株式会社GENDA GiGO Entertainmentは、ベトナムに初進出する「GiGO」の2店舗をオープンすることを発表しました。
2024年9月25日(水)にオープンする「GiGO Vincom Mega Mall Grand Park」は、ホーチミン市郊外の大規模開発エリアに位置する大型商業施設内にオープンします。高層オフィスやマンション、公園などが集まるこのエリアは、利便性の高いショッピングスポットとしても注目を集めています。プレオープン時にはGiGOのロゴや内装が公開され、現地SNSでも話題となり、ベトナムでのGiGOへの期待の高さが伺えます。
もう1つの店舗「GiGO Vincom Plaza 3 Thang 2」は、ホーチミン市中心部の「バータンハイ通り」に面した大型商業施設「Vincom Plaza 3 Thang 2」の3階に、2024年9月28日(土)にオープンします。ベンタイン市場やノートルダム大聖堂など、観光客にも人気のエリアに位置し、多くの人々が集まる中心部からの集客も見込まれています。
どちらの店舗も、日本のゲームセンターとベトナムの人気コンテンツを融合したアミューズメント施設として、クレーンゲームやバスケットボールゲーム、音楽ゲームなどを設置。さらに、日本の人気キャラクターグッズや景品も豊富に用意する予定です。
GiGOは、日本のアニメなどの「推し活」を楽しむファンにも注目しており、GiGO限定景品の展開やイベント企画を通して、ベトナムの顧客に独自のエンターテイメントを提供していく予定です。
さらに、両店舗では日本の伝統的な舞台美術「松羽目」を空間デザインに採用しています。これは、日本の文化を世界に発信したいというGiGOの思いから生まれた取り組みです。総本店や大阪道頓堀本店でも採用された「松羽目」は、今回「CHIKIRI PROJECT」との協業により、海外店舗では初めて導入されました。創業138年の「金井大道具」が、日本国内で製作した部材を空輸し、現地で施工することで、日本が誇る舞台美術とゲームセンター文化が融合した、繊細で大胆なエンターテイメント空間を創出しています。
GiGOは、今後もベトナムの顧客に革新的なエンターテイメントを提供し、ゲームのオアシスとして発展していくことを目指しています。
GiGOのベトナム進出は、日本のゲームセンター文化を海外に広げる上で大きな一歩となるでしょう。ホーチミン市の中心部と郊外に2店舗をオープンし、クレーンゲームや体感ゲームなど、日本とベトナムのエンターテイメントを融合させた空間を提供する点は、非常に魅力的です。特に、日本の伝統的な舞台美術「松羽目」を空間デザインに採用した点は、日本文化の海外発信という観点からも注目すべき点と言えるでしょう。
今回の進出は、単にゲームセンターを海外に展開するだけでなく、日本とベトナムの文化交流を促進する役割も担う可能性を秘めていると考えられます。GiGO限定景品やイベント企画などを通して、ベトナムの人々に日本のアニメやキャラクターへの興味関心を高める効果も期待できます。
また、GiGOが目指す「ゲームのオアシス」というコンセプトは、現代社会において人々がストレスから解放され、リフレッシュできる場を提供するという意味で重要です。GiGOは、単なるゲームセンターではなく、人々が集い、交流し、笑顔になれるようなコミュニティスペースとしての役割も担うことができるでしょう。
ただし、海外進出には課題も存在します。ベトナムの顧客のニーズや嗜好を的確に把握し、それに合わせたサービスを提供することが重要です。また、競合となる現地のエンターテイメント施設との差別化を図ることも課題と言えるでしょう。
しかし、GiGOはこれまで培ってきたノウハウと、日本文化を融合させた独自のエンターテイメントを提供することで、ベトナムの顧客の心を掴み、成功を収める可能性は十分にあると考えられます。今後の展開に期待が高まります。