2024年夏の全国高校野球大会、第7日目には4試合の2回戦が行われます。注目の試合として、岩手の花巻東高校が大会の最後に登場します。各試合の詳細と見どころをお届けします。
第1試合:長野日大高校 vs 青森山田高校
第1試合では、15年ぶりの出場となる長野日大高校が、7年ぶり12回目の出場を果たした青森山田高校と対戦します。長野日大高校は、長野大会での6試合中わずか2失点という圧倒的な投手力を誇ります。エースの山田羽琉投手は、変則的なサイドハンドから多彩な変化球を駆使し、23イニング以上を無失点で切り抜けています。一方、青森山田高校は、春夏連続出場の強力打線が特徴です。青森大会では1試合あたりの平均得点が10点を超え、準々決勝では八戸学院光星高校との対戦で2打席連続ホームランを記録した4番・原田純希選手や、逆転満塁ホームランを放った2年生の1番・佐藤洸史郎選手など、打線が爆発しています。
第2試合:石橋高校 vs 聖和学園高校
第2試合は、栃木の石橋高校と宮城の聖和学園高校が対戦します。両校ともに夏の甲子園初出場で、注目の対決となります。石橋高校は、栃木大会での接戦を勝ち抜き、4試合すべてを2点差以内で勝利してきました。4番を打ち、ピッチャーとしても活躍する入江祥太選手がチームの大黒柱です。一方、聖和学園高校は、宮城大会の5試合すべてを3点差以内で勝ち抜き、決勝では仙台育英高校の強力投手陣を打ち崩しました。キャプテンの三浦広大選手は打率5割2分9厘をマークし、打線を牽引しています。
第3試合:霞ヶ浦高校 vs 智弁和歌山高校
第3試合では、茨城の霞ヶ浦高校と、2年ぶり27回目出場の智弁和歌山高校が対戦します。霞ヶ浦高校は、2年生左腕の市村才樹投手や速球投手の眞仲唯歩投手など、多彩な投手陣が鍵を握ります。これまで甲子園での初戦敗退が続いており、悲願の初勝利を目指します。智弁和歌山高校は、和歌山大会で無失点のコールド勝ちを連発し、投打にわたる圧倒的な強さを見せました。エースの渡邉颯人投手を中心に、打線も長打力があり、総合力の高いチームです。
第4試合:花巻東高校 vs 滋賀学園高校
第4試合は、2年連続12回目出場の岩手・花巻東高校と、滋賀学園が対戦します。花巻東高校は、岩手大会での送りバントや犠牲フライが1試合平均4.2と手堅く得点を重ねました。注目選手は、1年生で4番を務める古城大翔選手で、岩手大会ではホームランを放つなど、打撃面での活躍が期待されています。滋賀学園は、1回戦で12本のヒットを打ち、10得点を挙げて初勝利を果たしました。5番・仲田陸玖選手が好調で、打線が引き続きつながるかが鍵となります。
これらの試合がどのような展開を見せるのか、注目が集まります。各校の強みを活かした戦いに期待しましょう。