千葉県君津市で体験!薪割りから羽釜炊きまで楽しめる「君津の朝めし」秋季開催予約開始
千葉県君津市で、薪割りから羽釜でご飯を炊く体験まで、貴重な体験ができる「君津の朝めし」の秋季開催予約がスタート。美しい自然の中で、地元の羽釜炊き名人からコツを伝授してもらいながら、炊きたてご飯を味わえる貴重な機会です。家族や友人と、特別な朝を体験してみませんか?
千葉県君津市で体験!薪割りから羽釜炊きまで楽しめる「君津の朝めし」秋季開催予約開始
千葉県君津市で、参加者自らが薪を割り、かまどで火を起こし、羽釜でご飯を炊く体験型イベント「君津の朝めし」の秋季開催予約が、9月15日より開始されました。
春から始まったこのイベントは、猛暑を避けて夏季休業期間を挟み、秋に再び開催されます。君津市の清和地区という自然豊かな場所で、参加者は薪割りや羽釜炊きの体験を通して、普段できない貴重な体験をすることができます。
体験に必要な道具や食材、食器などはすべて用意されているので、手ぶらで参加可能です。羽釜炊きが初めての方でも、地元のベテラン羽釜炊き名人たちが丁寧にサポートしてくれるので、小さなお子様連れでも安心です。
イベントでは、薪割り体験、羽釜でご飯を炊く体験、石臼で自家製きな粉を作る体験など、多彩なプログラムが用意されています。炊きたてのご飯は格別で、参加者それぞれがたまごかけご飯や目玉焼き、雑炊など、自由にアレンジして味わうことができます。
君津市は、東京湾アクアラインの千葉側の入口である木更津市の南側に位置し、南房総国定公園に指定されている自然豊かな鹿野山があります。「君津の朝めし」は、この鹿野山のふもとの清和地区で開催されており、豊かな自然に囲まれた環境の中で、特別な朝のひとときを過ごすことができます。
清和地区は、高齢化が進んでいる地域ですが、「子どもの頃、毎朝羽釜でご飯を炊いていた」という地元の高齢者が多く住んでいます。これらのベテランたちが、羽釜炊き名人として、参加者に火加減などのコツを伝授してくれます。
2024年の春季開催では、毎週日曜の朝に開催され、大盛況のうちに幕を閉じました。県内だけでなく、神奈川や東京からも多くの参加者が訪れ、リピーターもいるほど好評だったそうです。
秋季開催は、10月から11月までの日曜朝に開催予定ですが、天候によっては中止となる場合があります。また、お米の価格高騰の影響で、お米の料金が若干値上げされる可能性がある点には注意が必要です。
「君津の朝めし」のマークは、大きなどんぶりに黄身を2つ乗せたイメージで、君津市名産の新鮮なたまごが、参加者1人あたり2個提供されることに由来しています。このたまごは、参加者によって、様々な料理にアレンジされ、炊きたてのご飯と共に美味しく頂かれます。
参加は事前予約制で、新鮮なたまごの仕入れの関係上、当日参加はできません。予約は「君津の朝めし」のウェブサイトから行うことができます。料金は当日現金払いとなっており、悪天候等による中止の場合でも、特別な手続きは不要です。中止の場合は、前日までに予約者に連絡がいくようになっています。
会場となるのは、清和地域拠点複合施設「おらがわ」のグラウンドです。無料駐車場、トイレ、手洗い場などの施設が完備されています。
このイベントは、君津市が推進する「市民が主役のまちづくり事業支援制度」の採択事業として開催されています。地元住民の活性化や地域の魅力を発信する取り組みとして、注目されています。
「君津の朝めし」は、単なる食事体験イベントではなく、地域の魅力や文化を肌で感じることができる、貴重な体験ができるイベントだと感じました。
特に印象的だったのは、地元の高齢者の方々が「羽釜炊き名人」として参加者に指導している点です。高齢化が進む地域において、昔ながらの技術や文化を次世代に伝承しようという、地域住民の温かい思いが伝わってきました。参加者も、名人の方々から直接指導を受けることで、羽釜炊きの奥深さや楽しさを実感できるのではないでしょうか。
また、薪割りや羽釜炊きの体験を通して、普段何気なく食べているご飯のありがたみを感じることができると同時に、地域の人々との交流を通して、君津市の魅力を再認識できる点も素晴らしいです。参加者は、都会の喧騒を離れ、自然豊かな環境の中で、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
さらに、イベントを通して、地域経済の活性化にも貢献できる点も注目すべき点です。地元産の食材や資源を活用し、地域住民の雇用創出にもつながる可能性があります。
しかし、一方で、お米の価格高騰の影響で、参加費が値上がりする可能性がある点は、少し残念に感じました。イベントの趣旨を理解した上で、参加費の値上げは致し方ないことだとは思いますが、より多くの人に体験してもらうためには、参加費を抑える工夫も必要かもしれません。
全体として、「君津の朝めし」は、地域住民と参加者が共に楽しめる、非常に有意義なイベントだと感じました。都会に住む人々にとっては、普段体験できない貴重な経験を提供し、地域住民にとっては、地域の魅力を発信し、活性化を促す効果が期待できます。
このイベントを通じて、参加者は君津市の魅力を再発見し、地域への理解を深めることができるでしょう。また、地元の食材や文化に触れることで、食の大切さや地域社会とのつながりを感じることができるはずです。
今後も、「君津の朝めし」が発展し、多くの人々に愛されるイベントになっていくことを期待しています。