リニア工事を妨げる理由として、南アルプスの自然保護を主張する静岡県・川勝平太知事。川勝知事曰く、「保全は国策であり、国民の総意だ!」とのことだが、つまるところリニア妨害も"国民の総意"だと言いたいらしい…そんなヘリクツが通用するはずもなく、川勝知事に対する非難は全国レベルにまで膨れ上がっている。
目次
知事は誰のためにリニア工事に慎重な立場をとっているのか? という記者の質問に、川勝知事は
「国民の総意として、南アルプスの自然を保全することは国策であると思っている。10年前にはユネスコのエコパークに認定されているので、その生態系を保全することは国際的な責務だと考える。したがって、南アルプスの生態系、自然の保全というのは、多くの人の総意と受け止めている」
と答えた。
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つまり川勝知事は、リニアの着工を止めているのは国策であり、『国民の総意』だと言っているわけです。あまりにも飛躍しすぎた考えだと言わざるをえません。
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南アルプスの自然環境を語る際に外せないのが、増え続ける日本固有種のニホンジカ(ホンシュウジカ)の問題である。
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今回の調査結果から静岡市は、植物の生育数減少は天候などの自然環境の変化だけでなく、ニホンジカの食害による影響が非常に大きいと推測している。
ニホンジカが南アルプスの高山植物を食べつくしてしまった状況は、環境省作成のパンフレット「シカが日本の自然を食べつくす」などで明らかになっている。
またニホンジカの急増で、南アルプスのシンボルであり、国の特別天然記念物ライチョウがエサとなる植生を失い、急減したとの報告が出されている。
高山植物を食べつくしたニホンジカは餌を求めて縄張りを拡大し、リニア工事の基地となる3カ所の作業員宿舎や、非常口など標高約1000メートル前後の南アルプスの森林等でも繁殖活動を行っていると専門家は見ている。
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南アルプスの生態系に強い懸念を示す川勝知事だが、静岡県は増え続けるニホンジカの生息数はじめ、高山植物以外のニホンジカによる食害被害の状況について全く把握できていない。
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https://t.co/SNufKrwruW”県専門部会は…ニホンジカによる植生への影響などは議論しないどころか、避けている。つまり、南アルプスの現状を理解しようとしないのだ。 川勝知事の意向通りに、自然環境保全を名目にしてリニア工事着工を妨害する県生物多様性専門部会は即刻、解体すべきである。”
— 💙💛ぷらな (@prna79) Dec 4, 2023
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静岡県 川勝平太知事(都内):「静岡県は一貫してリニアに賛成しております。このリニアの技術は日本の誇るものであり、これを次世代に継承発展させていかなければならないと思っています。南アルプストンネル工事につきましては、昨年の私が入る前の期成同盟会の決議の第一項におきまして、水資源の保全また南アルプス自然環境の保全をうたい、それと同時にリニアを進めると、同じように閣議決定もそのことがうたわれ、
また翌月の選挙における自民党の党約にもうたわれました。これは静岡県の主張と全く一緒でございまして、ご同慶の至りでございます」
改めて、静岡県はリニアを推進する立場であり、期成同盟会や政府の姿勢と「一致している」ことを訴えました。しかし…
静岡県 川勝平太知事:「南アルプストンネル工事を含め、トンネルを掘りますと2つの問題が出てきます。1つは水です。もう1つは掘削土でございます」
川勝知事による、およそ3分半のあいさつのうち、2分余りを占めたのは、南アルプスをめぐる静岡県の立場について、理解を求める言葉でした。
静岡県 川勝平太知事:「南アルプストンネル工事における水の問題に関しましては、JR東海さんが田代ダムの取水抑制によって、これを解決したいという案を出されておりまして、この実現可能性が今、JR東海さんと東京電力の間で話し合われておりまして、これの解決を私どももとしても鶴首しているところであります」
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期成同盟会会長 愛知県・大村秀章知事:「南アルプス静岡工区の工事はまだ着手できていない状況。これは関係の皆様方に英知を結集してもらい、1日も早く“より良い”解決策を見出して進めてもらうように強く望む」
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山梨県 長崎幸太郎知事:「南アルプス静岡工区における大井川の減水対策案については、早期に水問題の解決に向けた関係者間の協議が整い、速やかに工事が着工されることを山梨県としても“強く、強く”期待する」
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会議中、古屋会長からは釘をさす言葉が…。
古屋委員長:「期成同盟会に入った以上は同じ方向を向くべき。全国様々な事業で、皆問題を抱えているが、知恵を出して解決している」
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Q.古屋会長から最後に厳しい言葉が飛んだと思うが?
A.「いや、厳しいというより励ましの言葉だと思った。この気候のいい時に特別委員会の先生方には燕沢。これは国交省の山体崩壊の頻度で一番危ないところと言われていて、その現場を見てもらうとわかる。現場を見ればそれが不適切であると、一目瞭然であると私は思っているので」
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脳内変換ヤバすぎ。都合良すぎて笑う。
— ほぬペぺ👴🏻 (@honupapa_papa) Jun 2, 2023
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あらゆるイチャモンを付けては、リニア建設を妨げていることですっかりお馴染み。
リニア中央新幹線の2027年開業が絶望的な状況となってしまったのは、
川勝知事の妨害によるところが大きい。