20年以上続く「志位体制」に疑問を呈し、党首公選を要求した日本共産党のベテラン党員である松竹氏を「党に敵対した」として除名処分とした日本共産党。ある意味ではその”通常運転”っぷりに「一体いつの時代か」と左派メディアもドン引きする有様のようです。
共産党の現役党員である松竹伸幸氏は19日、東京都内で記者会見し、党員の直接投票でトップを選ぶ「党首公選制」の導入を求めた。志位和夫委員長の在任期間が20年超に上ることに触れ、「国民の常識からかけ離れていると言わざるを得ない」と疑問を呈した。
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この男性は、松竹伸幸氏(67)。党職員時代は党政策委員会の安保外交部長などを務めたという。会見で党の閉鎖性を指摘したうえで、「現場の党員の声が表に出て議論されることで、党の組織的な課題が解決する」と強調。「党首公選」の導入を主張した。実現すれば、自ら立候補する考えを示した。
引用元:digital.asahi.com(引用元へはこちらから)
志位氏が5代目の委員長に就任したのは2000年11月24日。以来、党大会の度に8回も続投が決定し、今日に至っている。
共産党の歴代委員長の在任期間はどうか。
宮本賢治氏が初代委員長で、在任期間は1970年7月7日から1982年7月31日の12年間。さらに議長を1982年7月31日から1997年9月26日まで15年間務めた。
不破哲三氏は1982年7月31日に2代目委員長に就任し、1987年11月29日までの5年間務めた。
3代目委員長は村上弘氏で、1987年11月29日から1989年5月29日まで1年半務めた。
その後、不破氏は4代目委員長として1989年5月29日から2000年11月24日までの11年間在任した。さらに2000年11月24日から2006年1月14日まで5年間議長を務めた。以後、議長職は空白となっている。
つまり歴代委員長で、20年以上在任しているのは志位氏だけである。それにしても、なぜ、こんなに長いのか。
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志位氏が共産党トップに就任したのは00年。それ以来の「長期政権」になっていることを、松竹氏は
「国民の常識からはだいぶかけ離れているということは言わざるを得ない」
と指摘。次のように話し、新陳代謝を訴えた。
「共産党の中には、実は能力のある人がたくさんいて、別に志位さんじゃなければできない仕事ではないのに、慣例で長くやってきた。自分が途中でやめたら『能力ないよね』と思われてしまうみたいな、何か思い込みというか恐怖感みたいのがあるのではないか」
引用元:www.j-cast.com(引用元へはこちらから)
ただ、「志位さんに退陣を求めるということを言ったことは、1回もまだありません」とも話し、公選制の主張は志位氏に対する退陣要求ではないとしている。
「私の場合は『党首選挙で堂々と議論をしあおうよ』、そこが目的なので、その結果として『やっぱり志位さんがいいよね』となる場合だって、もちろんある。その時に『退陣しろよ』みたいなことではない」
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共産党の志位和夫委員長は23日、党首公選制導入などを記者会見で求めた現役党員の松竹伸幸氏について、「規約と綱領からの逸脱は明らか」と批判した機関紙『しんぶん赤旗』の記事を「的確な内容だと考えている」と高評価した。松竹氏の処分に関しては明言を避けた。
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共産党は6日、党首公選制の導入などを著書で訴えた同党員でジャーナリストの松竹伸幸氏を除名処分とした。「党内に派閥・分派はつくらない」などの党規約に反する「重大な規律違反」だとしている。小池晃書記局長が同日の記者会見で明らかにした。
共産党は6日、党首公選制の導入などを著書で訴えた同党員でジャーナリストの松竹伸幸氏を除名処分とした。「党内に派閥・分派はつくらない」などの党規約に反する「重大な規律違反」だとしている。小池晃書記局長が同日の記者会見で明らかにした。
引用元:www.sankei.com(引用元へはこちらから)
処分は党京都府委員会などの名前で行われた。処分理由を記した文書では、松竹氏が著書で党首公選制を提唱したことや、党の安全保障政策を「ご都合主義」と論評したことなどを問題視。「派閥・分派はつくらない」「党の統一と団結に努力し、党に敵対する行為はおこなわない」「党の決定に反する意見を勝手に発表することはしない」との党規約に反したとしている。
引用元:www.sankei.com(引用元へはこちらから)
共産党トップの委員長選出を巡り党員投票による党首公選制の導入を主張している現役党員の松竹伸幸氏(68)について、所属する地区委員会が党規約で最も重い「除名」処分としたことを受け、松竹氏が6日、東京都内の日本記者クラブで会見し「除名処分は過去の歴史からも異常。党の改革がますます必要だ」と反論した。
引用元:www.kyoto-np.co.jp(引用元へはこちらから)
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異論を持つと除名?
