関東最大級のバラのテーマパークとして知られる「京成バラ園」では、2024年10月5日（土）から11月24日（日）まで、秋のシーズンイベント『Party of Roseful Moment～マッドハッターのお茶会とアリスのクロッケー～』を開催します。

秋のバラは、春に咲いたバラのアンコール開花とも呼ばれる「アンコールブルーム」で、春とはまた違った魅力があります。特に今年は、バラの香りのピークシーズンと重なるため、バラ好きにとっては特別な時間となるでしょう。さらに、毎年秋に発表される新品種のバラ「ローズヌーボー」が、今年は5品種も登場します。

今年のイベントは、「不思議の国のアリス」をテーマに、園内が華やかで幻想的な雰囲気に彩られます。特に注目は、初開催となる「マッドハッターのお茶会」です。若手声優らが執事を演じ、ゲストをおもてなしする、ここでしか味わえない特別な体験ができます。普段は入ることのできないバックヤードを通って会場へ向かう演出や、執事との会話、バラやアリスに関する豆知識、朗読など、まるで物語の中に迷い込んだような気分を味わえます。

また、アリスツアーズのクリエイティブチームが手がけた「マッドハッターのお茶会」の再現エリアでは、アトラクションさながらのリアルな体験ができます。会場は、通常は入れない「裏庭のアトリウム」で、高さ3メートルのトランプのアーチや空中に浮かぶリンゴのデコレーションなど、遊び心満載の空間となっています。お茶会で提供されるスイーツは、有名パティシエがプロデュースした、アリスの世界観を表現した特別仕様のガトー・パルフェです。

さらに、アリスとハートの女王がクロッケーを楽しむシーンを再現した体験エリアも新設されます。19世紀のイギリスで流行したクロッケーは、日本ではあまり馴染みのないスポーツですが、バラ園では、フラミンゴのマレットやハリネズミのボールなど、原作をイメージした演出で、誰でも気軽に楽しめるように工夫されています。

昨年デビューしたアトラクション「アリスツアーズ」も秋バージョンで登場します。ウォーターガンエリアの新演出や、英国風レトロカーの秋仕様デコレーションなど、秋ならではの景色とスリル満点の体験を楽しむことができます。

その他にも、庭園を一望できる「ハートの女王の展望台」や、アリスのブランコ、オリジナルキャラクター「ディーとダム」のグリーティングなど、バラ園ならではのイベントが盛りだくさんです。

ハロウィン期間には、バラのライトアップやジャックオーランタン探し、マシュマロ焼き体験など、夜も楽しめるイベントも開催されます。

秋のバラ園で、アリスの世界を満喫してみてはいかがでしょうか。

京成バラ園の秋のイベントは、バラの美しい香りに加え、アリスの世界観が融合した、まさに夢のような体験でした。

まず、マッドハッターのお茶会は、想像以上に本格的で、まるで物語の中に迷い込んだかのような気分に浸れました。若手声優の執事の方々は、キャラクターに扮しながらも、自然体でゲストと接してくれ、居心地の良さを感じました。バラ園のバックヤードを通って会場へ向かう演出や、執事の方々との会話、アリスの世界観に合わせたスイーツなど、細部にわたる演出が素晴らしかったです。

アリスツアーズも、スケールアップした内容で、大人も子供も楽しめるアトラクションとなっていました。特に、ウォーターガンエリアの新演出は、ハラハラドキドキしながらも、爽快感があり、印象的でした。

また、クロッケー体験は、普段なかなか触れることのないスポーツなので、新鮮な体験となりました。フラミンゴのマレットやハリネズミのボールなど、アリスの世界観に合わせたアイテムを使うことで、より一層楽しめました。

そして、ハートの女王の展望台からは、バラ園の美しい景色を3メートル上から見下ろすことができ、今までとは違った視点でバラ園を楽しむことができました。

全体的に、バラ園の美しい景色とアリスの世界観が調和し、五感を刺激する素晴らしいイベントでした。バラ好きはもちろんのこと、アリスの世界観が好きな方、新しい体験を求めている方など、幅広い層に楽しめるイベントだと思います。

ただ、人気イベントのため、事前予約やチケット購入は必須です。特に、マッドハッターのお茶会は、すぐに満席になってしまう可能性が高いので、早めの予約がおすすめです。

また、イベント期間中は、混雑が予想されますので、時間に余裕を持って来園することが大切です。

それでも、京成バラ園の秋のイベントは、忘れられない思い出をプレゼントしてくれる、貴重な機会になるでしょう。ぜひ、この機会に、バラの香りとアリスの世界に浸ってみてください。