規格外りんご活用!青森の新たな魅力「弘前ティラミス」誕生秘話
青森県産の規格外りんごを使った新感覚スイーツ「弘前ティラミス」が誕生。JA津軽みらいとレッドホースコーポレーションが連携し、地域資源を活用した商品開発で地域活性化に貢献。その開発秘話や商品の魅力、今後の展望をご紹介します。
規格外りんご活用!青森の新たな魅力「弘前ティラミス」誕生秘話
青森県産のりんごをふんだんに使用した、新感覚スイーツ「弘前ティラミス」が誕生しました。規格外りんごの有効活用と地域活性化を目的に、JA津軽みらいとレッドホースコーポレーションが共同で開発したこの商品は、マスカルポーネチーズクリームとりんごのプレザーブを交互に重ねた、甘さ控えめながらも爽やかな味わいが特徴です。
この商品の開発は、レッドホースコーポレーションが弘前市のふるさと納税支援を通じてJA津軽みらいとの交流を深めたことがきっかけでした。JA津軽みらいから、規格外りんごを活用した商品開発の要望を受け、レッドホースコーポレーションは、市場に出回っているりんごジュースやアップルパイとは一線を画す、ここでしか味わえない希少価値の高い商品を開発しようと試行錯誤を重ねました。
その結果、誕生したのが「弘前ティラミス」です。道の駅での販売を想定し、試食を重ねながらりんごの量や甘さを調整。完成した商品は、弘前市の職員からも「文句なく美味しい」「青森県のりんごから新たな商品が生まれるのは嬉しい」と高い評価を得ました。
製造は、大阪府茨木市に本社を置く株式会社ジョウリュウが担当しています。レッドホースコーポレーションは、同社の豊富な経験とチャレンジ精神に共感し、製造を依頼しました。そして、9月5日より「道の駅ひろさき サンフェスタいしかわ」にて販売が開始されました。
「弘前ティラミス」は、規格外りんごの有効活用という課題解決だけでなく、地域の魅力を発信する新たな商品として期待されています。レッドホースコーポレーションは、今後も地域資源を活用した商品開発を積極的に推進し、地域活性化に貢献していく方針です。第2弾、第3弾の商品開発にも着手しており、青森県産のりんごの可能性をさらに広げていく予定です。
レッドホースコーポレーションは、ふるさと納税サポート事業に加え、地域産業支援及び活性化事業を展開しています。今年1月に発足した商品開発部は、全国20以上の自治体で50アイテム以上の商品開発を手がけ、地域資源を生かした新しい地場産品開発や地域ブランディングに取り組んでいます。地域事業者とのコラボレーションを通じて、地域ならではの物語を生み出し、事業者の活性化をサポートするだけでなく、新たな販路開拓も支援することで、地域を盛り上げていくことを目指しています。
地域の魅力を凝縮した「弘前ティラミス」は、青森県産のりんごの新たな可能性を示すだけでなく、地域活性化の象徴となる商品として、注目を集めています。
青森県産の規格外りんごを活用した「弘前ティラミス」は、単なるスイーツを超えた、地域活性化の象徴と言えるでしょう。JA津軽みらいとレッドホースコーポレーションの連携により生まれたこの商品は、地域資源の有効活用という課題を解決するだけでなく、青森県産りんごの新たな魅力を全国に発信する役割を担っています。
規格外りんごという、従来は廃棄されてしまう可能性もあった資源を、価値ある商品へと変えた点は特筆すべきです。この取り組みは、食料ロス削減という社会的な課題にも貢献しており、企業の社会的責任を果たす好例と言えるでしょう。また、地域住民や行政との連携を重視した商品開発プロセスは、地域一体となって課題解決に取り組むことの重要性を示しています。
「弘前ティラミス」は、単に美味しいスイーツであるだけでなく、青森の豊かな自然と人々の温かさを伝えるストーリーを内包しています。マスカルポーネチーズクリームと爽やかなりんごのプレザーブの組み合わせは、新しい味覚体験を提供するだけでなく、青森の豊かな自然を想起させます。また、地域住民からの高評価は、この商品が彼らの期待に応え、地域への愛着を高める一助となっていることを示しています。
レッドホースコーポレーションが目指す地域活性化は、単に商品を開発するだけでなく、地域住民の活力や誇りを育むことだと感じます。ふるさと納税支援や地域ブランディングなど、多角的な取り組みを通して、地域経済の活性化や雇用創出にも貢献していく姿勢は、非常に高く評価できます。
「弘前ティラミス」は、青森県産りんごの魅力を再認識させると同時に、地域活性化の可能性を示す象徴的な商品です。今後も、レッドホースコーポレーションが地域住民と共に、青森の豊かな資源を活かした魅力的な商品を生み出し、地域をさらに盛り上げていくことを期待しています。この取り組みが、他の地域においても同様のモデルケースとなり、地域活性化の推進に繋がることを願っています。