2024年09月21日更新
GUCCI サバト・デ・サルノ BTSジン

GUCCI 2025年春夏ウィメンズコレクション発表!サバト・デ・サルノが描く「カジュアルな壮大さ」

グッチがミラノで発表した2025年春夏ウィメンズコレクション。クリエイティブ・ディレクター、サバト・デ・サルノが追求する「カジュアルな壮大さ」とは?BTSジンやNewJeansハニなど豪華ゲストも来場したショーの様子をレポート。

386
0

GUCCI 2025年春夏ウィメンズコレクション発表!サバト・デ・サルノが描く「カジュアルな壮大さ」とは?

2024年9月20日、ミラノ・トリエンナーレ・デザイン・ミュージアムにて、グッチの2025年春夏ウィメンズコレクションが発表されました。クリエイティブ・ディレクター、サバト・デ・サルノ氏が手掛ける今コレクションのテーマは、人生におけるかけがえのない瞬間。その一瞬を捉え、心に刻むという、普遍的なテーマが込められています。

ショー会場となったミラノ・トリエンナーレ・デザイン・ミュージアムは、グッチにとって特別な場所。メンズコレクションのショーを開催した実績もあり、その建築やアーカイブとブランドのアイデンティティとの融合をさらに深めています。今回は、美術館のアーカイブ「Cuore」が、ホワイトからグッチの象徴的なレッドへと色彩が移り変わる、美しいランウェイへと変貌を遂げました。夏の夕暮れを思わせる色彩と、異なるトーンの部屋が、訪れた人々に忘れられない体験を提供しました。

サバト・デ・サルノ氏は、このコレクションについて、「1年をかけてグッチに対する自分の考えを構築してきた」と語っています。それは、テーラリングやランジェリー、レザーといった素材や、1960年代のシルエットを基調とした「カジュアルな壮大さ」という、ブランドの伝統を継承しながらも革新的な表現です。

コレクションの中心となるのは、洗練されたテーラリングです。メンズとウィメンズのワードローブを融合させたジャケットやパンツは、スニーカーと合わせることで現代的なカジュアルスタイルを提案しています。グレーやレッド、ホワイト、グリーン、オレンジといったカラーパレットも特徴的です。1960年代へのオマージュを感じさせる構築的なシルエットのジャケットやスカート、そして、ロングコートは、GGパターンを新たな視点で表現し、デニムやタンクトップなど、様々なアイテムと組み合わせることでデイリーウェアとしても活躍します。

グッチのDNAともいえる光沢仕上げのレザーや、レースのドレス、ランジェリーもコレクションに華を添えています。

伝統の探求という点では、グッチを象徴する「バンブー」も重要な役割を担っています。1947年から続く「グッチ バンブー」は、オリジナルデザインのバッグだけでなく、レザーやラッカー、アクリルガラスを用いたコンテンポラリーなアレンジも施されています。バンブーのフォルムはジュエリーにも落とし込まれ、ネックレスやブレスレットとして登場。1990年代風のジャージードレスやプラットフォームシューズにも、そのディテールが用いられています。さらに、ミニサイズのバンブーバッグや「Gucci 73」バケットバッグ、新しい「Gucci Go」バッグなど、新作バッグも多数発表されました。また、グッチ日本上陸60周年を記念したコラボレーションプロジェクトの一環として、日本のアーティストがヴィンテージバッグを再生した一点ものの「グッチ バンブー1947」バッグも披露されました。

シューズでは、グッチを象徴する「ホースビット」が進化を遂げています。アイコニックな「グッチ ホースビット1953」ローファーから、プラットフォーム、クリーパー、バレリーナ、アンクルブーツへと展開し、新たな魅力を放っています。1960年代のムードを感じさせるソフトなフラットブーツも登場しました。

アクセサリーでは、イラストレーターのヴィットリオ・アッコルネロ・デ・テスタが描いたオリジナルの「フローラ」を用いたスカーフが、ヘッドスカーフとして登場。ホワイトベースに9つの花束が描かれたデザインが、コレクションのカラーパレットと調和し、新たな解釈で表現されています。

ショーには、BTSのジン、NewJeansのハニ、ガルフ、ヤニック・シナ―などのアンバサダーをはじめ、ダコタ・ジョンソン、ジェシカ・チャステイン、キルスティン・ダンスト、ジュリア・ガーナー、リナ・サワヤマ、ソランジュ・ノウルズ、マーク・ロンソン、そして日本からは井上ヤマト、ミチ、よしあきなど、世界中から多くの著名人が来場し、コレクションへの期待の高さが伺えました。
グッチの2025年春夏ウィメンズコレクションは、クリエイティブ・ディレクター、サバト・デ・サルノ氏の「カジュアルな壮大さ」というビジョンが、鮮やかに表現された素晴らしいショーでした。

