2021年 乙御前御消息(身軽法重抄)の講義【3月度座談会御書】

2021年3月度の座談会で拝読する御書は、乙御前御消息(別名:身軽法重抄)です。この記事では、聖教新聞や大百蓮華を参考に、研鑽と講義の役に立つように拝読内容をまとめています。また、拝読しての意見・所見や決意なども述べています。座談会で御書講義の担当となった方々の参考になればうれしく思います。

1171
0
2021年(令和3年)3月度の座談会では、乙御前御消息(別名:身軽法重抄)を拝読し研鑽します。この記事では、教学の研鑽だけでなく、座談会などでの御書講義も想定して、大百蓮華や聖教新聞などを参考に、拝読内容をまとめています。

3月の座談会で、御書講義の担当になった方々の参考になればうれしく思います。なお、研鑽して感じた事や決意なども述べるようにしています。

乙御前御消息
御書全集1221ページ4行目~6行目
編年体御書790ページ4行目~6行目)

乙御前御消息(別名:身軽法重抄)の背景と大意

御書の種類(内容):お手紙</li>
いつ:建治元年(1275年)・日蓮大聖人が54歳の時</li>
どこに在住の?:鎌倉</li>
誰に:乙御前(おとごぜん)の「母親」へ</li>

「乙御前の母親」は、夫と離別して幼い娘を育てながら純粋な信心を貫いた人。

文永8年(1271年)の日蓮大聖人の佐渡流罪で、鎌倉の門下にも弾圧があり、退転者が続出する中、乙御前の母は、強盛な信心を貫き、佐渡の大聖人を訪ねており、「日妙聖人(にちみょうしょうにん)」の称号をいただいています。

その後、大聖人が身延入山後も、世情が蒙古襲来に騒然とする中で、乙御前の母は、身延の大聖人のもとの足を運んでいます。

法華経こそ最勝の経典であり、求道心ある「乙御前の母」の諸点の加護を約束されると共に、「身軽法重・死身弘法」こそ仏法者の根本精神とされ、広宣流布の確信を示されている御書が、乙御前御消息(別名:身軽法重抄)です。

本文(拝読範囲)【乙御前御消息(別名:身軽法重抄)】

いよいよ強盛の御志あるべし、冰は水より出でたれども水よりもすさまじ、青き事は藍より出でたれども・かさぬれば藍よりも色まさる、同じ法華経にては・をはすれども志をかさぬれば・他人よりも色まさり利生もあるべきなり(御書全集1221ページ4行目~6行目、編年体御書790ページ4行目~6行目より)

通解(拝読範囲)【乙御前御消息(別名:身軽法重抄)】

いよいよ強盛(ごうじょう)な信心を、起こしていきなさい。

氷は水からできるが、水よりも冷めたい。青い色、藍(あい)という草から生まれるが、重ねて染めれば、藍よりも色が鮮やかになる。

同じ法華経ではあっても、信心を重ねていくならば、他人よりも生命の輝きが増し、利益もあらわれてくるのである

スポンサーリンク

スポンサーリンク

乙御前御消息(別名:身軽法重抄)の講義

今回の拝読範囲のテーマは、「常にいよいよの心で」・「祈りを深めた分、境涯が広がる」ということになります。

いよいよ強盛の御志あるべし

あらゆる苦難の中、退転することなく信心を貫き、「日妙聖人」の称号まで頂いた「乙御前の母」に、それでも尚、「いよいよ強盛な信心を、起こしていきなさい」と、仰せになっています。

その例として、水はこおれば氷になり、藍の色は重ねる程に青さを増す例を示されています。

いよいよの心で、【持続の信心】を重ねることが肝心であると仰せなのです。

志をかさぬれば・他人よりも色まさり利生もあるべきなり

【持続の信心】を重ねることでこそ、「他人よりも色まさり利生もあるべきなり」と仰せのように「心身のますます力と輝きが増して、功徳も厳然と現れて来る」ことを確信しましょう。

感想や決意

仕事上のことですが、このところ、以前に上手く行き、大きな成果を収めた方法が、なかなか通じなくなり、窮地に陥っています・・。

「いよいよの志」をもって、題目根本にチャレンジしていきたいと思います。

「乙御前御消息」に関する池田先生の指導

信心の志を重ねることによって、無常のわが生命が何ものにも崩れざる常楽我浄の永遠の宝によって荘厳されるのです。その大境涯を確立するために、志を重ねることが重要となるのです。

「志をかさぬれば」とは、信心の持続です。すなわち、何があってもたゆむことなく、むしろことあるごとに、いよいよ強盛の信心を奮い起こして、わが生命を練磨していくことです。(『勝利の経典「御書」に学ぶ』第3巻より引用)

