9月25日、東京・ベルサール神田にて、「クノール®カップスープ」の新CM発表会が開催されました。5年ぶりのCMキャラクター交代で、注目を集める女優の河合優実さんが21代目CMキャラクターに就任。コーンクリーム、ポタージュ、オニオンコンソメの3種類をフィーチャーした新CMが、9月25日より全国で順次放送開始となります。

発表会では、味の素株式会社コンシューマーフーズ事業部スープグループの鈴木博之氏より、2024年度の新コミュニケーション戦略が発表されました。現代の多様なライフスタイルにおいて、家族で食事をする機会の減少という課題に対し、「クノール®カップスープ」の豊富なラインナップが、家族の団らんのきっかけづくりに貢献できると説明。新CMでは、河合優実さんが、家族の温かい食卓を演出するキーパーソンとして起用されたことが明かされました。

河合さんは、CMオファーを受けた際の感想として「クノールといえばコーンクリーム」というイメージがあったと語りながらも、今回のCMではコーンクリームだけでなく、ポタージュ、オニオンコンソメの魅力も伝えることを期待している様子でした。CM撮影エピソードでは、共演した子役の渋谷そらじくんとの微笑ましいエピソードを披露。撮影中真面目なそらじくんが、スープを飲む瞬間だけ子供らしい姿に戻る様子に、会場は笑いに包まれました。

3種のスープの中で河合さん自身を例えるなら？という質問には、「複数の野菜が溶け込むポタージュのように、私にも様々な側面がある」とコメント。さらに、意外な一面として絵を描くことを明かし、絵画教室に通っていた経験などを語ってくれました。

発表会では、河合さんが3種類のスープを試食し、それぞれのシチュエーションを語る場面も。コーンクリームは「実家の朝食」、ポタージュは「早朝のロケバス」、オニオンコンソメは「自作夕食のプラスワン」と、それぞれのスープにぴったりの情景を思い浮かべていました。また、「ポタージュなお年ごろ」篇のCMにちなんで「大人になったな」と思うエピソードとして、一人暮らしを始めた経験を語ったり、6つの野菜がとけ込むポタージュの奥深さになぞらえ、共演する先輩俳優から学ぶことが多いと語ったりと、多角的な魅力を見せてくれました。

最後に、河合さんは「この冬、『クノール®カップスープ』を食べる皆さんが、家族でスープの好みを語り合ったり、3種類のスープで毎日を彩ってもらえたら嬉しいです」と、新CMへの期待を込めたメッセージで発表会を締めくくりました。

今回の「クノール®カップスープ」の新CM発表会は、河合優実さんの魅力と、商品の良さを効果的に融合させた、見事なイベントだったと言えるでしょう。5年ぶりのCMキャラクター交代ということもあり、期待感も高まっていましたが、河合さんの自然体で飾らない姿、そして、CM撮影秘話やプライベートなエピソードを交えたトークは、会場全体を温かい雰囲気で包み込みました。

特に印象的だったのは、3種類のスープを試食する場面。それぞれのスープに合わせた、河合さんの自然なリアクションと、具体的なシチュエーションを語る様子は、視聴者にとって非常に親近感を感じさせ、商品への興味関心を高める効果があったのではないでしょうか。単に商品を紹介するだけでなく、河合さんのパーソナルな部分も垣間見ることができ、彼女自身の魅力と商品の魅力が相乗効果を生み出していた点が素晴らしいです。

また、CM撮影エピソードで語られた子役とのエピソードも、会場の笑いを誘うだけでなく、河合さんの人柄の良さを示す一幕となりました。こうした温かい雰囲気は、商品ブランドイメージの向上にも大きく貢献するでしょう。

全体として、発表会は単なる商品発表会という枠を超え、河合優実さんと「クノール®カップスープ」の新たな魅力を発信する場として成功していたと思います。新CMも、発表会で感じた温かさと親近感を反映したものになっていると期待し、今後の展開に注目したいと思います。

さらに、現代社会における家族の食事の機会減少という課題に対して、「クノール®カップスープ」が家族団らんのきっかけとなる存在になりうるというメッセージも明確に伝わってきました。このメッセージは、単なる商品宣伝を超え、現代社会の問題提起にもつながるものであり、深い感銘を受けました。発表会全体を通して、商品、ブランド、そして、それを彩るキャラクター、全てが調和して素晴らしい結果を生み出していたと思います。