認定NPO法人Cloud JAPANは、2024年7月より保育士向けの「保育士版ふるさとワーキングホリデー」(以下、保育ワーホリ)を提供開始します。このプランは、都市部で働く保育士が、地方での保育業務や子育て支援活動を通して、自身のキャリアや働き方を見つめ直す機会を提供することを目的としています。
保育ワーホリは、気仙沼市における官民協働のプラットフォーム団体「けせんぬま子育てコレクティブインパクトプラットフォーム”コソダテノミカタ”」との連携事業として展開されます。参加者は、気仙沼市内の保育施設で実際に保育業務に携わったり、地域の子育て支援活動を見学したりすることができます。
プラン料金は10,000円(保育学生は5,000円)で、滞在期間や内容は参加者のニーズに合わせて設定されます。さらに、首都圏の保育士の利便性を考慮し、滞在場所や滞在中のコンテンツも充実させています。
昨年度の実験事業では、全国から14名の保育士・潜在保育士・保育学生が参加し、そのうち2名が気仙沼に移住しました。参加者の多くは、気仙沼での保育体験を通して、自身の保育観や働き方に対する意識が変化したと語っています。
Cloud JAPANは、保育ワーホリを通じて、気仙沼圏の豊かな保育環境を実現することを目指しています。地域にとっても価値あるサービスを提供することで、地域全体の活性化にも貢献したいと考えています。
保育士版ふるさとワーキングホリデーは、都市部で働く保育士にとって、自身のキャリアや働き方を見つめ直す絶好の機会となるでしょう。気仙沼での保育体験を通して、都会では得られない経験や学びを得ることができ、自身の保育観や働き方に対する意識が大きく変化する可能性があります。
また、地方での保育業務や子育て支援活動を通して、地域社会とのつながりを感じ、新たな自分を見つけることができるかもしれません。移住を検討している保育士にとっても、気仙沼での生活を体験し、地域への理解を深める良い機会となります。
このプランは、保育士の主観的ウェル・ビーイングの向上に貢献するだけでなく、地域活性化にも繋がる可能性を秘めています。今後の展開に期待が高まります。