2024年05月11日更新
谷口和弘 黒澤明 邦画

黒澤映画ファン・谷口和弘がまとめる 今だから観たい黒澤映画トップ5まとめ!

日本映画の巨匠、黒澤明。 世界の映画監督の憧れであった、まさに日本映画の黄金期。 黒澤映画ファンの谷口和弘が、黒澤明監督の映画で個人的トップ5をまとめていきます。

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日本映画の巨匠、黒澤明。
世界の映画監督の憧れであった、まさに日本映画の黄金期。
黒澤映画ファンの谷口和弘が、黒澤明監督の映画で個人的トップ5をまとめていきます。

黒澤明とは?【谷口和弘がまとめる 黒澤映画】

出典:zuowen.onlyk12.com/sucai/detail/77728a9a-1686-4b88-8661-baeca5f31712
黒澤 明(または黒沢 明、くろさわ あきら、1910年〈明治43年〉3月23日 - 1998年〈平成10年〉9月6日)は、日本の映画監督・脚本家・映画プロデューサー。位階は従三位。
引用元:ja.wikipedia.org(引用元へはこちらから)
第二次世界大戦後の日本映画を代表する監督であり、国際的にも有名で影響力のある監督の一人とみなされている[3][4]。ダイナミックな映像表現、劇的な物語構成、ヒューマニズムを基調とした主題で知られる[3]。生涯で30本の監督作品を発表したが、そのうち16本で俳優の三船敏郎とコンビを組んだ。
引用元:ja.wikipedia.org(引用元へはこちらから)

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出典:news.mynavi.jp/news/2010/02/26/027
黒澤明映画が大好きな、私谷口和弘。
やはりスペクタクルな世界観と、ドシッとしたお芝居で見せる、黒澤映画が大好きです。
とにかく、映画が骨太。
こんな無骨な世界観に憧れます。
強い社会問題意識から、強くもあり、脆くもある主人公を描くことが多い。
描く人間像が好きです。

第1位:天国と地獄【谷口和弘がまとめる 黒澤映画】

出典:baike.sogou.com/v8079533.htm
1961年に『用心棒』、『椿三十郎』と娯楽時代劇を世に送り、次回作には現代劇を構想していた黒澤が、たまたま読んだというエド・マクベインの小説『キングの身代金』(1959年、「87分署シリーズ」の1つ)に触発され、映画化した作品である。映画化の動機は2点あり、「徹底的に細部にこだわった推理映画を作ってみよう」ということと「当時の誘拐罪に対する刑の軽さ」(未成年者略取誘拐罪で3ヶ月以上5年以下の懲役〈刑法第224条〉、営利略取誘拐罪で1年以上10年以下の懲役〈刑法第225条〉)に対する憤り」だという。

映画は興行的には成功を収めたものの、公開された3月以降、吉展ちゃん誘拐殺人事件など都内を中心に誘拐事件が多発した。映画の公開は中止されなかったが、国会でも問題として取り上げられ、1964年の刑法一部改正(「身代金目的の略取(無期または3年以上の懲役)」を追加)のきっかけになった[2]。
引用元:ja.wikipedia.org(引用元へはこちらから)
エド・マクベインの原作を得て、黒澤明監督が映画化した全編息づまるサスペンス。製靴会社の専務権藤の息子と間違えられて、運転手の息子が誘拐された。要求された身代金は三千万円。苦悩の末、権藤は運転手のために全財産を投げ出して三千万円を犯人に受け渡し、無事子供を救出する。非凡な知能犯の真の目的とは。鉄橋を利用した現金受け渡しのシーンは秀逸で、実際にこれを模倣した誘拐事件が発生した。また白黒作品であるにもかかわらず、最も重要なシーンで一個所のみ着色を施すなど新たな演出も印象深い。
引用元:eiga.com(引用元へはこちらから)

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私、谷口和弘が最も気に入っている黒澤映画は、天国と地獄です。
天国と地獄は、時代劇風ではなく、現代社会の誘拐問題を描いています。
三船敏郎・仲代達矢・若き日の山崎努が最高の演技を繰り出しています。
特に鮮烈に記憶に残るのは、若き山崎努。
横浜金町のスラムを練り歩く、ギラギラした雰囲気を纏った山崎努は、非常に魅力的です。
また、独房に詰め込まれた山崎努が、鉄格子越しに三船敏郎と対峙するラストシーン、山崎努の三船敏郎へ向かっての雄たけびは、鳥肌が立つものがありました。

