環境配慮型コーヒー「Overview Coffee」がニカラグア産新商品を発売
サステナブルなコーヒーを求める消費者に朗報!Overview Coffeeが、世界初の再生型オーガニック認証を取得したニカラグアのSACACLI協同組合のコーヒー豆を使用した新商品を発売。希少なマラゴジッペ種を使用し、ナッツやフルーツを思わせる豊かな風味も魅力。環境保護への取り組みにも注目です。
環境配慮型コーヒー「Overview Coffee」がニカラグア産新商品を発売
スペシャルティコーヒーロースターのOverview Coffeeが、ニカラグアにあるSACACLI農業協同組合のコーヒー豆を使用した新商品「LATIN AMERICA - Nicaragua SACACLI Cooperative」を2024年10月1日より発売開始しました。
このコーヒー豆は、世界で初めてリジェネラティブ・オーガニック認証(RO認証)を取得したSACACLI協同組合が生産。1994年設立以来、土壌保護や環境保全に積極的に取り組み、高品質なコーヒー生産を続けています。組合員は500名以上にも及び、持続可能な農業と地域社会の発展に貢献しています。生産から販売まで、トレーサビリティを徹底し、品質管理にも力を入れています。
今回使用されているのは、希少なマラゴジッペ種。ティピカ種の突然変異で生まれたこの品種は、豆が大きく、土壌の豊かな場所で栽培されると、独特の風味を生み出します。しかし、収量が少なく病害虫にも弱いことから、生産量は限られています。
マラゴジッペ種の特徴は、クルミのような軽やかさと、いちじくやアップルティーのような甘みのある風味。口当たりも滑らかで、コーヒー通をうならせる、繊細で奥深い味わいが楽しめます。
Overview Coffeeは、ポートランド発祥のコーヒーロースターで、2021年から日本でも展開。尾道市瀬戸田に焙煎拠点を構え、環境に配慮したコーヒー作りを推進しています。RO認証コーヒーの取り扱いはもちろん、売上の1%を環境保護団体に寄付する「1% for the Planet」にも加盟。環境問題への意識が高い企業姿勢も魅力です。
新商品は、250gと100gの2サイズ展開。価格はそれぞれ3,110円(税込)、1,310円(税込)。Overview CoffeeのECサイトや、東京・日本橋、千葉・一宮、広島・尾道にある直営店で購入可能です。2024年9月26日からは予約注文も開始されます。
RO認証とは、土壌の健康、動物福祉、社会的公正という3つの柱を重視した、包括的なオーガニック認証です。リジェネラティブ・オーガニック農法は、土壌の炭素隔離を促進し、気候変動問題の解決に貢献すると考えられています。Overview Coffeeは、サステナブルなコーヒーを通じて、環境問題への意識を高め、持続可能な社会の実現を目指しています。
Overview Coffeeの新商品発表は、単なるコーヒーの発売を超えた、サステナビリティへの強いメッセージを感じさせるものでした。世界で初めてリジェネラティブ・オーガニック認証を取得したニカラグアSACACLI協同組合との連携は、単に高品質なコーヒーを提供するだけでなく、持続可能な農業を支援し、環境保全に貢献する姿勢を示しています。
希少なマラゴジッペ種を使用している点も興味深い。生産量の少なさや病害虫への弱さという課題を乗り越え、この品種の独特の風味を味わえることは、生産者と消費者の双方にとって大きな価値と言えるでしょう。クルミやいちじく、アップルティーを思わせる繊細な風味は、まさに「スペシャルティコーヒー」の名にふさわしく、コーヒー愛好家にはたまらない魅力です。
Overview Coffeeの取り組みは、単に美味しいコーヒーを提供するだけでなく、環境問題への意識を高める役割も担っていると感じます。RO認証や「1% for the Planet」への参加は、企業としての責任感と、サステナブルな社会への貢献を示す明確な意思表示です。消費者は、価格だけでなく、生産背景や企業理念にも注目する時代。Overview Coffeeは、こうした消費者のニーズを的確にとらえ、共感を呼び起こすブランドへと成長していると言えるでしょう。
今回の新商品発売は、コーヒー業界全体に、環境配慮型農業への転換を促すきっかけになるかもしれません。高品質なコーヒーと環境保護を両立させる取り組みは、他の企業にとっても大きな示唆を与えるでしょう。今後、Overview Coffeeがどのようにサステナブルなコーヒー文化を創造していくのか、引き続き注目したいです。また、このコーヒーを味わうことで、生産者や環境への思いを共有できる、そんな特別な体験ができるのも魅力の一つでしょう。