~太宰府天満宮幼稚園・福岡最古の神社保育~太宰府天満宮の境内で日本を感じながらのびのびした教育を。
九州最大規模の神社であると同時に、全国に約12,000社存在する天満宮の総本宮。そんな太宰府天満宮の境内にある幼稚園が太宰府天満宮幼稚園で、なんと福岡県内で最も古く開設された神社保育。何故神社に幼稚園があるパターンが多いのか?歴史ある太宰府天満宮幼稚園はどんな幼稚園なのか?お答えします。
太宰府天満宮は言わずと知れた学問の神様・菅原道真公を祀る神社です。
九州最大規模の神社であると同時に、全国に約12,000社存在する天満宮の総本宮であり、国内外からの観光の目的地にもなっているます。
太宰府天満宮|全国天満宮総本宮 福岡県太宰府市の神社、太宰府天満宮。学問・文化芸術・厄除けの神様である菅原道真公が永遠にお鎮まりになられる全国天満宮の総本宮です。
そんな太宰府天満宮の境内にある幼稚園が、太宰府天満宮幼稚園です。
もしかしたら観光で太宰府天満宮を訪れた際に見かけたことがある方もいらっしゃるのでは?
このように神社の境内に幼稚園が併設されているケースは良くあります。
これを神社保育といいますが、太宰府天満宮幼稚園は、なんと福岡県内で最も古く開設された神社保育です。
何故神社に幼稚園があるパターンが多いのか?そして歴史ある太宰府天満宮幼稚園はどんな幼稚園なのか?
ぜひ最後までご覧になってみてください。
どうして幼稚園が神社の境内にあるのか。
神社にお参りに行ったら境内に幼稚園があるのを見かけたという方は多いはず。
神社は日本の精神文化である神道の始まりまでルーツを遡る必要がありますが、神社保育が始まったのは終戦後と言われています。
当時は物資が不足しており、保育園や幼稚園の園舎も十分な設備があるとはいえない状況でした。
そこで日本各地の神社が子どもたちがのびのびと活動し学べる環境を提供するため、境内の一部を保育用に開放したのが、神社保育のはじまりとされています。
神社の境内には必ず「鎮守の森」があり、私たち日本人は神社の境内で遊んだことがあるはずです。
そして神社は、近所に住む住民が参拝に訪れたり、お祭りなどの行事があったり、子どもの遊び場が少なくなっていっている現代で、鎮守の森は貴重な場所です。
そんな神社の境内で子どもが地域との関わりの中で、のびのびと育ってゆくことができる、これが神社保育の最も大きな特徴なんです。
なので境内にある幼稚園は日本の伝統とも言えますし、歴史ある幼稚園が多いんです。
学業の神様・菅原道真公を祀った太宰府天満宮の境内にある幼稚園。
太宰府天満宮幼稚園は名称の通り、福岡・太宰府天満宮の境内にある幼稚園です。
太宰府天満宮とは福岡県太宰府市にある神社で、学問の神様として親しまれている菅原道真を祀っています。
京都の北野天満宮とともに全国の天満宮の総本社とされており、なんと年間850万人以上の参拝者が訪れる由緒あるスポットです。

太宰府天満宮幼稚園 福岡県太宰府市にある学校法人 太宰府天満宮学園の太宰府天満宮幼稚園 公式Webサイトです。
太宰府天満宮幼稚園は、大きな樟の木々に囲まれた太宰府天満宮の境内でのびのびと遊び、天神さま(菅原道真公)に見守られながら四季折々の自然の移りかわりを肌で感じて子どもが過ごせる幼稚園です。
太宰府天満宮という由緒ある神社でしか体験できない神事や行事に参加することで、日本の良さや歴史を感じて育つことができます。
1948年の開園以来、国際人としての豊かな日本人を育てることを目標に保育を行ってきました。
教育目標
礼儀正しく
健康で明るく
たくましい子どもを育てる
5つの教育理念
本物の日本文化に触れる
自立心をはぐくむ
豊かな心をはぐくむ
健康な身体をはぐくむ
思いやりの心とたくましさをはぐくむ
太宰府天満宮幼稚園のはじまりは終戦後の1948年。
第二次世界大戦が終わった1948年、戦後復興期が訪れていました。