第2位:椿三十郎【谷口和弘がまとめる 黒澤映画】

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出典:v.xiaodutv.com/movie/34323.htm?frp=browse
東宝の正月映画だが、完成が遅れ元日の封切りとなっている(通常正月興行は年末から)。この作品は元々、かつて黒澤組のチーフ助監督であった堀川弘通の監督作品として黒澤が執筆した、山本周五郎原作の『日日平安』の脚本がベースになっている。『日日平安』は原作に比較的忠実に、気弱で腕もない主人公による殺陣のない時代劇としてシナリオ化されたが、東宝側が難色を示したため、この企画は実現しなかった。その後、『用心棒』の興行的成功から、「『用心棒』の続編製作を」と東宝から依頼された黒澤は、日の目を見ずに眠っていた『日日平安』のシナリオを大幅に改変し、主役を腕の立つ三十郎に置き換えて『椿三十郎』としてシナリオ化した(共同執筆は小国英雄と菊島隆三)。なお、黒澤は『日日平安』の主役には小林桂樹かフランキー堺を想定しており、『椿三十郎』で小林が演じた侍の人物像には『日日平安』の主人公のイメージが残っている。
引用元:ja.wikipedia.org(引用元へはこちらから)
名作「用心棒」の続編ともいえる作品で、前作では桑畑を名乗った三十郎が椿三十郎として活躍。キャラクターとしてはより人間味が増し、ユーモアと知略を駆使し、上役の不正を暴こうと立ち上がった9人の若侍をその凄腕で助けていく。加山雄三をはじめとした血気にはやる若侍たちをうまく制御し、敵方の用心棒仲代達矢と知恵比べをしつつ、有名なラストの決闘シーンへと物語は導かれていく。
引用元:eiga.com(引用元へはこちらから)
椿三十郎は、「用心棒」の続編的立ち位置の作品なんですが、正直印象が用心棒と被ってしまいます。
が、椿三十郎の圧倒的に記憶に残るシーンが、ラストの立会。
荒野での、仲代達矢と三船敏郎の決闘。
刹那の太刀筋によって、勝負は決します。
仲代達矢から血があふれ出て、倒れるシーンは圧巻です。
仲代達矢の眼光、鋭すぎ。

第3位:酔いどれ天使【谷口和弘がまとめる 黒澤映画】

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闇市に住む人々を診る町医者の眞田は、口は悪いが心根は優しく腕も一流。そんな眞田の元に、闇市の顔役・松永がピストルの傷の手当てを受けにやって来る。眞田は松永が肺を病んでいることを知り何かと世話を焼くが、血気盛んな松永は聞く耳を持たず…。
引用元:filmarks.com(引用元へはこちらから)
戦後の混乱期。ヤミ市を舞台に飲んべえの医者と結核を患う若いやくざとの交流を描いた作品。新人・三船敏郎は痩せこけた頬にギラギラとした眼光を放ち出色の演技を見せ、この1本でスターダムにのし上がった。映像とかけ離れた音楽を配する演出手法は、この作品以降多用されている。戦後の混沌としたエネルギッシュな雰囲気が見事に描かれた本作は、黒澤=三船の黄金コンビ誕生の記念すべき作品である。
引用元:eiga.com(引用元へはこちらから)
酔いどれ天使は、黒澤明と三船敏郎が初めてタッグを組んだ作品です。
この映画の魅力はなんといっても、「三船敏郎」その人。
当時28歳の三船敏郎、現代では考えられない色気、そして老けています(笑)
純粋に、当時の俳優は戦争経験者ですから、人間的に成熟していたんでしょうね。
ギラギラした印象の三船敏郎演ずるヤクザが放つ、危ない匂い。
そしてこのヤクザに力がなくなっていったら、一気に人が三船から離れていく。

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三船演じる男の、切なさも相まって、最高の映画に仕上がっています。

