バレーボール男子日本代表は、6月23日に行われたネーションズリーグ予選ラウンド最終戦で、アメリカ代表にストレートで勝利しました。
この試合は、パリ五輪に向けた重要な前哨戦として注目されていました。日本代表は、すでに決勝ラウンド進出を決めており、キャプテンの石川祐希選手など主力を温存して試合に臨みました。一方、アメリカ代表も控え選手中心のメンバーで試合に臨みました。
第1セットは、終盤まで接戦が続きましたが、宮浦健人選手の強烈なスパイクと、チーム最年少の甲斐優斗選手の連続サービスエースが決まり、日本が25対20で先取しました。
第2セットは、アメリカ代表が最大5点のリードを奪う場面もありましたが、日本代表が中盤に追いつき、最後は宮浦選手のバックアタックなどで3連続ポイントを獲得。25対23で逆転勝利を収めました。
第3セットも、宮浦選手の3連続サービスエースなどで終盤に得点を重ね、日本代表が25対19で勝利しました。
日本代表は、予選ラウンドを9勝3敗で終え、6月27日からポーランドで行われる決勝ラウンドに進出します。また、パリ五輪の組み合わせ抽選会を前に、グループ分けで有利になる世界ランキング5位以内も確定しました。
男子日本代表のメンバー12人は、6月24日に発表される予定です。
日本代表は、アメリカ相手にストレート勝ちという素晴らしい結果を残し、パリ五輪に向けて弾みをつけました。特に、若手の甲斐選手の活躍は印象的で、今後の活躍が期待されます。
予選ラウンドでは、幾つかの課題も見受けられました。主力選手を温存したとはいえ、アメリカの控え選手との戦いで苦戦した場面もありました。決勝ラウンドでは、世界トップレベルのチームとの対戦が予想されるため、より一層の強化が必要となるでしょう。
しかし、今回の勝利は、日本代表の底力を示すものであり、パリ五輪でのメダル獲得に向けて、大きな自信を与えてくれるでしょう。今後の日本代表の活躍に期待したいです。