけのオオカミ少年になっていたかもしれない。コロナが後押ししてくれた部分もある。と語った。
恐れを知らず果敢な性格で知られる南部靖之にとっても移転は前代未聞のチャレンジで簡単な決断ではなかったということがうかがえた。

誰もやらないことに挑戦するということ

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思い返せば、パソナの歴史は再就職支援から始まった。企業内保育施設の運営代行や福利厚生のアウトソーシングなどなど、それもどれも日本初となる歴史であった。
南部靖之はどうして誰もやらないことを好んで選び進んでいくことができるのか?
3人兄弟の末っ子で、算数が得意な兄と違い自身は絵が好きだったという。
絵が得意なのも算数が得意なのも同じ価値よ、と10円で絵を買ってくれた母。その母のおかげで人と違うということが気にならなくなったのだとか。

暴れん坊だった南部靖之少年を父がお寺に修行に行かせることにした。
高校や大学時代は、家ではなくほぼ寺で暮らした。

南部靖之の教科書は、禅文化を世界に広めた鈴木大拙である。現在経営で大事にしている囚われない心、こだわらない心、惑わされない心、心の黒字を大切にするという考え方も、みなお寺で学んだという。

仏教の影響を受け、お金を儲けることではなく社会課題を解決することに興味をもった

仏教に影響を受けた南部靖之は、お金儲けではなく社会課題を解決することに興味を持った。
大学時代は退職した女性に就職の機会をつくる活動をボランティアで立ち上げたかった。しかしボランティアは父に反対された。"良いことだからお金をください"では、もらった範囲でしか活動ができないから、本気なら会社を起こして事業にしなさい”
と言われた。

1976年に企業し、人材派遣で急成長を遂げた。日本初の事業を次々に立ち上げ、現在も様々な社会問題に取り組んでいく。

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