第4位:乱【谷口和弘がまとめる 黒澤映画】

出典:baike.so.com/doc/4763805-4979577.html
『乱』(らん)は、黒澤明監督による1985年に公開された日仏合作の歴史映画で、主演は仲代達矢。カラー、ビスタ、162分。
物語はシェイクスピアの悲劇『リア王』と毛利元就の「三子教訓状」を元にしており、架空の戦国武将・一文字秀虎の家督譲渡に端を発する3人の息子との確執、兄弟同士の骨肉の争いと破滅を描く。当時の日本映画で最大規模となる26億円の製作費を投じた大作で、構想から9年かけ完成された。
引用元:ja.wikipedia.org(引用元へはこちらから)
黒澤の最高傑作の一つとして国内外で高く評価されている。第58回アカデミー賞では監督賞を含む4部門にノミネートされ、ワダ・エミが衣裳デザイン賞を受賞した[2]。第39回英国アカデミー賞では6部門にノミネートされ、外国語作品賞とメイクアップ賞を受賞した。ほか第20回全米映画批評家協会賞で作品賞と撮影賞、第51回ニューヨーク映画批評家協会賞で外国語映画賞、第11回ロサンゼルス映画批評家協会賞で外国語映画賞と音楽賞、第28回ブルーリボン賞で作品賞と監督賞を受賞した。
引用元:ja.wikipedia.org(引用元へはこちらから)
巨匠・黒澤明が構想10年・製作費26億円をかけて完成させたライフワーク的作品で、シェイクスピアの悲劇「リア王」をベースに毛利元就の「3本の矢」の故事などを取り入れながら、裏切りと憎しみの中で殺し合う人々の姿を壮大なスケールで活写した戦国時代劇。70歳を迎えた猛将・一文字秀虎は、家督を3人の息子に譲ることを決意する。息子たちの団結を信じきって自らは隠居を望む弱気な父に対し、3男の三郎は異を唱えるが、怒った父に追放されてしまう。しかし三郎の予想通り、兄の太郎と次郎は秀虎に反旗を翻し、血で血を洗う骨肉の争いが始まる。ワダ・エミが衣装を担当しアカデミー衣装デザイン賞を受賞。公開から30年を経た2015年に4Kデジタル修復版としてよみがえり、第28回東京国際映画祭「Japan Classics」部門で上映された後、17年4月より劇場公開。
引用元:eiga.com(引用元へはこちらから)
黒澤明監督の「乱」は、シェイクスピア作品の「リア王」を原作とした映画です。
「リア王」においてリアにキツく当たる3姉妹は、3人の兄弟の設定。
ここで、根津甚八さんの渋い演技が、最高です。

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とにかくスケール感が半端ではないので、城まで作っちゃったという黒澤明。
とんでもない完璧主義ですよね。

第5位:生きる【谷口和弘がまとめる 黒澤映画】

『生きる』(いきる)は、1952年に公開された日本映画である。監督は黒澤明、主演は志村喬。モノクロ、スタンダード、143分。東宝創立20周年記念映画。無為に日々を過ごしていた市役所の課長が、胃癌で余命幾ばくもないことを知り、己の「生きる」意味を求め、市民公園の整備に注ぐ姿が描かれている。

黒澤作品の中でもそのヒューマニズムが頂点に達したと評価される作品で、題名通り「生きる」という普遍的なテーマを描くとともに、お役所仕事に代表される官僚主義を批判した。劇中で志村演じる主人公が『ゴンドラの唄』を口ずさみながらブランコをこぐシーンが有名である。国内ではヒットし、第26回キネマ旬報ベスト・テンで1位に選ばれた。海外でも黒澤の代表作の一つとして高く評価されており、第4回ベルリン国際映画祭でベルリン市政府特別賞[注釈 1]を受賞した[注釈 2]。
引用元:ja.wikipedia.org(引用元へはこちらから)
黒澤映画「生きる」は、スペクタクルな作品ではありません。
非常にしんみりとした雰囲気で描かれており、癌で余命を宣告された役所官僚が、ようやく「生きる」生きがいを獲得するといった内容。

しかし、人生とは何なのか?人間とは?人間として生きることとは?という本質的な問題に迫っています。
名作「生きる」は、舞台版としても上演されてもいます。
さらに最近はイギリスでも「living」として映画化されるなど、海外でも人気なのが伺えます。

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