フジッコ、初の「子ども参観日」開催!社員の子どもたちが職場体験
フジッコ株式会社は、社員の子どもたちを対象とした「フジッコ子ども参観日」を神戸本社で開催。食育授業や職場見学を通して、家族の絆を深め、働きがい向上を目指す取り組みを紹介。社員のモチベーション向上にも大きく貢献した様子が伺えます。
フジッコ、初の「子ども参観日」開催!社員の子どもたちが職場体験
神戸市に本社を置くフジッコ株式会社は、8月22日、従業員の子どもたちを対象とした初の「フジッコ子ども参観日」を盛況のうちに終えました。18名の小学生が参加し、普段はなかなか見られない親の職場を体験する貴重な機会となりました。
このイベントの目的は、単なる職場見学ではありません。フジッコが掲げる「ダイバーシティ宣言」や「健康経営」に基づき、家族コミュニケーションの促進、食育を通じた健康意識の向上、そして何より社員の働きがいを高めることを目指した取り組みです。
当日は、まず「豆」をテーマにした食育授業を実施。クイズ形式で豆の種類や栄養価を楽しく学びました。その後は、フジッコ製品を使ったミニクッキングに挑戦。子どもたちは、自分と働く親のために、豆や昆布、惣菜を使ったお弁当作りに励みました。見た目にもこだわったお弁当は、午前中の仕事を終えた親と一緒に味わう、特別な時間となりました。
食育授業とミニクッキングに続き、いよいよ職場訪問。各部署を回り、社員の仕事内容を説明を受けました。普段は見られない親の働く姿、職場の雰囲気に触れ、中には社長室見学や専務取締役との面会を果たす子どももいたようです。
イベント後、参加した保護者従業員へのアンケートを実施したところ、全員が仕事へのモチベーション向上を実感したと回答。子どもたちの「一生懸命働いてかっこいいと思った!」という感想や、「働く」「仕事」への関心の芽生えを期待する声などが聞かれ、このイベントが家族にとってかけがえのない思い出になったことが窺えます。
フジッコは、今後も育児支援をはじめとする従業員の働きがい向上に積極的に取り組み、企業理念である「創造一路」の実現を目指していくとしています。今回の「子ども参観日」は、企業と従業員、そして家族をつなぐ、素晴らしい取り組みの成功例と言えるでしょう。
フジッコの「子ども参観日」を取材し、その温かさ、そして企業の真摯な姿勢に深く感銘を受けました。単なるイベントではなく、社員の働きがい向上、家族の絆強化、食育という複数の目的を巧みに融合させた、非常に戦略的な取り組みだと感じます。
特に印象的だったのは、子どもたちが自らお弁当を作り、それを働く親と食べるというシーンです。この小さな行動の中に、家族の温かさ、そして子どもたちの親への理解が感じられました。食育授業も、単なる知識の伝達ではなく、楽しく学ぶ工夫が凝らされており、子どもたちの興味関心を高めることに成功していたと思います。
アンケート結果からも、このイベントが社員のモチベーション向上に大きく貢献したことが明らかです。子どもたちの視点を取り入れることで、企業は社員の頑張りを改めて認識し、感謝の念を深めることができるのではないでしょうか。これは、企業と従業員の関係性をより強固にする、素晴らしい方法だと考えます。
しかし、このイベントの成功は、フジッコの企業文化や社員の意識の高さがあってこそだと思います。社員一人ひとりが、家族を大切にし、仕事への責任感と誇りを持ち、そして会社が社員を尊重する、そんな好循環が生まれているからこそ、このような素晴らしいイベントが実現できたのではないでしょうか。
「子ども参観日」は、単なる人事施策にとどまらず、企業の社会的責任を果たす、一つのモデルケースとして注目に値すると思います。他の企業も、フジッコの取り組みを参考に、社員と家族の幸せを追求する、より良い職場環境づくりを目指していくことを期待します。そして、この取り組みが、日本の企業文化全体を変えるきっかけとなることを願っています。