— 日本共産党(公式)🌾⚙ (@jcp_cc) Feb 8, 2023
全く違います。本人はそう言い募りますが、党の運営ルールを破った党攻撃が原因です。
党の方針に異論があると党員が自分勝手に行動したら、国民への責任は果たせません。ましてや同調者を募って党を分断するのを放置できないのは当然です。
詳しくは jcp.or.jp/akahata/aik22/…
政党に属していた議員が「除名」されることがありますよね。
「除名」とは、政治家が不祥事を起こしたり、政党内で問題を起こしたりした際に、政党が下す処分のうち、最も重いものです。各党の党則や規約によって手続きが定められています。
会社で言えば、懲戒処分(免職、降格、停職、減給、戒告、訓告、厳重注意など)の中で最も重い「懲戒解雇」に近いものと言えるでしょう。
除名された政治家は、その政党の所属ではなくなります。一部例外はあるものの、原則として復党が認められることもありません。
引用元:go2senkyo.com(引用元へはこちらから)
@harada_akira 反対意見があったとしても、他党だったら除名処分なんかにしないんだけどね…
— にしむら (@nininishimura) Feb 7, 2023
共産党が異常なんすよね…
共産党は多様性どころか排他的ですよね
あとから慌てて異論を塞いでいてなかなか味わい深い。 twitter.com/jcp_cc/status/… https://t.co/YBr5KK7AIz
— 岡崎美合LIVE HEROES両日 (@OkazakiMiai) Feb 8, 2023
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「国際紛争は対話で解決すべき」とあれだけ主張し続けてきた日本共産党が、実は「党の運営ルールを破った」レベルのことで対話は不可能と考えていることが明白となりましたね。 twitter.com/jcp_cc/status/…
— おじゃま虫雄 (@Sata17221) Feb 8, 2023
党勢回復に向け、党首公選を訴えた党員を、なぜ除名しなければいけないのか。異論を排除するつもりはなく、党への「攻撃」が許されないのだと言うが、納得する人がどれほどいよう。かねて指摘される党の閉鎖性を一…
党勢回復に向け、党首公選を訴えた党員を、なぜ除名しなければいけないのか。異論を排除するつもりはなく、党への「攻撃」が許されないのだと言うが、納得する人がどれほどいよう。かねて指摘される党の閉鎖性を一層印象づけ、幅広い国民からの支持を遠ざけるだけだ。
引用元:digital.asahi.com(引用元へはこちらから)
小池晃書記局長は「共産党は意見を言う自由は認められている。問題は党の中で述べることなしに、突然攻撃してきたことが重要」と語った。しかし、党のあり方を真剣に考えての問題提起を、一方的に断罪するようなやり方は、異論を許さぬ強権体質としか映るまい。
一般の党員や党所属の地方議員らが、どう受け止めるのかは、わからない。ただ、党内の結束が保てたとしても、これまで共産党の政策や活動に理解や共感を示してきた、党員以外の有権者や知識人の心が離れるなら、党勢は細るばかりだと思い知るべきだ。
引用元:matomame.jp(引用元へはこちらから)
共産党の志位和夫委員長は9日の記者会見で、党首公選制導入を訴えたジャーナリストの松竹伸幸氏を除名処分とした党の対応を批判した朝日新聞の社説について、「悪意がある」「あまりに不見識だ」「指図されるいわれはない」「断固反撃する」と述べた。「悪意で党を攻撃する者に対しては断固として反撃する」とも強調した。
引用元:digital.asahi.com(引用元へはこちらから)
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共産党は6日、党首公選制など同党改革を訴える著書を出した京都府の党員松竹伸幸氏(68)を除名とした。こうした著書の出版などが「分派活動...
共産党は6日、党首公選制など同党改革を訴える著書を出した京都府の党員松竹伸幸氏(68)を除名とした。こうした著書の出版などが「分派活動」にあたり、党規約に反するというのがその理由。ただ、これに対し世間で理解が広がっている様子はなく、異論を許さないかのようにとれる姿勢を批判する声が上がっている。
(中略)
異論があるなら内部で言え。ちゃんと聞くから。ただし外部には言うな。それが民主集中制だ。外部に言うならそれは分派活動だ、党への攻撃だ—。用語も含めて、いったい、いつの時代のどういう世界観で組織運営をしているのかと思う。「老舗の味」で済ませられるズレではない。
引用元:www.tokyo-np.co.jp(引用元へはこちらから)
組織の論理にこだわるあまり、異論を封じる閉鎖的な体質を印象付けてしまったのではないか。 共産党が党首公選制の導入を訴えたジャーナリストで党員の松竹伸幸氏を除名とした。最も重い処分である。
組織の論理にこだわるあまり、異論を封じる閉鎖的な体質を印象付けてしまったのではないか。
共産党が党首公選制の導入を訴えたジャーナリストで党員の松竹伸幸氏を除名とした。最も重い処分である。
(中略)
しかし、今回の振る舞いによって、旧態依然との受け止めがかえって広がった感は否めない。自由な議論ができる開かれた党に変わることができなければ、幅広い国民からの支持は得られまい。
引用元:mainichi.jp(引用元へはこちらから)
共産党の除名騒動、左派メディアすら引いてるの凄いな。ますます支持者減りそう。
— ゴリちゃん (@TU17184b) Feb 10, 2023
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日本のジャーナリスト、編集者。
かもがわ出版編集主幹。
元かもがわ出版編集長、元日本共産党中央委員会勤務員。