ショーのテーマである「人生におけるかけがえのない瞬間」は、私たち一人ひとりの心に響く普遍的なテーマであり、コレクションを通して、その瞬間を大切にすること、そして自分自身を見つめ直すことの大切さを改めて感じることができました。

コレクションは、1960年代を彷彿とさせるシルエットやカラーパレット、そしてテーラリングの技術と現代的な要素を融合させた、まさに「カジュアルな壮大さ」を体現したものでした。グッチの伝統と革新が調和し、新しいグッチのスタイルを提案していると感じました。

特に印象的だったのは、グッチのアイコニックなアイテムである「バンブー」と「ホースビット」が、現代的なデザインにアップデートされ、新たな魅力を放っていた点です。伝統を守りながら、常に進化を続けるグッチの姿勢が感じられました。

また、ショーには世界中から多くの著名人が集まり、その華やかさと熱気に圧倒されました。特に、BTSのジンやNewJeansのハニといったK-POPアイドルの来場も話題となり、グッチの世界観とK-POPの融合が、新たなファッショントレンドを生み出す可能性を感じました。

コレクション全体を通して、サバト・デ・サルノ氏のクリエイティビティと、グッチというブランドの確固たるアイデンティティを感じることができました。そして、ファッションは単なる服を着ることではなく、自分自身を表現し、人生を豊かにするものであるということを再認識させられました。

今回のコレクションは、グッチの未来への展望を示すものであり、今後どのような進化を遂げていくのか、非常に楽しみです。同時に、グッチが発信するメッセージは、ファッション業界のみならず、多くの人々にインスピレーションを与え続けるものだと確信しています。

このショーは、単なるファッションショーではなく、グッチが私たちに贈る、美しく、そして力強いメッセージでした。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

その他の新着

イオンサステナキャンパスMYボトルデザインコンテスト授賞式開催!環境大臣賞など20作品が決定

イオンモールが開催する『イオンサステナキャンパス MYボトルデザインコンテスト』...

ハイセンス洗濯機HW-K55E:一人暮らし向け高コスパモデル

ハイセンスHW-K55Eは、一人暮らしや二人暮らしに最適な5.5kg全自動洗濯機...

民事訴訟・人事訴訟・家事事件手続のデジタル化が加速!新日本法規が最新情報を公開

新日本法規出版が、民事訴訟や家事事件手続におけるデジタル化の現状と今後の展望を解...

Kayiysu重ね着風パーカー:普段着に最適なお洒落トレーナー

Kayiysuの重ね着風長袖プルオーバーパーカーは、カジュアルで可愛い薄手のスウ...

湘南の秋を彩る!クラフトビールとフードが楽しめる『湘南クラフトビール祭り』開催

9月28日(土)・29日(日)に茅ヶ崎の第一カッターきいろ公園にて、『湘南クラフ...

【Amazonスマイルsale】Kayiyasu 重ね着風スウェット:可愛さと着痩せ効果

Kayiyasuの重ね着風スウェットトレーナーは、カジュアルで可愛いデザインが魅...

アクセスランキング

【速報】名古屋・栄で乗用車が歩道に突入、複数人が負傷する事故が発生

2025年4月1日、名古屋市栄の久屋大通で乗用車が歩道に乗り上げ、複数人が負傷す...

【事故】山陽道・三木SA付近でトラック事故発生!上り線一時閉鎖

2025年4月1日朝、山陽道上り線、三木SA付近で大型トラックによる事故が発生し...

『ユーリ!!! on ICE』の気づきにくい伏線まとめ!勇利が本当にカツ丼禁止されてる、など

「2話のカツ丼禁止令を3話でも勇利が守っている」「2話で箸を使えなかったユリオが...

【ユーリ!!! on ICE】各キャラのモデルまとめ!有名フィギュアスケート選手のハイブリッドか?

勇利の経歴は町田樹と似ていて、メンタルの弱さは高橋大輔に似ている。ユリオの性格は...

【火事】横浜市神奈川区で火災発生、東神奈川駅付近で一時交通規制

4月1日午後、横浜市神奈川区富家町で火災が発生し、消防が出動しました。京浜東北線...

【火事】岐阜県高山市西之一色町で火災発生、消防が出動し鎮火活動

岐阜県高山市西之一色町で4月1日夕方、火災が発生しました。消防車が出動し、消火活...

まとめ作者