キリンビバレッジは、2024年6月18日に「キリン 午後の紅茶」の定番3フレーバーであるストレートティー、ミルクティー、レモンティーを6年ぶりにリニューアル発売しました。
今回のリニューアルでは、味覚、パッケージデザイン、容器の全てにおいて大幅な変更が加えられました。
まず、味覚面では、スリランカ産紅茶葉を15%以上使用し、紅茶本来の渋みと華やかな香りを最大限に引き出すことに成功しました。ストレートティーには、華やかな香りが特徴のスリランカ産「ディンブラ茶葉」を20%使用し、クリアアイスティー製法により、心地よい甘みと渋み、すっきりとした後味を実現しました。
ミルクティーには、コクのある香りが特徴のスリランカ産「キャンディ茶葉」を20%使用し、紅茶の豊かな香りとミルクの濃厚な味わいを堪能できます。
レモンティーには、フルーティーな香りが特徴のスリランカ産「ヌワラエリア茶葉」を15%使用し、クリアアイスティー製法を用いた紅茶の香りとレモンの甘酸っぱさを楽しめる本格的なレモンティーに仕上げています。
パッケージデザインは、それぞれのフレーバーのおいしさを表現するため、シズル感あふれるアイスティーグラスのイラストを大きく配置しました。また、従来の500mL手売り用ペットボトルは、ダイヤカットが特徴的な新容器に変更され、紅茶の色がよりクリアに見える形状となりました。一部容器はロールラベルに変更され、ラベルの面積が小さくなったことで、年間約116トンのプラスチック樹脂使用量削減と、年間838トンのCO2排出量削減に貢献しています。
「キリン 午後の紅茶」は、長年多くの人に愛されてきた定番商品です。今回のリニューアルによって、さらに洗練された味わいとパッケージデザインで、より多くの人々に親しまれる商品となることが期待されます。
「キリン 午後の紅茶」のリニューアルは、定番商品に対する消費者のニーズの変化と、サステナビリティへの意識の高まりを反映していると感じました。
茶葉の種類や製法を見直すことで、より洗練された紅茶本来の味わいを追求した点は評価できます。特にストレートティーは、クリアアイスティー製法によって、よりすっきりとした後味が楽しめるようになり、日常的に飲める紅茶として、より魅力的になったと感じます。
パッケージデザインも、従来のレトロなイメージから、より現代的な印象に生まれ変わりました。特に、ダイヤカットが施された新容器は、高級感があり、紅茶の色がより鮮やかに見えるため、見た目にも美しく、手に取りたくなるデザインです。
また、環境への配慮も大きなポイントです。ロールラベルに変更することで、プラスチック樹脂使用量とCO2排出量の削減に貢献している点は、企業としての責任を果たす姿勢が見て取れます。
今回のリニューアルは、単なる商品の変更ではなく、時代のニーズと環境問題への意識を反映した、進化と言えるでしょう。今後も「キリン 午後の紅茶」が、より多くの人々に愛される商品として、さらなる進化を遂げていくことを期待しています。