記録的な酷暑が続くなか甲子園を主催する朝日新聞は、試合時刻の変更などを検討することもなく炎天下での大会を強行するようだ。地方大会では石川県・馳知事が「この暑い中、午後0時半開始はおかしい」と球児の健康を心配するコメントを出しているが、朝日新聞は選手の命よりも目先の金儲けの方が大事なのだろうか?
目次
7月27日、気象庁はこの先の1か月予報を発表。今が一年で最も暑い時期ですが、全国的に気温が平年より高い見込み。また、高温に関する早期天候情報が発表され、全国の広範囲で8月2日頃から平年に比べて「かなり高温」に。8月は猛暑でスタートし、「記録的に暑い夏」となる可能性も。
引用元:tenki.jp(引用元へはこちらから)
近畿地方で記録的な暑さとなっています。15時までに、大阪府の枚方市では最高気温39.8℃を観測し、全国の今年最高気温を更新しました。体温超えの危険な暑さは、まだまだ続く見込みです。
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公益財団法人日本高等学校野球連盟 第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社、日本高等学校野球連盟)は2023年8月6日(日)から17日間(雨天順延、3回戦2日目、準々決勝、準決勝各翌日の休養日3日を含む)、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催します。
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開催日程が短い高校野球を巡っては、投手の連投が以前から問題になっている。さらに猛暑の年が相次ぐようになったことから、「日程を変えるべきだ」「空調のあるドーム球場でやるべきだ」といった意見が強まっている。
※2018年8月5日 Buzzfeedより
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昨今の猛暑は危険なレベルに達している。高校野球に変革の可能性はあるのか。
※2018年8月5日 Buzzfeedより
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日本高野連の竹中雅彦事務局長は東京スポーツの取材に「秋にするとなると、学校はどうするのか。ドーム球場で球児が納得するのか。高校野球の聖地は甲子園だから」としたうえで、「でも来年以降はあらゆる可能性を視野に入れて検討していかないといけないのは事実」と述べた。
※2018年8月5日 Buzzfeedより
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朝日新聞社広報部はBuzzFeed Newsの取材に「高校生による競技として長く定着した大会であり、安全で円滑な大会運営ができるよう、今後も様々な角度から検討してまいります」と回答した。
※2018年8月5日 Buzzfeedより
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Sirabee編集部が、7月18〜21日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「夏の甲子園のあり方」について調査したところ、最も多かった答えは「試合を午前と夕方以降にすべき」で29.7%。
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時間変更については、「全てナイトゲームにすべき」も8.3%見られた。一方、時期や場所を変更すべきという意見も少なくない。
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「秋以降に開催すべき」は26.9%で、「朝・夕方以降のみ試合」に次ぐ勢力に。また、屋根のない甲子園球場にこだわらず、時期はそのままでドーム球場開催にすべきという答えも、15.2%見られた。
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「現状のままで良い」という回答は19.9%にとどまり、じつに8割以上が現在の開催方式には問題があると感じていることがわかった。
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石川県の馳浩知事は、7月27日に行われた全国高校野球石川県大会の決勝について、「開始時間を早めるべき」という見解を示しました。
引用元:newsdig.tbs.co.jp(引用元へはこちらから)
馳知事は、28日県庁で開かれた記者会見で、前日の午後0時半から行われた全国高校野球石川県大会の決勝について、「この時間帯でよいのか。私は良くないという判断をしている」と述べました。
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元文部科学大臣でもある馳知事は「高校野球の生徒諸君が頑張っているという美談で終わらせてはならない」と強調しながら、「健康の観点から配慮があっても良い」として、試合開始を午前8時にするなど時間を早めることを提案しました。
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主催社の朝日新聞社、生中継するNHKをはじめ多くのメディアにとって「夏の甲子園」は単なる高校生の野球大会ではない。オリンピック同様に「感動のドラマ」でカネを生み出す巨大利権なのだ。ゆえに、そのドラマの価値を下げるような開催時期や舞台設定の変更は断じて認められないのである。
引用元:www.itmedia.co.jp(引用元へはこちらから)
このような「甲子園ムラ」ともいうべき既得権益集団からすれば、球児や観客がバタバタ倒れたくらいで、開催時期や場所を変更するなどありえないのである。
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バカバカしいと思うかもしれないが、(2)の「ジャーナリズムの忖度」がその動かぬ証拠である。
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「甲子園タブー」というものが存在する。分かりやすいのが、西東京大会決勝で154球を投げた日大鶴ケ丘の投手が試合後、脱水症状を伴う熱中症を発症して救急搬送された「事件」だ。
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報道によれば、この投手は3回戦も熱中症で途中降板し、決勝戦では全身の痛みを訴え、歩行も困難になったという。
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まともな常識をもつ人間ならば、「いやあ、高校野球って本当にいいものですね」で片付けるような事件ではない。当然、複数のメディアがこれを取り上げたが、いつもなら真っ先に大騒ぎしそうな人たちがだんまりを決め込んだ。
『朝日新聞』である。
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先ほども触れたように、この大新聞社は「夏の甲子園」の主催社であり、あの手この手でイベントを盛り上げていく立場。なにをかいわんや、である。
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しかも、もっと言ってしまえば、このように「報道しない自由」を行使するのはまだマシなほうで、明らかに「ある方向」へと読者を誘導させようという作為に満ちた、我々の世界で言う「向けた記事」も散見される。
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例えば、7月22日、新潟の私立加茂暁星高校が地方予選準決勝で敗れたことを、「練習直後に倒れ…亡き女子マネジャーへ、捧げる2本塁打」(朝日新聞デジタル 2018年7月22日)なんて感動秘話っぽく報道したが、実はこの女子マネージャーは、「練習後に約3.5キロ離れた学校に戻るため、選手とともにランニングをさせられて倒れた」のである。
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しかも、遺族によると、倒れたときに心室細動を発症していたが、野球部の監督は「呼吸は弱いけれどある」(朝日新聞デジタル 2017年7月25日)とAEDを使わず、救急車が来るのを待っていたという。数日後、女子マネージャーは低酸素脳症で亡くなった。
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本来、この女生徒に捧げなくてはいけないのは「2塁打」などではなく、なぜ子どもの命を育むはずの学校で、このような事態が起きたのかという原因究明と、「科学的指導とかけ離れた根性論」が横行して、毎年のように死者を出す野球部をどう変えていくのかという改善策であるはずなのに、かなり強引な力技で、「感動ドラマ」へすり替えているのだ。
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ビッグモーターの保険問題がクローズアップされていますが、高校野球の保険は、高野連の斡旋で朝日が独占、炎天下や悪天候での保険の利用が増えれば、保険料が上がり、朝日の手数料が増える構造です。炎天下で開催が過酷になればなるほど朝日が儲る。
— 渡邉哲也 (@daitojimari) Jul 31, 2023
えええっ~😱💥球児の健康と引き換えですか?もうビックモーターですな。
— ウッディー (@uddy1971) Jul 31, 2023
もしかして炎天下でのプレイから時期をずらさない理由の1つなのかしら…
— ケン (@artemis_with) Jul 31, 2023
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『生命の危険』を訴えて、猛烈に東京五輪反対キャンペーンを行ってた朝日新聞が、災害級の酷暑の中でしれっと甲子園高校野球を主催するのも、なかなか味わい深いものがありますね。
— Love🌺毎日英語の勉強を頑張るアカウント (@EverydayHappyLo) Jul 30, 2023
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連日35度を超える暑さで、熱中症の症状で搬送される人も増えている。