人気漫画『セクシー田中さん』の原作者、芦原妃名子さんが亡くなったことを受け、日本テレビがドラマ化に関する認識の齟齬について調査報告書を公表しました。これに対し、日本テレビの石沢顕社長は、「ドラマの制作関係者や視聴者の皆様にお詫び申し上げます」と謝罪しました。

問題の発端は、去年10月から放送されたドラマ『セクシー田中さん』の制作過程での脚本をめぐるトラブルです。芦原妃名子さんは制作過程でのトラブルを自身のブログで明かし、その後、亡くなりました。日本テレビは、外部の有識者とともに行った調査の結果を公表し、原作の変更の許容範囲について芦原さんと小学館の原作側と日本テレビ側との意見が一致しなかったことを明らかにしました。

報告書によれば、芦原さんは「キャラを破綻させるような安易な改変は作家を傷つけます」と厳しい指摘をしていました。芦原さんのブログには、「ドラマ化するなら『必ず漫画に忠実に』」との条件が記されていましたが、この条件についても日本テレビと小学館との間で認識の齟齬があったとされています。

この発表を受けて、SNS上では様々な反応が寄せられました。「死人に口なし」といった厳しい声や、「仕事向いてないからやめたほうがええな」といった意見が飛び交いました。また、「先に攻撃してたのは原作者やったんか」や「編集が言い直してるのであればただの事実陳列罪なのでは」といったコメントも見られました。

一部のユーザーからは、「お前脚本降りろ」との厳しい意見や、「放送5分で脚本家が変わったことに気づく有能ガルちゃん民好き」といった冗談交じりのコメントもありました。他にも、「ミステリもこいつなのが嫌すぎる」「もうこいつに仕事させんな」と、脚本家に対する強い不信感を示す声もありました。

また、今回の事件に対して「水原事件と本質一緒やろ」と指摘するユーザーもおり、「重要なやり取りで間に利害一致してない人間挟んだらこうなる」との意見が出ています。

他にも、「死んだら損やな」や「アニメ脚本やけども仕事が遅くていつも修正が間に合わないタイミングで脚本を出してくるからってことで監督に苦言を呈された女脚本が『言い方がムカつく。あんな人とは優しく物語は作れない』ってプロデューサーに泣きついて監督が下ろされるなんて胸糞事件もあったわね」と、過去のトラブルを引き合いに出すコメントもありました。

一方で、「大学出たての新入社員メンタルでよく生きてきたな」や「『なんで指摘されないといけないんですか私女なんですけど』」といった風刺的なコメントも飛び交い、議論は過熱しています。

さらに、「そもそも原作通りにすらできないなら仕事向いてないやろ」と原作に忠実であるべきとの意見や、「プロデューサー(女)、脚本家(女)、編集(女)、原作者(女)」と性別に絡めたコメントも見受けられました。

このような反応に対して、「模範のような他責思考」や「ならオリジナルのもの書けばええやん。アホなの？」といった辛辣なコメントもあります。

今回の事件は、多くのファンや視聴者にとって衝撃的であり、SNS上での議論は続いています。ドラマ制作における透明性やコミュニケーションの重要性が改めて問われています。