高度経済成長期を迎える前、寝る間も惜しんで働く親御さんたちのため、太宰府天満宮で子どもを預かるといったニーズに応えるかたちで、太宰府天満宮幼稚園が誕生したんです。
1948年9月 「太宰府天満宮幼児園」として発足し、天満宮文書館東の間にて保育が始まる。
1955年6月 「太宰府天満宮幼稚園」が設立する。
1967年3月 鉄筋二階建一棟の新園舎竣工がスタートする。
1989年4月 学校法人「太宰府天満宮学園 太宰府天満宮幼稚園」となる。
2009年7月 新園舎が竣工する。
2025年9月(現在) 創立77年を迎える。
1948年の開設から、なんと親子孫の三代にも渡って太宰府天満宮幼稚園に通っている家庭もあるようです。
そして1948年の開設は、神社保育としては福岡県で最も古いはじまりだそうですよ。
太宰府天満宮幼稚園の最も大きな特徴は"日本人の心を持った国際人"を育てるところ。
太宰府天満宮幼稚園も最も大きな特徴は、歴史ある太宰府天満宮の境内で、「日本人の心を持った国際人」として子どもを育てるところにあります。
そんな太宰府天満宮幼稚園の園長さんであり、第39代太宰府天満宮宮司の最高顧問でもあるのが、西高辻信良さん。
西高辻信良園長は、常に「本物の種を蒔こう」と仰っています。
本物を育てるために太宰府天満宮に対しても幼稚園に対しても「その時代、その時代のベストを作っていく」ことを目指しています。
具体的には天満宮ならではの行事や英語教育。
太宰府天満宮幼稚園では"本物"を体感して成長してほしいと考え、和菓子・相撲・神事といった日本ならではの文化にふれる行事を実施、さらに2017年からは英語のレッスンをプログラムに組み込んでいます。
日本の精神を受け継いだ日本人を育てるという方針は維持したまま、「日本人の心を持った国際人」を育てるという大きな目標を設定しているんです。
蒔いた"本物の種"はいつか芽吹くと信じ、園児にたくさんの本物を体験体感させてあげる。これが太宰府天満宮幼稚園の大きな特徴です。
太宰府天満宮幼稚園では、5歳児クラス(年長)・4歳児クラス(年中)・3歳児クラス(年少)・2歳児クラス(年少少)・1〜3歳児クラス(未就園児)で年齢別でのクラス分けがされています。
境内でのびのび過ごせる太宰府天満宮幼稚園ならではの行事もたくさん。
日本人としての豊かな心持ちの育児を行っている太宰府天満宮幼稚園では、自然豊かな太宰府天満宮の境内だからこその行事もたくさんです。
開催日程などは時期によって変更されることもあるようですが、太宰府天満宮にゆかりのある祭事や神事にまつわる独自行事は、ぜひ自分の子どもにも経験してほしいと思えるものです。
約30ほどある独自の行事の中から、太宰府天満宮ならではのユニークなものを一部ご紹介しますね。
4月10月:中島神社のお菓子まつり
太宰府天満宮境内の東側にある中島神社は、お菓子の神様「田道間守命」が祀られています。
祭事で捧げられたお菓子を園児もいただく行事です。
6月:和菓子学習・日本茶学習
鈴懸さんの指導のもと、和菓子づくりや和菓子のいただき方を学ぶ行事です。
黒文字・お懐紙の使い方など、あまり学ぶ機会がなく大人でも知らないようなお作法を学べる貴重な経験。
また福岡市「万(よろず)」の徳淵先生が、お茶についての知識や淹れ方を教えてくれる行事も6月に。
10月:おすもう大会
相撲九州場所の時季に「伊勢ケ濱部屋」の力士が太宰府天満宮幼稚園に遊びにきてくれ、本物の力士と一緒に相撲ができる貴重なイベントです。
2月:学業祈願・記念植樹・小学校訪問
年長クラスが天満宮で学業祈願をした後に、境内で記念植樹を行い、太宰府小学校を訪問する行事です。
まさに太宰府天満宮の幼稚園ならではの経験ですよね。
太宰府天満宮幼稚園
運営法人 学校法人太宰府天満宮学園
名称 太宰府天満宮幼稚園
住所 〒818-0117 福岡県太宰府市宰府4丁目7番5号
電話番号 092-924-0223