麗澤中高生が地産地消パンを商品化!イオンモール柏でSDGsイベント開催
麗澤中高の生徒が、イオンモール柏と麻布十番モンタボールと連携し、柏市産の食材を使ったオリジナルパンを開発。SDGsの観点から、地産地消の重要性を訴求する販売会が開催されます。フェアトレード商品も販売し、来場者にSDGsへの関心を促します。
麗澤中高生が地産地消パンを商品化!イオンモール柏でSDGsイベント開催
麗澤中学・高等学校のSDGs研究会「EARTH」が、イオンモール柏と麻布十番モンタボールとの連携により、地産地消をテーマにしたオリジナルパンを商品化し、販売会を開催します。
このプロジェクトは、生徒たちがSDGsの活動を通して、「地産地消の重要性や地元産業の魅力を消費者の視点から身近に考えられる機会を創出したい」という思いから始まりました。千葉県柏市は農業が盛んな地域であることから、地産地消は新鮮で栄養価の高い食材の提供だけでなく、地域独特の食文化を発信する役割も担います。さらに、輸送距離の短縮によるエネルギー資源の節約やCO2排出量削減にも貢献できます。
生徒たちは、幅広い世代に地産地消を推進するため、麻布十番モンタボールと協力し、2種類のオリジナルパンを開発しました。
一つ目は、柏市産のブルーベリーを使った「Berry Berry デニッシュ」です。フェアトレードチョコレートや国産小麦を使用するなど、素材にもこだわっています。もう一つは、柏市産小松菜とクロワッサンの端生地を再利用した「Re:Bread」です。こちらも国産小麦を100%使用しています。
販売会では、オリジナルパンに加え、SDGs研究会が取り組む東ティモール支援のフェアトレードコーヒーやネパール支援のフェアトレード紅茶も販売されます。このイベントを通して、イオンモール柏を訪れる買い物客に、SDGsへの関心を高め、身近なところでできるSDGs活動を促すことを目指しています。
販売会は、2024年9月16日(月)11時~17時にイオンモール柏1階レストランコートで開催されます。数量限定のため、なくなり次第終了となります。
麗澤中学・高等学校は、創立者である廣池千九郎博士の理念を受け継ぎ、生徒たちに「叡智」を備えたリーダー育成を目指しています。2015年には中高一貫コース「叡智コース」を新設し、グローバル社会に対応できる人材育成に力を入れています。今回のプロジェクトは、生徒たちの学びを社会に活かす貴重な機会であり、地域社会への貢献にも繋がっています。
このイベントを通じて、地域住民がSDGsを身近に感じ、自分事として捉えるきっかけとなることが期待されています。
麗澤中高生が主体的に企画・実行した、地産地消をテーマにしたオリジナルパンの販売会は、SDGsの概念を地域社会に浸透させるための素晴らしい試みと言えるでしょう。生徒たちが、単にパンを販売するだけでなく、地産地消の重要性や環境問題への意識向上を促そうとしている点は高く評価できます。
柏市産の食材を使用することで、地元の農業を支援し、地域経済の活性化に貢献している点も大きな意義があります。また、フェアトレードコーヒーや紅茶の販売を通して、海外の生産者への支援にも目を向け、グローバルな視点を持つことを促している点も素晴らしいです。
生徒たちが、商品開発から販売までの一連のプロセスに関わることで、社会に出て必要な協調性や責任感、問題解決能力を育むことができるでしょう。また、消費者の立場に立って、商品企画や販売方法を考えることで、市場や顧客ニーズを理解する貴重な経験を積むことができるはずです。
イオンモール柏という、多くの人が集まる商業施設での開催は、幅広い世代にSDGsへの関心を高める絶好の機会となります。買い物客が、普段何気なく買っているパンやコーヒーの背景にある問題について考え、自分たちの消費行動が社会に与える影響について意識するきっかけになるでしょう。
もちろん、販売会は成功するとは限りません。生徒たちが想定した通りに事が運ばない場面もあるかもしれません。しかし、そのような経験を通して、生徒たちは貴重な学びを得、成長していくことができるでしょう。
今回のイベントは、単なる販売会ではなく、生徒たちの成長と地域社会への貢献、そしてSDGsの普及という、複数の目的を達成するための素晴らしい取り組みです。麗澤中高の生徒たちの熱意と、イオンモール柏や麻布十番モンタボールの協力により、このイベントが成功し、多くの人の心にSDGsの種を蒔くことを期待しています。