2024年3月、東京・神保町にオープンしたばかりのギャラリー「New Gallery」にて、クリエイティブユニット「CCMS」による夜間限定の仮設“展”舗「CCMS experiment OBON」が開催される。
「CCMS」は、2000年に結成された、コヤマシゲト、草野剛、野中愛によるクリエイティブユニット。アニメーションやプロダクト、イラストレーションなど、様々な分野で活動を行っている。本展では、2023年秋にアメリカ・ニューヨーク州SOHOにあるギャラリーNowHereにて開催された「SHIGETO KOYAMA CCMS experiment OBAKE」で発表されたプロダクトを中心に展示される。
今回の「CCMS experiment OBON」では、お盆をテーマにしたニュープロダクトも展示される予定。ニューヨークでの展示では、CCMSが長年関わってきたアニメーションやプロダクトを、現代の「民藝」と捉え、その魅力や新たな可能性と価値を多くの人に発信した。本展では、その考えをさらに発展させ、日本の伝統文化であるお盆と現代のクリエイティブを融合させた新たな作品が披露される。
また、期間中は、CCMSとゆかりのある、撲殺.com(錦織敦史、若林広海、コヤマシゲト)、ライターの宮昌太朗、株式会社ボンズ代表取締役 南雅彦を招いたトークイベントも開催される。各回30名限定で、抽選での参加受付となる。
「CCMS」が作り出す創造的な思考と表現が生み出した夜間のみの仮設“展”舗「CCMS experiment OBON」。夏の夜、神保町で、CCMSの世界に触れてみてはいかがだろうか。
「CCMS experiment OBON」は、単なる展示会ではなく、クリエイティブユニット「CCMS」の活動そのものを体感できる機会となるだろう。ニューヨークでの展示を踏まえ、日本の伝統文化であるお盆をテーマにしたニュープロダクトがどのようなものになるのか、今から楽しみである。
また、トークイベントも注目すべきポイント。クリエイター同士の熱いトークセッションは、新たな視点やインスピレーションを与えてくれるに違いない。
「CCMS」が作り出す世界観は、従来のアートやデザインの枠を超えた、ユニークで魅力的なものである。夜間限定という形式も、普段とは異なる空間を作り出し、来場者に特別な体験を提供してくれるだろう。