【物議】「セクシー田中さん」調査報告書、日テレが芦原先生を『難しい作家』扱い! → 批判殺到

 日本テレビは5月31日、昨年10月期放送のドラマ「セクシー田中さん」原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題について、社内特別調査チームによる調査結果を発表した。調査報告書によると、芦原さんはドラマ制作中に制作サイドに対して「不信感」を抱いていたことが明らかとなった。

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 日本テレビは5月31日、昨年10月期放送のドラマ「セクシー田中さん」原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題について、社内特別調査チームによる調査結果を発表した。調査報告書によると、芦原さんはドラマ制作中に制作サイドに対して「不信感」を抱いていたことが明らかとなった。

調査結果によれば、ドラマは放送から約7カ月前の今年3月に制作に取り掛かったが、原作が連載中であったため、ドラマの9、10話はオリジナルストーリーとなる見込みだった。制作サイドはプロットや脚本を原作サイドに送り、了承を得た上で進めていたが、エピソードの入れ替えや登場人物の言動について、芦原さんから「キャラブレ」の指摘を受けることもあった。これに対し、一部シーンの撮り直しも行われたという。

ネット上では、この報告書に対する批判の声が多く寄せられている。あるユーザーは、「なにが難しい作家だよこちらは真剣に物語作ってるんだよ。こっちは当たり前のことを言ってるだけなんだよ。それが難しく見えちゃうわけ?」と憤りを示し、別のユーザーも「小学館側が芦原先生を『難しい作家』と言っているのが堪えた。作家として原作を大事にしようとすると『難しい作家』呼ばわりになる。この認識から変えていかないとまた同じような悲劇が繰り返されてしまう」と懸念を表明した。

さらに、「セクシー田中さんの報告書を流し読みしたが、芦原先生とドラマの制作陣とで、表現者としての格というか、感度が、理解力が、大人と子供のレベルで違うようなんだが。その感度や頭の良さゆえに、『難しい作家』なんて言われていたのだから、さぞ生きづらかっただろうな、と」と、芦原さんの苦悩を思いやる声もあった。

また、「『難しい作家』という言い方は、これでもかなりソフトな表現で、実際は『面倒くさい作家』と言われてたと思うんだわね…。面倒くさいけど売れてる原作の上前は跳ねたかった、っていう裏が透けて見えちゃうんだな」という意見や、「作家として真っ当なことを主張するだけで『難しい作家』呼ばわりされるのか」という厳しい意見も多かった。

他にも、「小学館側からも原作にこだわりがある作家さんが難しい作家さんという認識があるのがかなしい。出版社側は原作者側ってわけでもない部分が見える」と、出版社の対応に疑問を呈する声もあった。

原作へのこだわりが強い作家が「難しい作家」とされる現状に対して、「原作ありきの仕事で、原作者は実写化スタッフには神として崇められて当然の存在や。そんな当たり前すら理解せず、原作人気に集るだけのハエなんぞ、百害あって一利無しやわ」と、原作の重要性を訴える意見も見受けられた。

日本テレビは今回の調査報告書を通じて、今後の改善策を模索する必要があるが、原作者の意向を尊重する姿勢が求められている。芦原妃名子さんの急死を巡る問題は、今後のドラマ制作における原作と制作サイドの関係性を見直す契機となるだろう。

ネットの反応

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