小林鷹之氏、初の単著で国家ビジョンを提示!『世界をリードする日本へ』9月18日発売
自民党総裁選に出馬した小林鷹之氏の初の単著が9月18日に発売。中曽根康弘氏への憧憬から始まった政治家としての歩み、そして経済安全保障政策など、氏が描く未来の日本像が明かされます。グローバルサウスとの連携強化や宇宙産業の競争力向上など、具体的な国家戦略も必見です。
小林鷹之氏、初の単著で国家ビジョンを提示!『世界をリードする日本へ』9月18日発売
自民党総裁選に立候補中の小林鷹之氏が、初の単著『世界をリードする日本へ』を9月18日に出版します。本書は、小林氏が長年抱き続けてきた「世界をリードする日本」というビジョンを具体的に示した、いわば政治家としての決意表明と言えるでしょう。
小林氏が政治家を志したきっかけは、小学校6年生の頃に中曽根康弘元首相の外交手腕に感銘を受けたことでした。その後、大蔵省(現・財務省)に入省し、米国大使館勤務中に日本の政治に対する不信感を抱き、政治家への転身を決意します。2012年の衆議院選挙で初当選を果たし、2021年には経済安全保障担当大臣に就任するなど、経験と実績を積み重ねてきました。
本書では、小林氏が総裁選出馬前から構想していた国家ビジョンが明らかになります。具体的には、外交戦略、宇宙産業、憲法改正といった3つの柱が提示されています。
まず、外交戦略では、特定の国への依存度を下げ、グローバルサウス諸国との連携強化を図り、経済成長や国益の確保を目指します。次に、宇宙産業では、日本が主導権を握り、競争力向上と新規市場開拓を進めることを目指します。さらに、憲法改正では、緊急時における政府の対応能力強化や、自衛隊の違憲論への終止符を打つための改正案が提案されています。
小林氏は、40代で大臣に抜擢された経験から、「これからの日本の舵取りは、私たち世代が主体的に担わなければならない」と強く訴えます。本書には、小林氏のリーダーシップや思考法が凝縮されており、読者に多くのヒントと刺激を与えてくれるでしょう。
本書は、小林鷹之氏の政治家としての歩みと、未来の日本に対する強い思いが詰まった一冊です。日本の未来に関心を抱く全ての人に、ぜひ読んでいただきたい一冊と言えるでしょう。
【小林鷹之氏プロフィール】
1974年千葉県生まれ。東京大学法学部卒業後、大蔵省に入省。ハーバード大学ケネディ行政大学院修了。2012年衆議院議員選挙で初当選(現在4期)。2016年防衛大臣政務官、2021年経済安全保障担当大臣、内閣府特命担当大臣(科学技術政策・宇宙政策)に就任。2024年8月、自民党総裁選に出馬表明。
【書誌情報】
タイトル:世界をリードする日本へ
著者:小林鷹之
発売日:2024年9月18日
ISBN:978-4-569-85814-2
判型・製本:四六判並製
ページ数:232ページ
定価:1,760円(税込)
発行:株式会社PHP研究所
小林鷹之氏の初の単著『世界をリードする日本へ』を読みました。本書は、単なる政治家の主張にとどまらず、小林氏のこれまでの経験や思想、そして未来への展望が丁寧に描かれており、非常に興味深く読み進めることができました。
特に印象的だったのは、小林氏が政治家を目指した原点である中曽根康弘氏への憧憬と、米国大使館勤務中に感じた日本の政治に対する危機感です。これらの経験が、小林氏の政治家としての原動力になっていることが伝わってきました。
また、本書では、外交戦略、宇宙産業、憲法改正という3つの柱を軸とした国家ビジョンが提示されています。グローバルサウス諸国との連携強化や宇宙産業における日本の競争力向上など、具体的な政策目標が示されており、小林氏の国家に対する深い洞察と、未来への強い意志を感じることができました。
さらに、小林氏のリーダーシップや思考法についても、本書を通じて垣間見ることができました。大臣として活躍する中で培ってきた経験や、周囲から「コバホーク」と呼ばれるほどの行動力、そして人々を惹きつける魅力的なリーダーシップは、まさにこれからの日本を担うリーダーにふさわしい資質と言えるでしょう。
しかし、本書は単に未来への希望だけを提示しているわけではありません。日本の現状における課題や、国際社会における複雑な状況も冷静に分析されており、小林氏の現実的な問題意識も伝わってきました。
全体として、本書は、小林鷹之氏の政治家としての信念と、未来の日本に対する強い想いが凝縮された一冊です。政治に興味がある方だけでなく、日本の未来に関心を抱くすべての人に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。小林氏の提示するビジョンが、日本の未来をより良い方向へと導く一助となることを期待しています。
また、本書は、単なる政策論にとどまらず、小林氏のパーソナルな部分も垣間見ることができ、より人間味あふれる人物像を知ることができました。これは、政治家としての魅力を高める要素の一つであり、読者にとって、小林氏への理解を深める上で役立つのではないでしょうか。
今後、小林氏が自民党総裁選でどのような活躍をするのか、そして本書で提示されたビジョンがどのように実現していくのか、注目していきたいと思っています。