OWC社は、Thunderbolt 5対応のポータブルSSD「Envoy Ultra」を9月12日に発表しました。
この製品は、Thunderbolt 5、Thunderbolt 4、Thunderbolt 3、USB4に対応したMacやPCのパフォーマンスを最大限に引き出す設計となっており、最大6000MB/sという驚異的な転送速度を実現しています。これは、Thunderbolt 4やUSB4の最大2倍の速度に相当し、新たなベンチマークとなるでしょう。
Envoy Ultraは、プロフェッショナルや最新デバイスを好むユーザーにとって、比類なきスピードと汎用性を提供します。内蔵ストレージに匹敵する性能により、日常的なデータ作業から高度なクリエイティブプロジェクトまで、あらゆる作業をスムーズに行うことができます。
さらに、Envoy UltraはMac、PC、iPad Pro、Chromebook、Surfaceなど、幅広いデバイスに対応しています。防水、防塵、耐衝撃にも優れており、安心して持ち運べる堅牢な設計です。バスパワーに対応し、ビルトインのThunderboltケーブルも付属するため、使い勝手も抜群です。
OWC社は、Envoy Ultraと共に、Thunderbolt 5のポテンシャルを最大限に引き出す高性能ケーブル「OWC Thunderbolt 5(USB-C)ケーブル」も発表しました。このケーブルは、最大80Gbpsの双方向データ転送速度と、最大120Gbpsの広帯域幅ディスプレイに対応しています。Thunderbolt 3、Thunderbolt 4、USB4、USB-C搭載デバイスと互換性があり、データ、ビデオ、電源のあらゆるニーズに対応するシームレスな接続性とパフォーマンスを提供します。
Envoy Ultraは、米国では9月12日から予約販売を開始し、10月下旬に出荷予定です。日本国内では、Amazon OWC直営公式ストアで10月下旬に発売される予定です。価格は2TBモデルが63,790円(税込)、4TBモデルが98,990円(税込)となっています。
OWC Thunderbolt 5(USB-C)ケーブルは、米国では9月12日から販売開始。日本国内でもAmazon OWC直営公式ストアで10月中旬に発売予定です。価格は0.3mが3,660円(税込)、0.8mが4,460円(税込)、1.0mが6,370円(税込)となっています。
OWC社は、これらの新製品を、9月13日から16日までオランダ・アムステルダムで開催されるIBC2024に展示する予定です。
OWC社は、MacやPCを長く使えるように高性能で安全なテクノロジーソリューションを提供するリーディングカンパニーです。クリエイターや企業、一般ユーザーに向けて、ストレージ、拡張機器、メモリーカードなど、さまざまな製品を提供しています。
OWCから発表されたEnvoy Ultra Thunderbolt 5ポータブルSSDは、その圧倒的な転送速度と汎用性の高さで、クリエイターやプロフェッショナルのワークフローを一変させる可能性を秘めています。Thunderbolt 5の技術を最大限に活用することで、これまで以上に高速なデータ転送を実現し、大容量ファイルの編集や処理をスムーズに行えるようになるでしょう。
特に、映像編集や3Dモデリングなど、大容量データの処理が必須となる分野においては、Envoy Ultraの高速性能が大きなアドバンテージとなるでしょう。待ち時間が削減され、作業効率が向上することで、クリエイターはより創造的な活動に集中できるようになります。
また、Macだけでなく、PCやiPad Proなど幅広いデバイスに対応している点も魅力的です。様々な環境で、Envoy Ultraを活用できるため、ユーザーの利便性が大きく向上するでしょう。
さらに、防水、防塵、耐衝撃といった堅牢な設計は、持ち運びが多いユーザーにとって安心感を与えてくれます。安心してEnvoy Ultraを持ち運び、様々な場所で作業を行うことができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
OWC Thunderbolt 5ケーブルも合わせて発表されたことで、Envoy Ultraのパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能になります。Thunderbolt 5の高速通信能力を活かした、スムーズなデータ転送とディスプレイ出力は、ワークフローの効率化に大きく貢献するでしょう。
ただし、Envoy Ultraは高性能なだけに、価格はやや高めです。購入を検討する際には、自身のニーズと予算を考慮することが重要でしょう。しかし、その性能と汎用性を考えると、クリエイティブな活動をより一層加速させたいプロフェッショナルや、高速なデータ転送を求めるユーザーにとって、Envoy Ultraは魅力的な選択肢となることは間違いありません。
今後、Envoy Ultraがどのように市場に受け入れられ、クリエイターやプロフェッショナルのワークフローにどのような変化をもたらすのか、注目していきたいところです。