【北海道】ヒグマのオソ駆除「かわいそう」抗議相次ぐ 主に道外から ハンター萎縮の懸念

雄のヒグマ「オソ18」が釧路管内の標茶町と厚岸町で60頭以上の牛を襲った後、ハンターがオソ18を駆除したことに対する抗議が相次いでいます。

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雄のヒグマ「オソ18」が釧路管内の標茶町と厚岸町で60頭以上の牛を襲った後、ハンターがオソ18を駆除したことに対する抗議が相次いでいます。ハンターが勤務する釧路町には、道外からの抗議の電話やメールが二十数件寄せられており、大部分は「クマがかわいそう」といった内容です。ハンター本人にも同様の抗議の電話が相次ぎ、批判を恐れて取材に応じることができない状況になっています。地元の猟友会関係者は、このような抗議が続くことでハンターが自信を失い、駆除を担う人材が減ってしまうことを懸念しています。

道猟友会標茶支部の後藤勲支部長は、オソを捕獲したことについて報告を受け、大きな被害を出したオソを駆除したにもかかわらず、誹謗中傷に近い抗議が続いていることに不快感を抱いています。

オソは7月30日に釧路町の職員である40代の男性ハンターによって駆除されました。後藤支部長によれば、この男性は駆除時に牧草地で地面に伏せたクマを見つけ、近づいても立ち去らなかったため、人間を恐れない「問題個体」と判断し、車から発砲しました。その後、約20メートルの距離まで近づき、さらに2発撃ったとのことです。

クマには頬に4本の引っかき傷があり、片耳はちぎれていました。男性は前日に同じ牧草地で親子のクマを目撃しており、後藤支部長はオソが親子と一緒にいたために傷を負い、衰弱していた可能性があると推測しています。

男性はオソであることに気付かずに駆除したものの、DNA型がオソと一致したという結果が発表された後、釧路町役場に「なぜ殺したのか」「クマがかわいそうだ」といった抗議が相次いで寄せられました。

ネットの反応

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