3月度座談会御書として拝読・掲載された御書の履歴

これまでに、「3月度の座談会御書」として拝読・掲載された「御書」は以下のとおりです。

「聖人御難事」2000年(平成12年)
「四条金吾殿御返事(煩悩即菩提御書)」2001年(平成13年)
「法蓮抄」2002年(平成14年)
「生死一大事血脈抄」2003年(平成15年)
「松野殿御返事」2005年(平成17年)
「報恩抄」2006年(平成18年)
「四条金吾殿御返事」2007年(平成19年)
「異体同心事」2008年(平成20年)
「曾谷殿御返事」2009年(平成21年)
「曾谷殿御返事」2010年(平成22年)
「阿仏房御書(宝塔御書)」2010年(平成22年)
「異体同心事」2011年(平成23年)
「諸法実相抄」2012年(平成24年)
「転重軽受法門」2013年(平成25年)
「兵衛志殿御返事(三障四魔事)」2014年(平成26年)
「上野殿後家尼御返事(地獄即寂光御書)」2015年(平成27年)
「一生成仏抄」2016年(平成28年)
「経王殿御返事(土餅供養御書)」2017年(平成29年)
「寂日房御書」2018年(平成30年)
「聖人御難事」2019年(平成31年)
「兵衛志殿御返事(三障四魔事)」2020年(令和02年)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

3月の【広布史】

3.16 広宣流布記念の日

1958(昭和33)年のこの日、第二代会長戸田先生のもとに、男女青年部の精鋭6000人が集って「広宣流布の模擬試験」と呼ばれる式典が開かれました。

小樽問答

1955(昭和30)年3月11日、北海道の小樽市公会堂で、創価学会と日蓮宗身延派との公開法論が行われました。

3月の【広布史】の関連情報

小樽問答の会場となった建造物「小樽市指定歴史的建造物 第12号 旧小樽区公会堂・旧岡崎家能舞台」です。

3月度 座談会御書 乙御前御消息 世間の反応

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

その他の新着

【退職代行サービス】新卒「土曜が休日だと嘘をつかれた」→これは流石に許されないだろ

日本の労働市場における新入社員の退職が急増している問題が、深刻な社会問題として浮...

【仰天】スマホショップマイナンバーカードを【目視】で確認してMNP→立憲議員が乗っ取り被害に・・・

風間ゆたか(かざま ゆたか)氏は、立憲民主党所属の東京都議会議員です。1973年...

【維新】中条きよし、芸能活動引退なのに松野明美らとカラオケ大会→おひねり営業で大金ゲット 批判殺到

4月7日、東京・青山の結婚式場「アニヴェルセル表参道」で独特なイベントが開催され...

【速報】村上様「ボールが飛ばない、飛距離が出ない」→MIZUNOの統一球が購入不可に「あっ(察し)」

今年のボールは飛ばないと関係者やファンが以前から口にしていた ヤクルト村上、4...

【動画】日本保守党が違法駐車!「弊社が道路使用許可を取ってる場所に違法駐車してる」

日本保守党は、2023年9月13日に小説家百田尚樹の呼びかけで結成された政治団体...

【速報】所沢のタイソンこと久保広海が緊急逮捕!「もうブレイキングダウン終わりだよ」

所沢を拠点に活動する格闘家である「所沢のタイソン」として知られる久保広海氏が、今...

アクセスランキング

【現地レポ】新橋演舞場「祭 GALA」、最前列の女性客が本確拒否!「警察沙汰で45分押し、最悪」

2024年4月18日、新橋演舞場で開催された舞台「祭 GALA」で、最前列の女性...

【速報】新NISA民、続々と損切りへ「新NISAなんかやるんじゃ無かった。もう株やめます」

損切り(そんぎり)とは、投資家が損失を抱えている状態で保有している株式等を売却し...

【人身事故】総武線 稲毛駅で人身事故「飛び込みらしい」

総武線 稲毛駅で人身事故が発生しました。 現在運転の運転見合わせ・遅れが発生して...

【日向坂46】清水理央「今日はタイタニックの沈没日。ジャックとローズが出会った素敵な日!」→批判殺到

清水理央(しみず りお)は、2005年1月15日生まれのアイドルで、日向坂46の...

青山剛昌の名探偵図鑑【104巻】

名探偵コナンに描かれた名探偵図鑑をまとめてみました。 現在【104巻】まで発売さ...

【現場猫案件】クルド人解体業者、ついに一線を超える!「我々が培ってきた技法や工法の意味って。。。」

解体工事とは、建築物や工作物の全部または一部を解体する建設工事です。建物を壊して...

まとめ作者