東京の女子美術大学芸術学科に進み、大学在学中にスカウトされて、1978年のTBSの昼帯ドラマ『こおろぎ橋』のヒロインで女優デビュー
映画初出演は80年、山下耕作監督「戒厳令の夜」で、ゴールデンアロー賞新人賞を受賞した
85年の山田洋次監督「男はつらいよ・寅次郎恋愛塾」では国民的シリーズのマドンナ役に起用され、溌剌とした魅力をスクリーンに刻む
NHK時代劇『風神の門』、大河ドラマ『峠の群像』、『独眼竜政宗』、連続テレビ小説『ロマンス』や、山田太一脚本のフジテレビ『早春スケッチブック』、日本テレビ『野望の国』などで瑞々しい演技を見せ、人気・実力ともに高めていく
93年に売れっ子コピーライターの糸井重里と結婚したあとは、しばらく女優としての活動が控えめだった
堤幸彦監督「明日の記憶」では認知症にかかった夫に献身的に尽くす妻役、北野武監督「アキレスと亀」では画家である夫に尽くす妻役と、さまざまな境遇下で生きていく妻の姿を丹念に演じる
篠原哲雄監督「昭和歌謡大全集」では、オバサンたちのリーダーを演じ、紀里谷和明監督の全編CGの意欲作「CASSHERN」では聖なる存在となるミドリ役を演じ、透明感のある圧倒的な美しさを見せた
テレビドラマはほかに、NHK『太平記』、『甘辛しゃん』、『蜜蜂の休暇』、『ディロン・運命の犬』、『篤姫』、『おひさま』、日本テレビ『嘘でもいいから』、テレビ朝日『最後の家族』、テレビ東京『本当と嘘とテキーラ』など
執筆活動にも意欲的で、『樋口可南子のきものまわり』『樋口可南子のものものがたり』などを上梓
ソフトバンクCMのお母さん役でおなじみの女優・樋口可南子さん。「白戸家」シリーズに は欠かせない存在です
生年月日 1958年12月13日
出生地 新潟県加茂市
身長 165cm
血液型 B型