株式会社ヤマダデンキが展開するTSUKUMOブランドから、インテル Xeon W-2500プロセッサーを搭載したマルチGPU搭載のBTOパソコンが、9月18日より販売開始されました。
この新モデルは、AI開発や深層学習、ジェネレーティブAIといった、高度な処理能力を必要とする用途に最適化されています。2枚のグラフィックスカードを搭載することで、GPGPUを活用した並列処理を実現し、従来よりも効率的に処理を実行できます。
特に、大規模なデータの学習や解析においては、マシンを長時間稼働させたり、複数台のPCで処理を分散させる必要があり、導入や維持コスト、設置スペースが課題となっていました。しかし、このマルチGPUシステムは1台のPCで処理を効率化することで、コストやスペースの削減に貢献します。
搭載されているグラフィックスカードは、NVIDIA RTXシリーズの中でも、最大48GBのVRAMを搭載する「NVIDIA RTX 6000 Ada 世代」など、ユーザーのニーズに合わせて選択可能です。2枚搭載することで、最大96GBという超大容量のVRAMを活用でき、メモリ不足に陥りがちな深層学習やLLMの学習・解析もスムーズに行えます。
CPUには、インテル Xeon Wシリーズを採用。高性能なP-Coreのみを搭載し、膨大なコア数と大容量のキャッシュによって、生産性や研究開発のスピードを向上させます。さらに、ECC Registered対応のDDR5メモリや、拡張ボード、マルチストレージを搭載できる広帯域なレーン構成により、長期稼働に耐えうる安定性と拡張性を備えています。
冷却性能にもこだわり、静音性の高い120mmファンを2つ搭載したサイドフロー型空冷クーラーに加えて、240mmラジエーターを搭載した水冷クーラーモデルも用意されています。インテル Xeon Wプロセッサーの性能を最大限に引き出し、安定した動作を実現します。
マザーボードには、ASRock W790 WSを採用。強力な電源フェーズ設計や複合的な冷却システムにより、インテル Xeon Wプロセッサーの性能を最大限に引き出します。高速な有線LANポートやUSB 4.0 Type-Cポートを搭載するなど、ハイエンドワークステーションにふさわしい機能を備えています。
ケースには、Corsair製の『4000D Airflow』を採用。フロントにメッシュパネル、サイドパネルに強化ガラスを採用し、効率的なエアフローを実現しています。また、Noctua製の120mmファンを3つ搭載することで、高性能なPCコンポーネントの冷却をサポートします。
TSUKUMOのBTOパソコンは、長年のパーツ販売で培った知識とノウハウを基に、熟練スタッフが丁寧に組み立てられています。そのため、高い信頼性と安心感、そして幅広いニーズへの対応を高いレベルで実現しています。
今回発表されたマルチGPUモデルは2種類で、価格は1,149,800円から3,999,800円となっています。いずれもBTO方式で、ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズ可能です。
販売店舗は、ツクモネットショップのほか、ツクモパソコン本店、ツクモ名古屋1号店など全国の店舗で販売されています。
高度な処理能力を求めるユーザーにとって、TSUKUMOのマルチGPU搭載BTOパソコンは、AI開発や深層学習、ジェネレーティブAIなど、様々な用途で活躍する強力なツールとなるでしょう。
TSUKUMOから発売されたインテル Xeon W搭載のマルチGPU BTOパソコンは、AI開発や深層学習といった高度な処理能力を求めるユーザーにとって、まさに福音と言えるでしょう。従来、このような処理を行うには、複数台のPCを導入したり、高価なワークステーションを購入する必要がありましたが、このパソコンは1台で効率的に処理を実行できるため、コストやスペースの削減に大きく貢献します。
特に、注目すべき点は、2枚のグラフィックスカードを搭載し、GPGPUを活用した並列処理を実現している点です。これにより、深層学習やジェネレーティブAIなどの処理を高速化し、開発期間の短縮や研究の進展に繋がる可能性を秘めています。
さらに、インテル Xeon WプロセッサーとNVIDIA RTXシリーズGPUの組み合わせは、まさに最強の布陣と言えるでしょう。高性能なCPUと大容量VRAMにより、メモリ不足に陥りがちな処理もスムーズに行えるため、ユーザーは安心して高度な計算処理に集中できます。
冷却性能についても、空冷と水冷の2つの選択肢を用意することで、ユーザーのニーズに柔軟に対応しています。システムダウンが許されない最先端の研究開発現場においても、安定した動作を期待できる点は大きな魅力です。
ただし、価格帯は100万円を超えるモデルもあり、決して安価な買い物ではありません。しかし、AI開発や深層学習といった分野においては、処理能力の向上は時間とコストの削減に繋がり、結果的に大きな利益をもたらす可能性を秘めています。そのため、これらの分野に携わる企業や研究機関にとっては、決して無駄な投資ではないと言えるでしょう。
また、TSUKUMOが長年培ってきたパーツ販売のノウハウを活かし、熟練スタッフが丁寧に組み立てている点も安心感を与えます。BTO方式を採用しているため、ユーザーのニーズに合わせてカスタマイズできる点も魅力的です。
今後、AIや深層学習はますます発展していくと考えられており、高度な処理能力を持つパソコンの需要は高まる一方でしょう。TSUKUMOのマルチGPU搭載BTOパソコンは、この時代のニーズに応える、まさに時代の最先端をゆく製品と言えるのではないでしょうか。