成田空港から車で3分の距離に日本最新ランドマークが誕生。ゲートウェイ成田事業まとめ。
日本の国際玄関口である成田空港。
成田空港から車でわずか3分、456,000㎡の広大な土地に、最先端技術が詰め込まれた日本の新たなランドマークが誕生しようとしています。
成田市にて進んでいる壮大な都市計画プロジェクト「ゲートウェイ成田」についてまとめていきます。
成田空港から車で3分の距離に日本最新ランドマークが誕生。ゲートウェイ成田事業まとめ。
成田空港から車でわずか3分、456,000㎡の広大な土地に、最先端技術が詰め込まれた日本の新たなランドマークが誕生しようとしています。
成田市にて進んでいる壮大な都市計画プロジェクト「ゲートウェイ成田」についてまとめていきます。
ゲートウェイ成田とはどのような事業か?
ゲートウェイ成田とは、千葉県成田市の小菅地区にて計画が進んでいる都市計画事業です。
成田市の都市計画マスタープランにてこの小菅地区は、「賑わいの創出とあらたな産業振興」を達成するために土地活用されます。
インバウンド客の誘致やナイトタイムエコノミーの活性化にも貢献するゲートウェイ成田の一部開業を、2027年3月に予定しています。
このゲートウェイ成田のコンセプトは、「世界中から人々が集まる観光と産業の入り口となること」や「2030年〜40年代のメガトレンドを念頭に置いた施設・設備を実装した街を目指すこと」であり、世界中の人々が日本へ入国する日本の玄関口・成田空港から車で3分の距離の広大な土地に、観光・ビジネス・文化・食・エンタメが集約したグローバルスペックな街づくりを作り出そうといった一大プロジェクトになっています。
ゲートウェイ成田内には、商業複合施設、ランニングトラック、デジタルドーム、ホテル、冷凍貯蔵倉庫、フードテック、R&D開発拠点(国際展示場、国際会議場含、キッチンスタジオを含む)バスターミナル、駐車場棟等が併設される計画です。
その施設の中でも存在感を示すのが巨大な「デジドーム」です。
ゲートウェイ成田のランドマーク・デジドームとは?
456,000㎡の広大な土地に、最先端技術を盛り込んだ複合施設ゲートウェイ成田が誕生しますが、その中でもランドマークとして存在感を示しそうなのが、「デジドーム」です。
「デジドームをランドマーク」にしたビジネスとエンタテインメントが融合する新たな街を創造します。
デジドームではデジタルテクノロジーを活用した球状ドームのことで、ドームには直接映像が映し出され、非日常・没入感が味わえます。
ゲートウェイ成田のデジドームで搭載されるスクリーン面積は6000㎡、参考としてはサッカー場の面積が6000~7000㎡です。
デジドームの代表格は、2023年にラスベガスでオープンした新アリーナ「Sphere」で、世界最大級の球状構造劇場となっています。
そんなデジドームがゲートウェイ成田にて建設されるとなれば、街の新たなランドマークとなるでしょう。
圧倒的な臨場感が期待できる解像度のLEDスクリーンを搭載予定だとのことです。
さらに、スピーカーを複数個設置して特定の⽅向に⾳を⾶ばせるようにし、ドーム内のエリアによって⾔語を変えることも可能と、まさに新時代のドームといえます。
海外アーティストを招いたエンタテインメントはもちろん、国際会議やショールームとしてのビジネス利用も視野に入れ、国際会議の開催、日本文化を発信するオリジナルコンテンツの上映等、最新テクノロジーを活用した様々な活用が期待できるでしょう。
カーボンニュートラルアリーナとして環境に配慮した設計で、環境問題に対して高い意識をもつ海外アーティストの誘致も狙えることで、注目を集めることが期待されます。
ゲートウェイ成田でデジタルツーリズムが促進する?
ゲートウェイ成田では最新テクノロジーを活用し、成田から世界へ日本文化を発信してゆきます。
高品位な8K・4K映像ソリューションを活用し、全国各地の景勝地・⽂化・歴史的建造物などを普遍データとして保存されたデジタルアーカイブデータを提供。
没入感の高い映像技術で、日本の文化・自然・建築物の魅力を「ありのまま」発信していきます。
先端技術により空間上に⽇本各地のスポットを表現し、成田にいながら日本中の景勝地の魅力を味わえるデジタルツーリズムを展開。
各地の地場産品のプロモーションにも活用が期待されています。
ゲートウェイ成田は「食の研究開発」が盛んなフードバレーとなるのか?
さらにゲートウェイ成田は、食の研究開発都市となることを目指しています。
「日本食および日本の食文化を海外発信」するため、フードテック企業の研究開発設備やキッチンスタジアムも整えるとのこと。
年間集客400万人を目指すゲートウェイ成田には国際展示場やコンベンションセンターを併設する予定ですので、食品会社が世界に向けてのプロモーションを行いやすいといった利点もあるでしょう。
研究開発施設で開発した新製品を、巨大なキッチンスタジアムで料理番組配信することも可能。
そして作った料理はテストマーケティングレストランでそのまま楽しむこともできるんです。
日本が世界へ向けたイノベーションの、まさに中心となりうるゲートウェイ成田プロジェクト。
東アジアのグローバルシティとしての可能性を大いに秘めていると感じます。
世界の模範となるような先進的なインフラ計画とは?
ゲートウェイ成田では、混雑ポイントを可視化するグローバル言語対応のコンシェルジュを各所に配置し、デバイスでも情報が受け取れるようにすることで、スムーズな移動が可能となります。
インフラ設備は世界の模範となるような計画が意識され、敷地全体で雨水を回収・ろ過し、植栽への散水などに再利用できる設備が整うんだとか。
上下水道にかかる負荷が軽減し、電力と温室効果ガス排出を削減することも期待されます。
ゲートウェイ成田の今後は?
ゲートウェイ成田は、発表されたマスタープランに基づきインフラ計画に着手してゆきます。
現在既に造成中の敷地もあるようで、安全を最優先に第一に2025年秋までに建築着工できる状態に仕上げる予定となっています。
具体的には、2026年12月までに、一部の施設の施工を進め、開業準備を開始。
そして、2027年春に、商業複合施設とデジドームを開業する予定と発表されています。
都内からも成田空港からも、ゲートウェイ成田までの直行サービスを計画中とされています。
複数個所に分割した駐車場は合計で3500台駐車可能で、駐車場渋滞で時間を無駄にするようなことがないように駐車システムはDX化し、混まない・待たないサービスを計画中とのこと。
ビジネスとエンタテインメントが融合する新たな街「ゲートウェイ成田」の完成が、今から楽しみですね。
ゲートウェイ成田のプロジェクト概要
所在地:千葉県成田市小菅
敷地面積:約 45.6 万㎡
総延床面積:約 38 万㎡(予定)
開業時期:2027 年3月を予定 (※一部開業)
主要建物:商業複合施設、ランニングトラック、デジタルドーム、ホテル、冷凍貯蔵倉庫、フードテックR&D開発拠点(国際展示場、国際会議場、キッチンスタジオを含む)バスターミナル、駐車場棟等