藤井聡太の将棋倶楽部24アカウント名を徹底調査! piyopiyokoでほぼ確定か?
インタビュー記事などで藤井聡太四段がネット将棋対戦サイト『将棋倶楽部24』を利用していたと明かされています。そのため、藤井四段のアカウント名(HN・ID)が気になる人が多いはず。そこで、将棋倶楽部24の名簿機能で特定に挑んだところ、piyopiyokoと判明!実はプロ入り前から噂になっていたんです!
ざっくり結論を述べると
「Ponanzaとネットで対戦したことがある」「ネットでの対局数は1500局以上」などの藤井四段の発言を手がかりにして、将棋倶楽部24の名簿を調査したところ、piyopiyokoというアカウントが見つかりました。さらに、藤井四段がプロデビューする前から、そのアカウントが藤井四段のものだと指摘する人がいたことも判明。piyopiyokoが藤井四段のアカウントである可能性が極めて高いです。
以下、そういう結論になる理由を詳しく説明していきます。
最有力な手がかりはPonanzaと3~4回対局しているということ
対戦場所は将棋倶楽部24
対戦時期は2015年12月
将棋倶楽部24でPonanzaと対戦する機会は2011年5月、2013年5月、2015年12月の3回ありました。しかし、2011年時点では藤井四段はまだ奨励会にすら入っておらず、2013年5月時点でも奨励会4級に過ぎませんでした。2015年12月の時点では三段になっていたので、実力的に考えて、Ponanzaと対戦したのはこのときでしょう。
2015年に将棋倶楽部24でPonanzaと3~4回、戦った人をリストアップ
幸いにも将棋倶楽部24の公式サイトで、Ponanza参戦時にPonanzaと対戦した人のアカウント名がすべて公開されていました。
最高レート3090以上という条件で絞り込み
藤井四段本人が自らのレーティング推移について語るところでは
「将棋クラブ24の点数に当てはめると7歳で1500点。10歳で2400点。13歳で3090点。三段リーグが始まってからこれまで、150点から200点くらいは伸びたと思う」
引用元:book.mynavi.jp(引用元へはこちらから)
だそうなので、さきほどの9人の中で、最高レーティングが3090点以上の人を絞り込んでみます。将棋倶楽部24には会員名簿機能があるので、それを使えば簡単にできます。
通算対局数1500局以上でさらに絞り込み
だそうなので、さきほどの3人の対局数をまた将棋倶楽部24の名簿機能を使って調べてみました。
・Ryougi_Shiki 対局数95
・piyopiyoko 対局数1573
・Honey_L_Days 対局数445
対局数1500超えはpiyopiyokoのみです。よって、piyopiyokoこそが藤井四段です!
今までの推論には少し怪しい部分もある
まず一番の問題は藤井四段がずっと同じアカウントを使っていたかどうかは不明だというところです。将棋倶楽部24では複数のアカウントを作ることは容易なので、藤井四段がいろんなアカウントを使い分けていた可能性や、正体がバレるたびに作り直していた可能性が考えられます。
すると、Ponanza戦をやったアカウントと最高レーティングを記録したアカウントが別である可能性が出てきます。また、Ponanza戦をやったアカウントの対局数が1500を超えているとは限らない可能性も出てきます。そのため、さきほどまでやっていた対局数による絞り込みや、最高レーティングによる絞り込みが正しいかどうか微妙になってきます。
そのほか、藤井四段のインタビューでの発言がどこまで正確なものか分からないという問題や、本当にPonanzaとの対戦場所が2015年の将棋倶楽部24なのかという問題もあります。
しかし、結論から言えば、やはり、piyopiyokoが藤井四段である可能性が高いです。なぜなら、piyopiyokoに関する様々な情報が藤井四段と一致するからです。以下、それを詳しく説明していきます。
藤井四段がプロになる前からpiyopiyokoは藤井聡太だと噂があった
藤井四段がプロになったのは2016年10月1日。それ以降、報道が増えて、藤井四段がネット将棋で強くなったとか、将棋倶楽部24のレーティングがいくらだったという話が一般に広まりました。そのおかげで、この記事でもpiyopiyokoが藤井四段ではないかと推測することができました。
しかし、なんと藤井四段がプロになる前、つまり、そういった報道が出る前の段階で、piyopiyokoが藤井聡太だと言っている人が2chにいたのです。
piyopiyokoのレート変化が、藤井四段の師匠の発言と一致する
670 :名無し名人:2016/05/18(水)
piyopiyokoは有名奨励会員
ソースはその奨励会員のアマ師匠のブログで
piyopiyokoが3000超えて数日してから「○○君が3000超えたようです」と報告があったこと
引用元:echo.2ch.net(引用元へはこちらから)
アマ師匠のブログというのは、藤井四段が以前通っていた『ふみもと子供将棋教室』のブログのことです。調べたところ、確かに2015年9月7日にそういう記事が投稿されており、「聡太君が3,000点越えたかもしれません、、」と書かれていました。
ではpiyopiyokoが3000点を超えたのはいつだったのか。残念ながら将棋倶楽部24では古い棋譜は検索できなくなる仕様です。そこで、将棋倶楽部24の高段者対局をツイッターで実況している『こいなぎ』氏のツイートをたどって調べてみました。すると…。
2015年9月4日から9月6日の間に3000点超えを達成したと判明。確かに時期が一致しており、3000点を超えた聡太くん=piyopiyokoと考えられます。
piyopiyokoの登録時期はちょうど藤井四段が小学2年生の頃
上のほうで紹介したインタビュー記事で藤井四段は小学2年生の頃からネット将棋を始めたとありました。では、piyopiyokoというアカウントが登録されたのはいつなのでしょうか。
将棋倶楽部24ではアカウントごとにIDが設定されており、新しく登録されたIDほど、数字が大きくなる仕様になっています(筆者がチェックした範囲ではその法則が成り立っていた)。よって、IDから登録時期を推測することができます。
piyopiyokoのIDは将棋倶楽部24の名簿から250179と分かりました。2011年5月に将棋倶楽部24に初めて参戦したponanzaのアカウントIDが252593なので、piyopiyokoの登録は2011年5月の少し前ということになります。これは藤井四段が小学2年生だった時期(2010年4月~2011年3月)と一致します。
今回のまとめ
インタビュー記事などから藤井四段は将棋倶楽部24で1500局以上指しており、最高レートは3090以上で、2015年にPonanzaと3~4回対局したらしいと判明しました。それらの条件をすべて満たすアカウントはpiyopiyokoしか存在しません。さらに、2chで内部リークらしき書き込みがあったり、師匠がそれらしい発言をしていたりします。藤井四段が複数のアカウントを所有している可能性もあるので、piyopiyokoが藤井四段だと断言することはできないものの、piyopiyokoが藤井四段である可能性が極めて高いと言えます。
余談:piyopiyokoは妖怪ウォッチとは関係ない
ほかにも藤井四段の記事を作っています
参考にした書き込みなど