【炎上】「本のアカデミー賞」候補の作家・八木沢里志 編集者から受けた過去の屈辱告白「小学館か?」 

小説家の八木沢里志氏は自身の旧Twitterで、出版社から受けた屈辱的な経験を告白しました。彼の小説「森崎書店の日々」は海外で翻訳され、欧米でベストセラーとなり、英国のブリティッシュ・ブック・アワードにノミネートされるなど高い評価を受けています。

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小説家の八木沢里志氏は自身の旧Twitterで、出版社から受けた屈辱的な経験を告白しました。彼の小説「森崎書店の日々」は海外で翻訳され、欧米でベストセラーとなり、英国のブリティッシュ・ブック・アワードにノミネートされるなど高い評価を受けています。

投稿では、編集者との過去の出来事を綴り、海外での成功に対して信頼できるエージェントに全てを任せていることを明かしました。デビュー時に編集者から屈辱的な言葉を浴びせられた記憶や、原作に対する不当な扱いについても触れています。

編集者が「森崎書店の日々」を否定的に評価し、映画化においても原作への不当な扱いを受けたことを告白しており、「こんな作品書かなきゃよかった」と思うほどに落胆した経験も吐露しています。しかし、多くの人に喜んでもらえる作品となり、自らが書いてよかったとの確信を得ていることをつづっています。

Twitterより

概要はこうです。
某出版社が協賛している某地方文学賞に僕の書いた『森崎書店の日々』という作品が大賞を受賞。さらにその作品が、ある映画監督の目に留まり、とんとん拍子で映画化されることに。
そこで僕の担当となったA氏という男性が登場。高圧的で権威主義、巷でたまに見かけるお店の店員さんに超偉そうな態度をとってしまう残念な人だった。僕にも会った瞬間からタメ口、くん呼びだった。一応こっちはデビューまもないとは言え、作家。でも彼が僕を作家扱いしてくれることは、とうとう一度もなかった。

会った時から、A氏は新人でおまけにいかにも社会活動が苦手そうな僕を完全に見下しにかかってくる。あらゆる侮辱の言葉を投げつけ、「こんなの、映画になっても売れるわけない」と笑い、「このくらいで自分を作家となんて思わない方がいい。賞金200万もあんな作品でもらえて楽でいいね。俺も書こうかな」と揶揄してくる。さらには映画のプロデューサーや関係者の前で「原作は全然大したことなかったけど、映画は素晴らしかったです」と力のある相手には擦り寄り、僕をけなす。
ただでさえ、内気で自分に自信もないただの青年だった僕。もうその頃には心がズタズタで、とにかくこの状況から逃げたいとしか思っていなかった。嬉しいはずの出来事が地獄みたいな日々となり、人間不信になりそうに。

おまけにもっと最悪なことが起きる。本が出版される段階になって、賞の主催側(某地方文学賞)が著作権を寄越せと迫ってくる。その目的はよくわからなったけれど、映画化するにあたり、作品を好きに扱いたいというのと、手柄を自分たちだけのものにしたいという思惑だったらしい。
当然、僕はその要求を突っぱねた。A氏に「著作権は渡さない」と告げると、意外にも彼も「ああ、それは常識的にありえない。今度会ったらそう言ってあげるから大丈夫」と請け負ってくれた。
これで一安心。そう思って次の話し合いに行くと、なぜかA氏は主催者側に完全に寝返り、僕を「心が狭い。いいから著作権くらい寄越せ」となじってきた。
素人に毛が生えただけの僕でも著作権を手放すことの意味することはなんとなくわかった。だからもう、ここだけは譲れないと徹底抗戦することに。それで「そんなことになるくらいなら、映画化もなしでいい。全てなしでいい。二度と連絡しないでください」と通告。

慌てた主催者側は、「とにかく話し合いがしたい」と後日こちらに要求。今度こそ建設的な話し合いができるかと期待して行ってみれば、なぜかA氏まで待ち構えていて、僕を取り囲む。話し合いどころか、ただの吊し上げだった。
関係者に取り囲まれた中でA氏が僕をいかにも軽蔑したように一言。
「君が欲しいのは金か? 名誉か?」
まるで、作家気取りのとんでもない独りよがりのクソガキが駄々を捏ねて周囲の大人を困らせている、とでも言いたげな口調だった。

結局どうなったかと言えば、相手の要求を僕がほぼ飲む形で終わった。弁護士に相談するとかも考えたけれど、映画の公開日は迫っていたし、いろんな人に迷惑を掛けられないと思った。何より、もう疲れてしまって、この人たちに二度と会わないで済むならそれでいいと思うようになっていた。
作品に愛着を持つから、こんなに苦しいんだ。それならもう、作品を大事に思うのはやめよう、と思った。こんなの自分の書いた作品じゃない。家に置いてあった自著も処分した。それぐらいもう、心が折れていた。

そういうわけで、僕は『森崎書店の日々』という作品においては著作権を長年持っていなかった。この辺りから僕の記憶はストレスのせいでかなり断片的になってしまっていて、どういう契約をしたか細かいところは忘れてしまった。
でも、印税は全て向こうに入ることになったことだけは間違いない。(ちょっとややこしいのだけど『森崎書店の日々』は一冊の本の中の半分にあたり、書き下ろしに『桃子さんの帰還』という作品が収録されている。なので、僕は『桃子さんの帰還』の分だけの印税をもらっていた)。

そして映画などの作品の二次利用の際には、©️(著作権マーク)のあとに本来作品名と作者名が入るはずが、映画を観たら僕のクレジットは見事に入っていなかった。公開初日の舞台挨拶にすら僕は呼ばれず、僕の代わりに主催者のお偉い方たちがスターのように最前列に出席。それでも母がどうしても観たいと言うので、席をとって欲しいと関係者に頼むと、さんざん迷惑そうにされてから席を確保したと言われ、チケット代を全額請求される。なので、僕は自分の作品の舞台挨拶を一般客として観ることになった……。

この先もまだ結構いろいろあったのだけど、とにかくハイライトとしてはこんなところです。

ネットの反応

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