熊本県天草市轟の滝で集団体調不良発生の水質検査でノロウイルス検出も関連性は不明らしい
熊本県天草市の轟の滝周辺で川遊びをした人が相次いで体調不良を訴えている問題で、水質検査の結果、ノロウイルスが検出されました。しかし、患者と水から検出されたノロウイルスの遺伝子型が一致せず、関連性は断定できないとのことです。
轟の滝で集団体調不良発生!水質検査でノロウイルス検出も関連性は不明
熊本県天草市の轟の滝周辺で川遊びをした人が相次いで体調不良を訴えている問題で、新たな事実が明らかになりました。熊本県は8月27日、轟の滝周辺の水質検査の結果、ノロウイルスが検出されたと発表しました。
この問題は、8月13日以降、轟の滝や周辺の川で川遊びをした人が嘔吐や下痢などの症状を訴え始めたことから発覚しました。熊本県は、19日と23日に複数地点で水を採取し、水質検査を実施していました。
その結果、滝つぼと滝のすぐ上流で採取した水からノロウイルスが検出されました。さらに、保健環境科学研究所が、医療機関から提供された患者の便を検査した結果、4人からノロウイルスが検出されました。
しかし、水から検出されたノロウイルスと、患者から検出されたノロウイルスの遺伝子型が一致しなかったため、熊本県は両者の関連性を断定することはできないとしています。
現在、医療機関から保健所に報告された有症者は124人に達し、直接保健所に連絡があった人は93人です。熊本県は、轟の滝周辺での水質検査を引き続き実施し、原因究明を進めていくとしています。
轟の滝での集団体調不良は、水質検査でノロウイルスが検出されたことで、その原因がより明確になったように思えます。しかし、患者と水から検出されたノロウイルスの遺伝子型が一致していない点は、気になります。
今後の調査で、ノロウイルスが実際に体調不良の原因であることが証明されれば、轟の滝周辺での水遊びは控えるべきでしょう。また、ノロウイルス以外の原因も考えられるため、幅広い調査が必要となるでしょう。
今回の件は、自然と触れ合うことの楽しさだけでなく、安全面への配慮も大切であることを改めて認識させられました。自然を楽しむためには、事前に情報収集を行い、安全対策をしっかり行うことが重要です。