2024年09月26日更新
Granstra 愛媛県 砥部焼

愛媛の逸品が世界へ!デジタル販路開拓で地域経済活性化

愛媛県が、オンライン展示会プラットフォーム「Granstra」を活用した販路開拓支援を実施。砥部焼や柑橘クラフトコーラなど、11社の個性豊かな商品が世界に向けて発信されています。地域経済活性化への取り組みと、デジタル技術の活用事例に迫ります。

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愛媛の逸品が世界へ!デジタル販路開拓で地域経済活性化

愛媛県は、地域産業の活性化を目指し、デジタル技術を活用した革新的な販路開拓支援に乗り出しました。9月25日より、オンライン展示会プラットフォーム「Granstra(グランストラ)」上で「愛媛百貨 お客様へお届けする"愛"」を開催。食品、生活雑貨、ファッション雑貨、ジュエリーなど、愛媛県を代表する11事業者の個性豊かな商品が世界に向けて発信されています。

今回のオンライン展示会には、伝統的な砥部焼から、愛媛県産の柑橘を使ったクラフトコーラまで、多様な商品が出展。だんじり彫刻を施した木製ボトルクーラーや、視覚障がい者にも優しいデザインの肌着など、各事業者の技術力と創造性が光るアイテムが揃っています。単なる商品紹介にとどまらず、それぞれの商品に込められた想いや、作り手のこだわりを丁寧に紹介することで、ブランドの魅力を余すことなく伝えることに成功しています。

従来のBtoB卸サイトでは、商品情報のみの掲載が一般的でした。しかし、Granstraでは、出展者が自由に情報を登録できるシステムを採用。商品の背景にあるストーリーや、ブランドの世界観を効果的に発信できる点が大きな魅力です。さらに、Granstraは過去1000社以上の出展データに基づいた独自の分析結果を活用し、バイヤーの興味を引くページ作成を支援。出展事業者の商品が最大限に魅力的に見えるよう、ページデザインにも工夫が凝らされています。

展示会開催期間は2024年9月25日から2025年3月24日までと、長期にわたって開催。愛媛県「愛のくに えひめ営業本部」の久保田英和本部長は、「愛媛の豊かな自然と温暖な気候の中で育まれた農林水産物や特産品を、作り手の想いとこだわりと共に紹介しています。愛媛の“愛”を感じていただければ幸いです」とコメントしています。

「愛のくに えひめ営業本部」は、平成24年(2012年)に設置された組織で、県内事業者の販路開拓・拡大支援を目的とした取り組みを行っています。「売れる商品」づくりのサポートや情報発信など、地域経済の活性化に貢献しています。Granstraは、そんな愛媛県の取り組みを強力に支援するプラットフォームとして、重要な役割を担っていると言えるでしょう。

Granstra自体も、ファッション、インテリア、雑貨など様々な業界のオンライン展示会が集まるプラットフォームとして注目を集めています。1000ブランド以上の出展と、2500名以上のバイヤー登録という実績を誇り、オフライン展示会が抱える課題、例えば高額な出展費用や遠方からの来場による負担を軽減し、ブランドとバイヤーの出会いを効率化することに成功しています。
今回の愛媛県の取り組みは、単なる販路開拓支援にとどまらず、デジタル技術を活用した地域経済活性化のモデルケースとして、大きな意義を持つと言えるでしょう。従来の展示会では難しかった、商品に込められたストーリーやブランドの世界観を効果的に伝えることが、オンライン展示会によって実現されています。

特にGranstraが提供するデータ分析に基づいたページ作成支援は、出展事業者にとって大きなメリットです。専門的な知識がなくても、バイヤーの目に留まりやすい魅力的なページを作成できるため、中小企業にとっても参入障壁が低いと言えるでしょう。これは、地域経済の活性化を目指す上で非常に重要なポイントです。

また、長期にわたる開催期間も効果的です。短期間のイベントではなく、継続的な販路開拓を支援する体制を整えることで、事業者の安定的な成長をサポートしています。この取り組みが、愛媛県の地域経済にどのような波及効果をもたらすのか、今後の動向に注目が集まります。

さらに、Granstraは、単なるプラットフォームとしてだけでなく、ブランドとバイヤーの出会いを促進する新しい仕組みを提供することに成功しています。オフライン展示会が抱える課題、高額な出展費用や遠方からの来場による負担を軽減し、より効率的なビジネスチャンスを提供しています。これは、多くのブランドやバイヤーにとって、非常に魅力的な点と言えるでしょう。

愛媛県の取り組みは、地方創生におけるデジタル技術の活用可能性を示す好例と言えるでしょう。他の地域においても、同様の取り組みが拡大していく可能性は高く、今後の地域経済活性化におけるデジタル化の推進に大きな影響を与えるでしょう。本事例を通して、デジタル技術が地方経済の活性化に貢献できることを改めて認識し、更なる発展に期待したいです。

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