東京ソラマチに神棚専門店が飲食店をオープン!若い世代も楽しめる「願(ねがわくば)」の魅力
創業60年以上続く神棚専門店「静岡木工」が、東京ソラマチに新業態「願(ねがわくば)」をオープン。縁起の良いスイーツや願い事を叶える「願いの石」など、若い世代も楽しめる神事文化体験を提供する。
東京ソラマチに神棚専門店が飲食店をオープン!若い世代も楽しめる「願(ねがわくば)」の魅力
創業60年以上続く神棚専門店「株式会社 静岡木工」が、2024年8月1日、東京ソラマチに新業態「願(ねがわくば)」をオープンしました。
「願」は、従来の神棚専門店とは一線を画し、若い世代にも親しみやすい空間となっています。店内は、まるで森の中にいるような落ち着いた雰囲気で、日本の伝統文化に触れながら、自分自身の願い事と向き合える非日常的な体験を提供しています。
お店の看板メニューは、縁起の良い食材を使った「御饌(みけ)パフェ」です。こし餡、抹茶餡、クリーム餡の3種類から選べ、仕上げには「願いの塩」で清められます。塩は古来より清めの意味があるとされており、お客様に清々しい気持ちでパフェを楽しんでいただけるよう、想いを込めて仕上げられています。
さらに、御饌パフェには、将来に向けた前向きな言葉や励ましのメッセージが書かれた「願いみくじ」が付いてきます。価格は888円(税込)で、「末広がり」を意味する「8」にこだわっています。
「願」では、御饌パフェ以外にも、縁結びのご塩(えん)アイス、出雲の和紅茶、一粒万倍セットなど、縁起の良いメニューが揃っています。
店内には、願いが叶うかを試す「願いの石」も設置されています。心の中で願い事をした後、石を持った時に、自分が予想していたよりも軽ければ願いが円滑に進み、重ければ努力が必要と言われる試し石です。
「願」では、従来のイメージを覆す、コンパクトで現代の住環境に合わせた「新・神棚」を4種類開発しました。神棚に馴染みの薄いZ世代から外国人観光客まで、幅広い層に受け入れられるデザインとなっています。
「願」は、神事・神棚文化を次の世代に継承することを目指しており、若い世代から国内外と幅広いお客様に、日本の願掛けや験担ぎの文化を体験していただける新たな観光スポットを目指しています。
神棚専門店が飲食店をオープンするという斬新な試みは、日本の伝統文化を現代風にアレンジした新しい取り組みと言えるでしょう。
「願」は、神棚という伝統的な文化を、若い世代にも親しみやすい形で提供することで、新たな顧客層を獲得し、神事文化の裾野を広げる可能性を秘めています。
縁起の良いスイーツや願いの石など、従来の神棚専門店では見られないエンターテイメント要素を取り入れることで、神事文化への興味関心を高め、顧客体験の向上にも繋がっていると感じます。
「願」は、単なる飲食店ではなく、日本の伝統文化を体験できる観光スポットとしての役割も担っており、インバウンド需要の拡大にも貢献する可能性があります。
神棚専門店が、このような新しいビジネスモデルに挑戦していることは、日本の伝統文化の継承と発展に繋がる素晴らしい取り組みだと感じます。