【実際、気になる?】ピースワンコ・ジャパンが取り組む保護犬との関係づくりについて紹介!
ピースワンコ・ジャパンが取り組む保護犬との関係づくりについてご紹介しています。
保護犬の里親になりたいと考えている方は、是非参考にしてみてください。
保護・譲渡活動を通して、犬の「殺処分ゼロ」を実現するためのプロジェクトを行っているのが、ピースワンコ・ジャパンです。
ピースワンコ・ジャパンでは、70,000㎡以上の保護犬の収容用地を保有しており、犬舎施設やドッグラン、診療所、老犬用施設などを完備することで保護犬を安全に管理しています。
今回は、ピースワンコ・ジャパンが保護犬とどういった方法で関係構築を行っているのか紹介したいと思います。
保護犬の里親になりたいと考えている方は、是非参考にしてみてください。
■保護犬との向き合い方
広島県を中心に活動しているピースワンコ・プロジェクトは、
主に野犬、飼育放棄や多頭飼育崩壊を保護しています。
保護された犬たちは、スタッフの手厚いケアを受けながら人間の愛情を学んでいきます。
中には、個性的なコミュニケーションや感情表現を持つ犬たちもいるとのことで、心が通じ合うと非常に愛らしい表情を見せてくれ、素晴らしい関係を築けるようになるそうです。
ピースワンコ・ジャパンでは、以下の取り組みを実施しています。
①人馴れトレーニング
ピースワンコに来たばかりの犬たちは、最初、人間を恐れ近づいてくれないことが多いとのこと。
最初はおやつやおもちゃをあげたり、犬が自ら近寄ってくるのを根気よく待ちます。徐々に犬たちは人間を安全だと認識し、背中やお腹から少しずつ触れさせてくれるようになります。
②お散歩トレーニング
人に馴れ始めたら、お散歩トレーニングを始めます。
はじめはリードやハーネスに馴れるところから、そして犬舎を出て施設内の移動に馴れてもらいます。
そして静かな山道など、犬が落ち着ける環境からスタートし、徐々に賑やかな場所でのお散歩に挑戦していきます。
③健康管理
すべての保護犬にカルテを作成し、正確な管理を行っています。
保護された犬たちはまず検疫施設に数週間滞在し、フィラリア検査、混合ワクチン接種、マイクロチップの埋め込みなど、獣医師による基本的な医療処置を受けます。
■保護犬の特徴
多くの保護犬にとって、人間は未知の存在です。
野良犬や野犬は自然の中で育ってきたため、人間に馴れていないのが普通です。
彼らに染み付いた「警戒心」や「恐怖心」はすぐには消えませんが、ピースワンコ・ジャパンでは、保護犬たちに「人間は怖くない存在」と感じてもらえるよう、愛情を込めて接しています。
人に馴れて譲渡センターへ移動するまで、数か月~数年かかることもありますが、これまで人馴れトレーニングをして4,200頭以上を新しい家族の元へ譲渡・返還してきました。
■時間をかけることが大切
保護犬と暮らす中で「なかなか馴れてくれない」と感じることも多いと思います。
しかし、それも彼らの個性です。
彼らは新しい環境に馴染もうと努力しているので、焦らず、ゆっくりと信頼関係を築くことが大切です。
犬に対して無理に触れたり、強制的に接触させたりしないようにしましょう。犬が自分から近づいてくるのを待ち、犬のペースに合わせて接触を進めます。
心が通じ合うと、非常に愛らしい表情を見せてくれ、良い関係を築くことができます。
何よりも、愛情を持って犬と接することが大切です。犬は人間の感情に敏感ですので、優しく接することで、犬も安心し、信頼関係が深まります。
保護犬との関係は時間と努力を要しますが、その過程で得られる絆は非常に貴重です。犬のペースに合わせながら、焦らずに向き合っていきましょう。
▼ピースワンコジャパン公式サイト 犬の殺処分ゼロを目指し、保護犬のトレーニングおよび譲渡活動を行うプロジェクトです。(運営:認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン)
▼里親募集サイト ピースワンコ・ジャパンの運営する、保護犬たちの里親募集を行う公式ホームページです。
▼ファミリー募集サイト 譲渡が難しい保護犬たちの遠方からのファミリー募集を行うため立ち上げたWEBサイトです。(運営:認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン)